クリニックブログ


8月号 フリーペーパー Vol.125 【医療費】2年に1度の改定がやってきた!今回のポイントは?

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病院やクリニックで受ける診療や検査、訪問診療などには、それぞれ国が決めた料金があります。これを診療報酬といい、2年ごとに見直されています。今回の改定による私たちの医療への変化を見ていきましょう!

「通院が難しくなっても住み慣れた自宅で暮らし続けたい」という希望を支えるため、病院・診療所・訪問看護・介護事業所の連携がさらに重視されています。

  • 病院への通院が困難になってきた
  • 通院の付き添いが難しい
  • 退院後の生活に不安がある
  • 認知症などの症状で介護が必要になってきた

マイナ保険証で同意のもと、お薬の情報や特定健診の結果、受診歴などを医師や薬剤師が確認できるようになり、より安全で質の高い医療につながることが期待されています。

  • お薬の重複を防ぎやすくなる
  • 飲み合わせを確認しやすい
  • 初診時でも必要な情報を共有しやすい

救急時にも役立つ場合があります

今回、患者さんの病気だけでなく、生活や介護も含めて継続的に支える医療が重視されています。

  • 体調の変化を早めに相談できる
  • 必要な専門医や病院につなげてもらえる
  • 通院が難しくなったときに訪問診療へ移行しやすい
  • 介護サービスとの連携がスムーズ

通院、在宅医療、介護サービス、そしてデジタル技術を活用しながら、皆さまが住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、医療の仕組みは少しずつ変わっています。あさのクリニックも、外来診療から訪問診療まで、地域の皆さまの暮らしを支える「かかりつけ医」として取り組んでいます。通院が難しくなった際は、訪問看護ステーションやケアマネジャー、病院などと連携しながら、ご自宅での療養をサポートしています。「自宅で診てもらう」という選択肢についても、お気軽にご相談ください。

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2026/08/04

夏こそ大切な血管ケア

あさのクリニック管理栄養士です。

先日、当院に通われている患者さんが血管年齢を測定してもらったところ、実際の年齢より-18歳だったと教えてくれました。

その方は1日3食バランスのよい食事をされているので納得の結果です。

日本人の死因上位に心疾患、脳血管疾患が含まれることを考えると、私たちの身体にとって血管はとても大切です。

血管年齢

血管について

血管は、心臓から送り出された血液を全身に運ぶ大切な通り道です。酸素や栄養素を届けるだけでなく、老廃物を回収する役割も担っています。

血管の総延長は約10万kmともいわれ、地球を約2周半するほどの長さがあります。

私たちが健康に生活するためには、この血管がしなやかでスムーズに血液を流せる状態を保つことが重要です。

血管は年齢とともにどうなる?

年齢を重ねると、血管の壁は少しずつ硬くなり、弾力性が失われていきます。これを「血管の老化」と呼びます。

若い血管はゴムホースのように柔らかく伸び縮みしますが、老化した血管は古いホースのように硬くなります。その結果、血圧が上がりやすくなり、動脈硬化のリスクも高まります。

さらに糖分の摂りすぎや喫煙、運動不足、睡眠不足、ストレスなども血管老化を加速させる要因になります。

血管年齢を改善する方法

血管の状態は年齢だけで決まるものではありません。生活習慣を整えることで、血管年齢の改善が期待できます。

①適度な運動

運動は血管を若返らせる最も効果的な方法の一つです。

ウォーキングや軽いジョギング、サイクリングなどの有酸素運動を行うと、血流が増え、血管の内側を覆う「血管内皮細胞」が刺激を受けます。すると一酸化窒素が産生され、血管がしなやかに広がります。

さらに、近年の研究では、運動によって骨髄から「血管内皮前駆細胞(EPC)」が動員されることが分かっています。EPCは傷ついた血管内皮を修復する働きを持つ細胞で、いわば血管の修理屋さんのような存在です。 

年齢とともにEPCは減少しますが、継続的な運動はその数や機能を高めることが期待されています。

適度な運動

②野菜や果物、魚を意識した食事

血管の老化には「酸化」と「慢性炎症」が深く関わっています。

野菜や果物に含まれるビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなどの抗酸化成分は、活性酸素による血管のダメージを抑える働きがあります。

