活動報告


当クリニックの緩和ケア認定看護師の活動報告

あさのクリニックの緩和ケア認定看護師の大塚の活動報告です。

講師として

12月7日、岡山市立市民病院で開催された、岡山市立市民病院緩和ケア推進委員会研修会の講師をつとめるご縁を頂きました。

「人生の、最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」、インフォームドコンセント(説明と同意)、
シェアード・ディシジョン・メイキング(共同意思決定)などの説明や事例などから、双方向のコミュニケーションを重ねる
ことの過程が大事であることなど、支援者としていつも心がけておく、大切なことなどを改めて気づく機会でした。
当日は当院スタッフもオンラインで聴講する機会を頂き、クリニックから参加しました。

 

 

 

 

 

 

 

岡山県緩和ケア認定看護師会

12月10日、大塚が幹事で岡山県緩和ケア認定看護師会が開催されました。
コロナ禍になり、定例会はオンライン開催になっていたそうですが、今回は県内の緩和ケア認定看護師の方が、久しぶりに会場に集まり、
来場が難しい方はオンライン参加のハイブリッド開催となりました。

当クリニックの訪問診療患者さんの事例を話題提供し、がんの疼痛緩和を含めて、在宅生活を支える支援などを、初の試みとして、総社市の訪問看護ステーションの看護師、ケアマネジャーである看護師の方も来場いただき、それぞれの視点を出し合い、充実したディスカッションが行われていました。

スタッフ募集

☆訪問診療のご希望対して、スムーズに対応できるよう、一緒に外来診療、訪問診療を中心に当院の業務に取り組む、職員を募集中です。
求人情報ページ https://asanoclinic.com/recruit.html
エントリーフォームがありますので、当クリニックの仕事に興味のある方、転職を考えている方、
あさのクリニックで働きたいと思っていただいている方、皆さんから直接お問い合わせいただくのを心よりお待ちしています。
よろしくお願い申し上げます。
 
2022/12/11

映画「人生をしまう時間(とき)」上映会&お仕事説明会 当院看護師感想

9月3日に総社市にあるFLCBを会場に、映画「人生をしまう時間(とき)」の上映とあさのクリニック看護師お仕事説明会を開始しました。

以下の文章は、主催者である、当クリニックの看護師で緩和ケア認定看護師の大塚がこの度の映画の感想と看護師としての働きについて記載をしたものです。

ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・--・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
9月3日クリニック職員員なので、2回同じドキュメント映画を観る事ができた。「人生しまう時間」は、以前偶然テレビを観て印象に残っていた。
テレビで特に印象に残っていたのは、介護する娘と肺がん末期の父親との生活。全盲の娘の声掛けのトーンの声に、それを愛溢れた父親の言葉の間が印象に残っていた。映画で再度観ると、その家に行く度に主治医の医師が運転する道のりが印象に残る。この角を曲がるとあの親子の家の柿の木が見え、あの玄関に入るのだと、と脳裏に残っている。その間も、色んな患者宅に入っていく、この家は犬の声、この家は2階に上がる等その家その家に入る時の風景が残る。また、話の中で熟れた柿の匂いも話にあった。
訪問診療同行看護師を日々していると、このように脳裏に残っている道なりが出る。その時に痛みが取り切れず悔しくなったり、笑顔のご家族で医師と笑って帰った道だったり、あの時間(とき)その時間(とき)を脳裏に残っていることが前に出て思い出す。しかし、次の家次の施設と、前に進んでいるので辛さだけを振り返ってはいない。
この映画監督が、日々の死に対峙していると、疲弊されお寺に駆け込んで禅をしたと書かれていた。自分自身は、看護師人生約30年する中辛くなり前に進めなかったことはない。医療者自身が、知識があることでもあるが、私達医療者は黒子と思っている。また訪問診療同行看護師は、運転だったり、採血、点滴、処置等行っている。しかし、黒子として、医師が気づかない雰囲気や患者家族の変化に気づく事がある。そこで黒子なりの前に出て、気づいたことを声かけて、コミュニケーションを広げている。そこが、あきらめずその人となりをみつめて、相手の思いの中に入っている。
最期は亡くなるが、それまでの出来ることはない何かを、医師と一緒に悩み、考え、他の事業所などに連絡している。しかし、映画の中の数年2階から降りれない高齢の女性を夫が介護の場面。ベットを入れて、表情や言葉が、変わる場面です。この場面は、今迄診療の中でも、あったなぁと、また自分の中で脳裏の患者や家族、あのコタツだったり、猫を思い出す。医療者が出来る事は、その人やその家族の雰囲気も変えてしまう時間になると思い出した。
何が正解ではない、その時のタイミングと堀越先生も言われていた。色んなタイミングで、一期一会の出会いがあり、その人の人生の時間に関わり事が出来る仕事は、他にはないと、思っている。毎日が、学びの出会いで、この映画を1日2回見ると、なお一層、観る視点や字幕や音の印象も変わった。親子の最期の時間を、うどんを食べていた時の父と、同じように喉仏で看取りを対応したのは、とても感覚が実感した。

