クリニックブログ


7月号 フリーペーパー Vol.124 【訪問診療】通院が大変になってきたら考えるタイミング

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訪問診療では、医師が施設を定期的に訪問し、診察やお薬の管理、健康相談などを行います。年齢を重ねたり、病気や認知症などで通院が難しくなっても、住み慣れたご自宅や施設で安心して医療を受けながら生活を続けることができます。

早めの相談が、安心して暮らし続けるための第一歩になります。

  • 足腰が弱くなった
  • 車いすになった
  • 送迎する家族の負担が大きい
  • 自宅で療養したい
  • 医療処置が必要
  • 薬の管理に不安がある
  • 病院へ行くことを嫌がる
  • 待ち時間が負担になる
  • 家族だけでは対応が難しい

在宅医療では、病状の管理、苦痛の緩和、
残された大切な時間を支えるお手伝いを行っています。

Q.電話したらすぐ訪問してくれるの?

A.いいえ、事前に訪問日の決定が必要です。
訪問診療は計画的に医師や看護師が訪問し、診療を行うため、事前に相談・申込みが必要です。

初回の訪問までは以下の手順が必要となります。

①ご相談:主治医、ケアマネジャー、包括支援センター等へ連絡
②状況確認:現在の病状や生活状況をお話を伺いながら確認
③ご説明・ご契約:訪問診療の内容をご説明し、ご契約
④訪問日調整:医師・看護師の訪問日を調整し、診療を開始

②~④は、当院相談員が窓口となりしっかりサポートします。

Q.急に具合が悪くなったらどうするの?

A.状況に応じて、電話相談や「往診」で対応します。

※往診とは、医師が緊急時などにその都度自宅へ訪問し、診療を行うことです。

Q.まだ早いかもしれないと思うのですが、相談してもいい?

A.もちろんです。在宅医療は、困ってからではなく、困る前に相談することでより安心して療養生活を続けることができます。
「通院が大変になってきたな」と感じたら、お気軽にご相談ください。

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2026/07/03

痩せるための肝臓ケア

あさのクリニック管理栄養士です。

先月のブログ 
「食べてないのに太る、、、痩せない、、、」の悩みにお答え!は、
読んでいただけたでしょうか?

先月からの続編として、今月は「痩せるための肝臓ケア」についてお話していきます。

肝臓のお話に入る前に、基本的なことを整理しておきましょう。

1日の消費エネルギー

私たちの消費エネルギーは大きく3つに分けられます。

  • 基礎代謝:生きているだけで使うエネルギー
  • 身体活動量:運動、家事、仕事など動くことにより消費するエネルギー
  • 食事誘発性熱産生:食べ物を消化吸収するエネルギー

最も大きいエネルギー消費は「基礎代謝」です。
基礎代謝とは、呼吸、心拍、体温維持、内臓の働きなど、「生命維持」に使われるエネルギーです。

重要なのは、筋肉だけが代謝を決めているわけではないということです。実は内臓も非常にエネルギーを消費しています。

臓器・組織における安静時代謝

下の表をご覧ください。この表はヒトの臓器・組織における安静時代謝量です。

臓器・組織重量 (kg)エネルギー代謝量
(kcal/kg/日)
エネルギー代謝量
(kcal/日)
比率 (%)
全身70.0241700100
骨格筋28.01337022
脂肪組織15.04.5704
肝臓1.820036021
1.424034020
心臓0.34401459
腎臓0.34401378
その他23.21227716

ここで注目したいのが『肝臓』です。

肝臓は体重の2%ほどしかありませんが、基礎代謝全体の約20%を担うとされています。
骨格筋とほぼ同じくらいの消費エネルギーがあるのです!

つまり、肝臓が元気に働ける状態かどうかで痩せやすさは大きく変わります。


肝臓は糖質、脂質、タンパク質の代謝の中心です。
さらに、血糖コントロール、脂肪燃焼、解毒、胆汁分泌なども担っています。肝臓が疲れると、脂肪をうまく燃やせない状態になってしまいます。

肝臓が疲れやすくなる習慣は

などがあげられます。

特に近年増えているのが「脂肪肝」です。アルコールを飲まない人でも、糖質過多や運動不足で起こります。
脂肪肝は初期症状がほとんどありません。

しかし、

  • 疲れやすい
  • 食後に眠い
  • 痩せにくい
  • 健診でALT、γGTPが上昇

などの形で現れることがあります。

①タンパク質をしっかり摂る

肝臓の修復材料になるため、できるだけ毎食タンパク質のおかずを食べるようにしましょう。

ただ、気を付けていただきたいのが、おかず中心の食事にしてしまうと脂質の摂りすぎになることもあるので注意が必要です。揚げ物や炒め物ばかりにならないよう、茹でたり、蒸したり、調理方法も見直してみましょう。