また、青魚に含まれるEPAやDHAは血液を流れやすくし、炎症を抑える作用が期待されています。

日頃から、緑黄色野菜、海藻、きのこ、豆類、青魚を意識して取り入れていきましょう。

緑黄色野菜、海藻、きのこ、豆類

③糖分の摂りすぎを控える

血糖値が高い状態が続くと、余分な糖が体内のタンパク質と結びつき「AGEs(終末糖化産物)」が作られます。

AGEsは血管の弾力を低下させ、動脈硬化を進める原因の一つです。血管が硬くなることで高血圧や心血管疾患のリスクも高まります。

特に注意したいのが、清涼飲料水やスポーツドリンク、お菓子などに含まれる果糖ぶどう糖液糖です。

液体の糖は吸収が早く、血糖値を急上昇させやすいため摂りすぎには注意が必要です。 甘い飲み物を習慣的に飲むより、水やお茶を飲むようにしましょう。

糖分を控える

④質の良い睡眠

睡眠中は身体だけでなく血管の修復も行われています。睡眠不足が続くと交感神経が優位になり、血圧や心拍数が高い状態が続きます。また、炎症物質も増加し、血管への負担が大きくなります。

反対に、十分な睡眠が取れると血管内皮の機能が維持され、傷ついた血管の修復が進みやすくなります。

目安としては、6~8時間程度の睡眠を確保し、就寝前のスマートフォンや夜更かしを控えることが大切です。

質の良い睡眠

脱水と血管の関係

暑い夏は特に注意が必要です。

体内の水分が不足すると血液中の水分も減少し、血液が濃くなります。すると血液の流れが悪くなり、心臓や血管への負担が大きくなります。

高齢になると喉の乾きを感じにくくなるため、気づかないうちに脱水状態になっていることも少なくありません。「喉が乾いたら飲む」ではなく、こまめな水分補給が大切です。

特に起床時、入浴前後は意識して水分を摂りましょう。

脱水と血管の関係

まとめ

「血管も老化するから仕方がない」と思われがちですが、実際には生活習慣によって血管年齢は大きく変わることが分かっています。

適度な運動、バランスの良い食事、十分な睡眠、そしてこまめな水分補給。
このような毎日の積み重ねが、血管をしなやかに保ち、動脈硬化や生活習慣病の予防になります。

特に暑い8月は脱水による血液の濃縮が起こりやすい季節です。
今日の一歩が5年後、10年後の血管の健康につながります。

血管

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2026/08/01

7月号 フリーペーパー Vol.124 【訪問診療】通院が大変になってきたら考えるタイミング

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訪問診療では、医師が施設を定期的に訪問し、診察やお薬の管理、健康相談などを行います。年齢を重ねたり、病気や認知症などで通院が難しくなっても、住み慣れたご自宅や施設で安心して医療を受けながら生活を続けることができます。

早めの相談が、安心して暮らし続けるための第一歩になります。

  • 足腰が弱くなった
  • 車いすになった
  • 送迎する家族の負担が大きい
  • 自宅で療養したい
  • 医療処置が必要
  • 薬の管理に不安がある
  • 病院へ行くことを嫌がる
  • 待ち時間が負担になる
  • 家族だけでは対応が難しい

在宅医療では、病状の管理、苦痛の緩和、
残された大切な時間を支えるお手伝いを行っています。

Q.電話したらすぐ訪問してくれるの?

A.いいえ、事前に訪問日の決定が必要です。
訪問診療は計画的に医師や看護師が訪問し、診療を行うため、事前に相談・申込みが必要です。

初回の訪問までは以下の手順が必要となります。

①ご相談:主治医、ケアマネジャー、包括支援センター等へ連絡
②状況確認:現在の病状や生活状況をお話を伺いながら確認
③ご説明・ご契約:訪問診療の内容をご説明し、ご契約
④訪問日調整:医師・看護師の訪問日を調整し、診療を開始

②~④は、当院相談員が窓口となりしっかりサポートします。

Q.急に具合が悪くなったらどうするの?

A.状況に応じて、電話相談や「往診」で対応します。

※往診とは、医師が緊急時などにその都度自宅へ訪問し、診療を行うことです。

Q.まだ早いかもしれないと思うのですが、相談してもいい?