緩和ケア認定看護師 大塚美智子

ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

☆訪問診療のご希望対して、スムーズに対応できるよう、一緒に外来診療、訪問診療を中心に当院の業務に取り組む、看護師、医師、相談員(医療ソーシャルワーカー)の募集をしています。

求人情報ページ https://asanoclinic.com/recruit.html

看護師求人ページ https://asanoclinic.com/recruit/nurse.html#rec_kangoshi
医師求人ページ  https://asanoclinic.com/recruit/doctor.html
相談員求人ページ https://asanoclinic.com/recruit/social-worker.html

各求人ページには、エントリーフォームがありますので、当クリニックの仕事に興味のある方、転職を考えている方、
あさのクリニックで働きたいと思っていただいている方、皆さんから直接お問い合わせいただくのを心よりお待ちしています。
よろしくお願い申し上げます。

2022/09/06

開催報告 映画「人生をしまう時間(とき)」上映会&お仕事説明会

9月3日に総社市にあるFLCBを会場に、映画「人生をしまう時間(とき)」の上映とあさのクリニック看護師お仕事説明会を開催しました。

映画「人生をしまう時間(とき)」(C)NHK 

2019年に岡山市のシネマ・クレールでの劇場上映をしている際に、院長と相談員の私と、他事業所になりますが、ケアマネの方、訪問看護の方、別のクリニックの看護師の方と一緒に足を運び、視聴後には感想などをお互いに話をしたことがこの映画の出会いです。
この映画の前には、映画の紹介にも記載があるように、以前NHKスペシャルで放送されていたため、見たことがある場面もあるものでした。

無意識に「影響」うけ、変化する

2019年に私が視聴した際の私の感じた一言メモがありました。
・リアルな人生のしまいのときの場面、コミュニケーション仕方などのいろいろ考える事ができた。
・堀越先生のコミュニケーション、小堀先生のコミュニケーションなどが印象的。
・大事なので普通にやってしまう『支援』がその人らしさ、その人の『力』を奪ってしまう可能性に気づかされる場面は、とても印象的。
この度の上映会の主催者として、繰り返し見る機会となり、その時に感じた、感情や気づきを思い出しつつ、こんな場面があったなあ、出演されている方々の言葉をもう一度聞き、さらに新しい気づきをいただきました。
私が、上映会の際に参加した皆さんの前でコメントをいたしましたが、
『この映画を見たことで、映画の様々な場面や出演されている方の一言一言が、気づかないうちに私の自分の行動や考え方に『影響』を受けていたのだろうな、無意識に変化していたのだろうな』と感じる機会となりました。

当日は、計34名の方が上映会に来ていただく、ご縁をいただきました。
映画の内容から、医療福祉専門職の方が多かったですが、クリニック近隣の方もご来場いただきました。

このような機会をいただいた、出演されている皆さん、制作や上映に携わった多くの方に大変感謝しております。

 

 

 

 

 

 