日本人の食事摂取基準によると、

1日の推奨量は
18~64歳の男性は65g65歳以上の男性は60g18歳以上の女性は50gとなっています。

腎不全等の疾患がありタンパク質の制限が必要な方はこの限りではありません。

逆に筋トレなど運動をされている方は食事摂取基準の量だと足りない場合があります。
ご自身の活動量に合わせて調整しましょう。

②「空腹時間」を作る

空腹時間を作る目的は、食事を抜くことではなく肝臓や消化器官を休ませることです。
食事や間食が続くと、肝臓は糖や脂質の処理を休みなく行うため負担がかかります。
一方、食後しばらくして空腹状態になると、身体は蓄えたエネルギーや脂肪を利用し始めます。

まずは

など、できそうなことから始めてみましょう。

食べる時間と休む時間のメリハリをつけることが、肝臓の働きを助け、脂肪を燃やしやすい体づくりにつながります。

③果糖の摂りすぎに注意

果糖は果物にも含まれていますが、注意していただきたいのは、清涼飲料水や菓子、アイスなどに使われる「果糖ぶどう糖液糖」です。

果糖ぶどう糖液糖とは、でんぷんを酵素で分解して得たぶどう糖の一部を果糖に変換し、果糖を50%以上含むように調整した液状の甘味料です。

果糖はぶどう糖と違い、多くが肝臓で代謝されます。そのため過剰に摂取すると、肝臓で中性脂肪が作られやすくなり、脂肪肝や肥満の原因につながります。
また、液体で摂る糖質は吸収が早く、満腹感を得にくいため、知らないうちに摂取量が増えている、、、ということになります。

ジュースやスポーツドリンク、加糖コーヒーなどを日常的に飲む習慣がある方は要注意です。
まずは、飲み物を水やお茶に変えるだけでも、肝臓への負担を減らすことにつながります。

最近ではドレッシングやソース、調味料まで幅広く使用されています。食品表示を確認し、果糖ぶどう糖液糖を摂りすぎないよう意識してみましょう。

④睡眠を軽視しない

肝臓は日中休みなく働き、夕方には朝よりも小さくなることが知られています。そして睡眠中にエネルギーを補充し、細胞の修復や再生を行うことで本来の大きさや機能を回復させます。
そのため、睡眠不足が続くと肝臓の回復が追いつかず、糖や脂質の代謝にも影響が出やすくなります。

また、睡眠不足は食欲を増やすホルモンを増加させ、高カロリーなものを欲しやすくすることもわかっています。

東洋医学の考えで「子午流注」という体の働きと時間の関係を表したものがあります。
肝臓は丑の刻、午前1時〜3時とされています。肝臓が排毒・解毒・老廃物の処理等を行い、浄化された血液を生成するピークの時間帯です。

夜型であったり、この時間帯に目が覚めてしまっても、1時~3時の間は横になり目をつむるようして肝臓の回復を促しましょう。

まとめ

「痩せる=運動」と思われがちですが、実際には、内臓がしっかり働ける状態が土台です。

 特に肝臓は代謝の司令塔です。

こうした日々の積み重ねが、脂肪を燃やしやすい体をつくっていきます。

まずは “肝臓を疲れさせない生活” から始めてみましょう。

出典:厚生労働省 健康日本21アクション支援システム

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2026/07/01

見学来院報告(2026年6月)看護師さん

看護師さんが見学に来られ、感想をいただきました。

外来と訪問診療を終日見学くださいました。

見学の感想をいただきましたので、ご紹介させていただきます。

感想紹介

6月12日(金)

先日は見学をさせていただきありがとうございました。

ACPについて学ぶようになってから、難しさやジレンマを感じることがありました。あさのクリニックで働いている職員の皆さんは常に患者さんや家族の価値観を大切にコミュニケーションをとっておりACPを大事にしていることがわかりました。

