先日、当院の見学研修に医療事務・秘書の業務をされている方が見学研修に来院され、感想をいただきました。
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この度はお忙しい中、外来診療見学や、訪問診療に同行させて頂きありがとうございました。クリニックの外観やホームページからうかがえる、あたたかさや丁寧さ、優しさなどが、そのまま感じられる1日となりました。
午前中の外来見学でまず感じたことは、先生と患者さんと距離の近さでした。身体の距離はもちろんですが、心の距離の近さも伝わってきました。昔、尊敬する医師が、「患者さんの身体に直に触ってみないと何もわからない」とおっしゃっていたのを思い出しました。浅野先生も、患者さんと向き合い、しっかりと身体に触れ、五感でしっかり患者さんを診ておられると感じました。
昨今、電子カルテの普及で、カルテ記録のためにPC画面とにらめっこをしながら診療する現場を多く見かけます。仕方のないことなのだと思いますが、患者さん側としては、不安や不信感に繋がりかねない事と思います。浅野先生は、そういうところにも気を配りながら慎重に診療されているのが伝わりました。そのため、診療自体の効率が下がっているのも、大きな問題だとおっしゃっていて、まさにその通りだと思いました。時間をかけて丁寧に診療する事で、患者満足度は上がるかもしれませんが、それだけ一人一人の待ち時間が増え、診療実人数の増加にもつながりません。しかし、医師不足やその他いろいろな課題がある中、患者さんと真摯に向き合うことは、医療の原点であり、忘れてはならない初心だと思います。医師に限らず、私たちのような事務業務でも、それは必要不可欠なことだということを改めて教わりました。
医療事務・医療秘書としての仕事に色々行き詰っていた私に対して、浅野先生は、「事務スタッフは、病院(クリニック)の顔であるべき」とおっしゃいました。確かに、優しく丁寧な受付をしてもらえると、それだけでここはいい病院だ、と思う事があります。多少先生が怖い方でも(笑)、帰るときに優しく接してもらえると、ただただ満足して帰れるものです。当たり前のことかもしれませんが、目に見えないものを日々意識しながら業務をこなす事の大切さを再認識できました。
午後の訪問診療では、患者さんやご家族の安心感がとても強く伝わってきました。患者さんやそのご家族の抱える問題、医療面に限らず社会的資源など、幅広く相談にのり解決や調整に向けお力を尽くされていると感じました。傷病によって体や心が不自由となっても、 住みなれた家で過ごしながらの治療や療養を希望される方はたくさんおられると思います。今回の訪問診療の中でも、ベッド上の生活となっている方で、ご家族で九州にでかけられる予定の方がおられました。大変遠方で、ご本人にも、ご家族の方々にも相当な負担であろうと思いました。しかし、浅野先生の訪問診療で、長旅の不安や体調面について色々相談され、心身共に安心し、「気を付けて楽しんで来てください!」といういってらっしゃいの言葉により、患者さんやご家族の方の心からの笑顔をみることができました。あぁ、こういうところだな!と深く感動しました。
まだまだ在宅医療の充実には遠い現実がありますが、その中で高い意識を持ち、最善の医療提供にむけご尽力され、それによる目の前の課題や壁を乗り越えようとする姿に感銘を受けました。そして、浅野先生の掲げる偉大な妄想(構想?)についても、とても共感でき、夢にむかって今を頑張るという、とても単純ですが難しい、なんだか懐かしい気持ちを思い出しました。目まぐるしく変化していく社会の中で、医療の現場で自分がどう向き合い関わっていくか、もう一度考え、行動していこうと思いました。
最後になりましたが、このような機会を与えていただき、また、優しく接していただき、浅野先生をはじめスタッフに方々に心より感謝申し上げます。
P.S. あさクリフリーペーパー10月号の間違い探し、全部見つけることができました♪
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研修・見学のご希望の方は、当院のホームページの求人情報ページをから、診療研修・見学申込書
をダウンロード。 申込書ご記入の後、郵送もしくはFAX 頂きますと、改めてご連絡差し上げます。
これまで、医師・医学生・看護師・薬剤師・事務職の方、医療事務を目指す方が見学研修に来院し
ています。
現在、あさのクリニックでは、一緒に診療を行う医師(常勤・非常勤)の募集を行っています。
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