いただいた感想を一部紹介します(映画の内容の部分など、省略や変更をしている感想もあります)
・仕事で聞いていた事がリアルにスクリーンの中に描かれていて、現場の医師、看護師、ケアマネ、本人、家族のありのままの姿やその場の空気も伝わって来て、ドキュメンタリーの良さがありました。
・在宅での看取りは、医療やケアマネ、ヘルパー、訪問入浴等、たくさんのサービスがあって、成り立つと思う。
・本当にこういう医療を自分がしたいと思います。これからも、人との関係性を大切にできる仕事をしていきたいと、改めて思いました。
・最近、初期のがんが見つかった友達、年をとっていく祖父母のことを思い浮かべつつ見させて頂きました。
・死ぬということは生きている以上当たり前にあるのだなぁということを改めて感じ、人生の過ごし方は、人それぞれ、自分が思っているよりも早く細かく変化していくのだなぁと思った。
・訪問医療を通して、看取る家族の物語を受け取りました。
・最後の時、自分の家族だったらどうか、自分自身だったらどうか、関わっている医療従事者だったらどうか、と様々な視点で観させていただきました。
・看取りの場における本人,家族,様々な職種の方々の様子を拝見できたのは貴重な経験となりました。
・在宅医療と病院とのちがいに気付けた気がします。こちらの勝手な思い込みで患者さんにベストな環境を作ったつもりでも患者さんには患者さんの思いがある…私たちが困った患者さんだと思ってた患者さん自身が一番困ってたのかもしれないと反省しました。
・病気の状態だけではなく、家族や患者さんとのこれまでの生き方、関わり方、思いなど、人を診ていく難しさを感じました。
・色々な形で人それぞれ人生のしまう時間が違うという事を映画を通して改めて気付かされた気がします。
・在宅医療を学ぶ映画と思いきや、自宅で過ごしたい、家族と過ごしたいなど、いろいろな患者の思いとを見せられ、家で過ごすことがどういう事なのかを考えさせられた。
・医療側の生活しやすさと自宅で住み慣れた環境での本人の感じる過ごしやすさは必ずしも同じではない。
・在宅での生活、本人や家族にとってどういった生活が正解なのか考えさせられました。
・私自身、年齢もまあまあだから参考になりました。
・人生の最後を考えることができました。総社に生まれて、訪問看護の事よくわかり安心しました。
・自分も同じ様に親の介護をしてきたので、病人も大変ですが、介護している人の気持ちを少しでも軽くしてもらえたらと思います。

といろいろな感想をいただきました。

映画の予告編が、下記の公式WEBサイトから視聴ができます。
◆映画公式WEBサイト&SNS
 

お仕事説明会

また、上映会後は、多くの方が当クリニックの看護師からの仕事の内容についてもお聞きいただきありがとうございました。
クリニックのホームページを使い、簡単にですが、外来での看護師の役割、訪問診療での同行看護師についてお伝え出来たのでないかと思っています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
写真=落合由利子         
 
新型コロナウイルス感染症で蔓延状況で出席できなかった方もいると思います。
短い告知期間と広報媒体が主にSNSであったこと、感染対策のための人数制限などを考慮していたこと等、不備があったと覆いますが、
ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

この度の活動

この度の企画は、地域の皆さん(住民及び専門職の方も含め)との交流と在宅医療についての啓発活動に加え、
当院が現在募集している、医師・看護師・相談員(医療ソーシャルワーカー)の求人活動もかねていました。

☆訪問診療のご希望対して、スムーズに対応できるよう、一緒に外来診療、訪問診療を中心に当院の業務に取り組む、看護師、医師の求人に加えて、相談員(医療ソーシャルワーカー)の求人を求人情報のページに掲載しています。

https://asanoclinic.com/recruit.html

看護師求人ページ https://asanoclinic.com/recruit/nurse.html#rec_kangoshi
医師求人ページ  https://asanoclinic.com/recruit/doctor.html
相談員求人ページ https://asanoclinic.com/recruit/social-worker.html

直接当クリニックへお問い合わせください。心よりお待ちしています。よろしくお願い申し上げます。

 
2022/09/06

七夕のしつらい

七夕の飾り

7月7日は七夕ということで、待合に七夕のお飾りをしつらいました。

七夕といえば、短冊に願い事を書いて竹に飾りましたね。わが子も幼稚園で七夕飾りを作ったようで、自宅の観葉植物にお飾りと短冊が・・・・。総社市役所の1階ロビーにも、七夕の笹竹が飾ってありました。