訪問診療でも患者さんや家族を話をして、優しく寄り添っている場面をみて今後の自分の参考にしたいと思いました。

病棟では経験できないとこを色々学ばせてもらいすごく勉強になりました。業務でお忙しい中、私にたくさんのとこを教えていただき本当にありがとうございました。

勉強したことを臨床で活かせるように頑張りたいと思います。

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2026/06/26

見学来院報告(2026年6月)看護師さん

看護師さんが、あさのクリニックの見学に来てくださいました。

見学会の感想をいただきましたので、紹介させていただきます。

感想紹介

2026年6月10日
この度は、ご多忙の中、貴重な見学の機会をいただき誠にありがとうございました。

今回の見学を通して、これまで漠然としたイメージしか持てていなかった地域医療・在宅医療について、実際の現場を拝見しながら多くのことを学ばせていただきました。

特に印象的だったのは、急性増悪時や緊急訪問への対応だけでなく、複数の疾患を抱える患者様の慢性疾患管理や人生の最終段階に至るまで、継続的に関わりながら支援されている姿でした。在宅での生活を支えるために、患者様やご家族が理解しやすい言葉で病状や経過、治療方針について丁寧に説明され、一人ひとりの思いや価値観を尊重しながら関わられていることが大変印象に残りました。

また、患者様やご家族の考え方や価値観を理解するために解釈モデルを活用されていることを学びました。日頃の病棟業務では、忙しさを理由に患者様の思いを十分に伺う時間を確保できていないこともあり、改めてその重要性を実感しました。今後は限られた時間の中でも、患者様一人ひとりの思いや価値観に耳を傾けることを意識し、日々の看護実践に活かしていきたいと考えております。

ACPの場面を見学させていただいた際には、現時点で意思決定が難しい状況であっても、その状態を受け入れながら寄り添い続けることの大切さを学びました。意思決定を急がせるのではなく、患者様やご家族が考える過程そのものを支援する姿勢が非常に印象的でした。今後、病棟から在宅医療へつないでいく場面においても、患者様やご家族の背景を理解し、病状説明の内容やその受け止め方を丁寧に把握しながら、退院後の生活を見据えた関わりを実践していきたいと思います。

さらに、看護師や事務職員の皆様がそれぞれの専門性を活かしながら役割を発揮し、チームの中で連携されている姿も大変印象的でした。適切にタスク・シフト/シェアを行いながら、職種の垣根を越えて患者様やご家族を支えておられる様子から、地域医療を支えるチーム医療の重要性を学ぶことができました。

また、在宅医療では患者様の生活そのものが支援の中心となるため、医療を提供することだけが目的ではなく、患者様が望む生活をどのように継続していくかをともに考え、その生活の中に医療をどのように取り入れていくかが重要であることを学びました。患者様やご家族の生活に寄り添いながら、ともに考え支えていく姿勢は、急性期病院で勤務する私にとっても大変学びの多いものでした。

加えて、在宅医療では自宅での状態変化に気付きにくく、徐々に悪化した結果として重症化し救急搬送となる場合もあることを学びました。その一方で、日頃から時間をかけて患者様やご家族と関わっているからこそ、急変時には受け入れる医療機関側との連携や対応も重要になることを実感しました。急性期病院で培った経験や視点が地域医療や在宅医療の場面でも活かされることを知り、医療の連続性について理解を深めることができました。

クリニックの皆様が患者様やご家族、そして地域医療に真摯に向き合われている姿勢や、温かく協力的な職場の雰囲気も大変印象的でした。皆様の熱意に触れ、多くの刺激と学びをいただきました。

今回の見学を通して、急性期医療のみならず地域医療・在宅医療の視点を持つことの重要性を学びました。今後は急性期から在宅までを見据えた幅広い視点を養いながら自己研鑽を重ね、患者様の生活を見据えた支援ができる医療者を目指してまいります。

改めまして、このような貴重な見学の機会をいただきましたことに心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。


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2026/06/23

「食べてないのに太る、、、痩せない、、、」の悩みにお答え!

あさのクリニック管理栄養士です。

気温も湿度もグッと上がって服装は薄着になり、体形が気になりだす時期でもある6月。

「そんなに食べていないのに太った」

「むしろ控えめにしているのに全然痩せない」

「甘いものは控えてるし、食べる量も意識している」

それなのに増えていく体重、変わらない体形。

「年齢のせい」「そういう体質」と自分を納得させようとしていませんか?

この悩み、とても多いんです。でも実はこれ、気のせいでも努力不足でもありません。
むしろ逆で、頑張っている人ほどハマりやすい落とし穴があります。

今月は「食べていないのに太る、痩せない」理由と、無理せず整えていく方法をお伝えしていきます。

原因1:食べなさ過ぎて代謝が落ちている

食事を減らしすぎると、体は「エネルギーが足りない」と判断します。
すると、できるだけエネルギー消費を抑える省エネ状態になります。
その結果、少しの食事でも太りやすくなってしまいます。

原因2:食べ方のバランスが偏っている

量が少なくても、内容によっては体に負担がかかることがあります。

例えば、

  • パンだけ
  • 甘い飲み物だけ
  • お菓子だけ

こういった食べ方は、血糖値が大きく上下します。
すると体は「余った分は脂肪としてためておこう」となるのです。


さらに血糖値が下がると、

  • 強い空腹感
  • 眠気  
  • イライラ

が出やすくなり、食欲も乱れます。

原因3:筋肉が減っている

食事量が少ない状態や、あまり動かない生活が続くと、筋肉が少しずつ減っていきます。
筋肉はカロリーを使う大切な組織なので、筋肉が減るとそれだけで消費エネルギーが落ちます。

また、冷えやすい、むくみやすい、疲れやすい、といった変化も出やすくなります。
体重は変わらなくても、脂肪が増えやすい体質に近づいてしまいます。

原因4:ホルモンの影響(特に女性)

女性の体はホルモンの影響を受けやすく、年齢や体調によってバランスが変わります。

その影響で、

  • むくみやすい
  • 脂肪がつきやすい
  • 食欲が増える

といった変化を感じることがあります。

また、腸内環境が乱れると、ホルモンバランスにも影響するため、腸の状態もとても大切です。

原因5:栄養不足(タンパク質、鉄など)

食事量が少ない方に多いのが、栄養不足です。

特に不足しやすいのが

  • タンパク質(肉・魚・卵、大豆製品)
  • 鉄分

これらが足りないと…

  • 筋肉が減る
  • だるくて動けない
  • 疲れやすい  

といった状態になります。

結果として、消費する力も落ちてしまい、痩せにくくなります。

では、どうすればいいのでしょうか?

①「ちゃんと食べる」ことから始める

「太りたくないから減らす」ではなく、体に必要なものをきちんと入れることが大切です。

特に意識したいのは、

タンパク質(肉・魚・卵・大豆)

野菜や海藻(食物繊維・ミネラル)

②食べる順番を意識する

同じ食事でも、食べ方食べ方で体への影響は変わります。

以前は「まず野菜から食べましょう(ベジタブルファースト)」と言われていました。
現在は、タンパク質や脂質も一緒に炭水化物より先に食べることで、血糖値の上昇をよりゆるやかにできることがわかってきました。

一皿ずつ順番に食べていくという極端なことはしなくて大丈夫です。

この順番にするだけで、血糖値の上がり方がゆるやかになります。

そして、食べ方も大切。

これだけでも体の反応は変わってきます

③甘い飲み物、間食を見直す

意外と多いのが、甘い飲み物やちょっとした間食です。
今まで習慣だった間食を一気にやめてしまうと、反動も大きいので全部やめる必要はありません。

  • 食べるタイミングを食後すぐにする。
  • お菓子を食べるときは一緒に飲むものを無糖にする。

など、工夫してご褒美時間を楽しみましょう。

また、食事と食事の間は食べること、甘い飲み物をやめることも大切です。
 

④少しだけ体を動かす

ハードで長時間の運動は必要ありません。

まずはウォーキング、軽いストレッチなど、無理なく続けられるものでOKです。
筋肉を減らさないことが太りにくい体づくりにつながります。

すでにウォーキングが習慣になっている方は、

  • ウォーキング中に30秒だけ早歩きを入れてみる
  • 30秒だけ大股歩きをしてみる

など時間を増やさず内容で負荷をかけてみる。

全く運動習慣がない方は、

  • TVを見ながらラジオ体操をする
  • 歯磨きをしながら踵上げをする 

など、〇〇しながらのながら運動をおすすめします。 

まとめ

  • ちゃんと食べる
  • バランスを整える
  • 少し動く

この3つを意識するだけでも、体は少しずつ変わっていきます。

頑張っているのに結果が出ないと、「もっと減らさなきゃ!」と思いがちです。
でもその逆で、体は“足りていない”ことでブレーキがかかっている状態かもしれません。


    
そして、もう一つ大切なことは「肝臓」です。来月は肝臓についてお話しようと思います。

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2026/06/04

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