由来

この、七夕行事について調べてみると・・・

 中国の「星祭伝説」と「乞巧奠(きこうでん)」の行事、日本古来の「棚機つ女」の伝承、水で穢れを払う伝承や夏の収穫感謝祭など、それらが複合して各地の七夕の習慣ができあがったようです。

小さいころから親しんできた七夕行事ですが、笹の葉に七夕飾りや短冊を下げたのは江戸時代からといわれており、昔は短冊ではなく、梶の葉(梶は神に捧げる神木として尊ばれていた)に願い事を書いたようです。

七夕の歌にも歌われている「五色の短冊」の五色は、古代中国の思想 五行説に由来する色で、あお(緑)・赤・黄・白・黒(紫)は、自然界の「木、火、土、金、水」を表しているとのこと。

色々と意味があるんですね。

当院の待合は

当院では、鹿の巻筆と梶の葉のお飾りをしつらいましたが、この「鹿の巻筆」は昔から奈良の春日大社で祝詞や願分を書くのに神鹿の毛を用いて造られた筆を使っていた事に由来しており、芯に鹿の毛を用い、先を五色に染め、軸の後ろには五色の御幣がついています。

この筆で願いごとを書くと願いが叶うとか・・・。

季節を感じる

当院待合での時間、少しでも季節を感じていただけると嬉しく思います。

2022/06/29

在宅~救急~在宅でのかかわりからの振り返り

2021年12月6日、私たちの訪問診療をさせていただいている方の経過を振り返る座談会が開催されました。(個人情報を多く扱うため、かかわった機関のみの参加)

これまで患者さんの振り返りの場は何度か行ってきましたが、参加者は在宅を支援していた方だけで行っていました。

この度は、経過の中で救急搬送をうけいれていただいた倉敷中央病院の救急科、総合診療科の医師の方から企画を提案いただき、ZOOMでのオンラインと会場のハイブリットで行いました。

在宅の主治医として救急搬送するときに、どのように患者さんや家族さんの想いを伝えたのか。なぜ、その想いも伝えたのか。

その想いとともに救急搬送、治療を受け入れをしていただいた、倉敷中央病院の救急科の医師や入院を受け持った総合診療科の医師がどのように考え、どのように家族に説明をしていたのか。

救急受け入れから入院そして退院までの経過。そして、短期間の入院の間にどのような退院後の生活支援のために動いていたのか、退院後の生活はどのような支援をしているか、それぞれの場面でかかわった医師で、リレー方式でふりかえり、ポイントポイントで、意見交換を行いました。

お互いに知らなかったことについて知る機会になり、『顔の見える関係』の大事さと奥深さと難しさを感じる機会でした。

倉敷中央病院の医師が救急受け入れから退院までの間に、家族へどんな病状を説明したという結果だけでなく、その説明の際にどのように考えていたのかも知ることができ、

その患者さんを知るクリニックの職員としてうれしさで感動しました。

このような振り返りの機会をいただいた、患者さんとその生活をささえているご家族へ、この場をお借りし御礼申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当院からは、医師はもちろん、看護師、事務、相談員も参加し、普段は連携で伝えていただく、入院中の経過について、さらに深い部分を聞くことができたと感じています。

企画していただいた、倉敷中央病院救急科、総合診療科の皆様、そして参加していただいた一緒に在宅生活支援をしている事業所の方々誠にありがとうございました。

ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

診療体制強化のために医師と看護師の募集をしています。
詳細は、求人情報のページをご確認ください。   https://asanoclinic.com/recruit.html

医師募集ページ https://asanoclinic.com/recruit/doctor.html

看護師募集ページ https://asanoclinic.com/recruit/nurse.html#rec_kangoshi

上記のページのご確認いただき、各ページのエントリーフォームを活用ください。

電話でのお問い合わせの際は、折り返し連絡先をお聞きし、担当者から改めてご連絡させていただきます。

当院での業務にご興味がある皆様からの直接の求人に対するお問い合わせを心よりお待ちしています。

ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

2021/12/06



あさのクリニック

あさのクリニック
診療案内
  • 一般内科
  • 老年精神科
訪問診療
月曜日~金曜日
9:00〜17:00
休診日
土曜日・日曜日・祝祭日