A.もちろんです。在宅医療は、困ってからではなく、困る前に相談することでより安心して療養生活を続けることができます。
「通院が大変になってきたな」と感じたら、お気軽にご相談ください。

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2026/07/03

痩せるための肝臓ケア

あさのクリニック管理栄養士です。

先月のブログ 
「食べてないのに太る、、、痩せない、、、」の悩みにお答え!は、
読んでいただけたでしょうか?

先月からの続編として、今月は「痩せるための肝臓ケア」についてお話していきます。

肝臓のお話に入る前に、基本的なことを整理しておきましょう。

1日の消費エネルギー

私たちの消費エネルギーは大きく3つに分けられます。

  • 基礎代謝:生きているだけで使うエネルギー
  • 身体活動量:運動、家事、仕事など動くことにより消費するエネルギー
  • 食事誘発性熱産生:食べ物を消化吸収するエネルギー

最も大きいエネルギー消費は「基礎代謝」です。
基礎代謝とは、呼吸、心拍、体温維持、内臓の働きなど、「生命維持」に使われるエネルギーです。

重要なのは、筋肉だけが代謝を決めているわけではないということです。実は内臓も非常にエネルギーを消費しています。

臓器・組織における安静時代謝

下の表をご覧ください。この表はヒトの臓器・組織における安静時代謝量です。

臓器・組織重量 (kg)エネルギー代謝量
(kcal/kg/日)
エネルギー代謝量
(kcal/日)
比率 (%)
全身70.0241700100
骨格筋28.01337022
脂肪組織15.04.5704
肝臓1.820036021
1.424034020
心臓0.34401459
腎臓0.34401378
その他23.21227716

ここで注目したいのが『肝臓』です。

肝臓は体重の2%ほどしかありませんが、基礎代謝全体の約20%を担うとされています。
骨格筋とほぼ同じくらいの消費エネルギーがあるのです!

つまり、肝臓が元気に働ける状態かどうかで痩せやすさは大きく変わります。


肝臓は糖質、脂質、タンパク質の代謝の中心です。
さらに、血糖コントロール、脂肪燃焼、解毒、胆汁分泌なども担っています。肝臓が疲れると、脂肪をうまく燃やせない状態になってしまいます。

肝臓が疲れやすくなる習慣は

などがあげられます。

特に近年増えているのが「脂肪肝」です。アルコールを飲まない人でも、糖質過多や運動不足で起こります。
脂肪肝は初期症状がほとんどありません。

しかし、

  • 疲れやすい
  • 食後に眠い
  • 痩せにくい
  • 健診でALT、γGTPが上昇

などの形で現れることがあります。

①タンパク質をしっかり摂る

肝臓の修復材料になるため、できるだけ毎食タンパク質のおかずを食べるようにしましょう。

ただ、気を付けていただきたいのが、おかず中心の食事にしてしまうと脂質の摂りすぎになることもあるので注意が必要です。揚げ物や炒め物ばかりにならないよう、茹でたり、蒸したり、調理方法も見直してみましょう。

日本人の食事摂取基準によると、

1日の推奨量は
18~64歳の男性は65g65歳以上の男性は60g18歳以上の女性は50gとなっています。

腎不全等の疾患がありタンパク質の制限が必要な方はこの限りではありません。

逆に筋トレなど運動をされている方は食事摂取基準の量だと足りない場合があります。
ご自身の活動量に合わせて調整しましょう。

②「空腹時間」を作る

空腹時間を作る目的は、食事を抜くことではなく肝臓や消化器官を休ませることです。
食事や間食が続くと、肝臓は糖や脂質の処理を休みなく行うため負担がかかります。
一方、食後しばらくして空腹状態になると、身体は蓄えたエネルギーや脂肪を利用し始めます。

まずは

など、できそうなことから始めてみましょう。

食べる時間と休む時間のメリハリをつけることが、肝臓の働きを助け、脂肪を燃やしやすい体づくりにつながります。

③果糖の摂りすぎに注意

果糖は果物にも含まれていますが、注意していただきたいのは、清涼飲料水や菓子、アイスなどに使われる「果糖ぶどう糖液糖」です。

果糖ぶどう糖液糖とは、でんぷんを酵素で分解して得たぶどう糖の一部を果糖に変換し、果糖を50%以上含むように調整した液状の甘味料です。

果糖はぶどう糖と違い、多くが肝臓で代謝されます。そのため過剰に摂取すると、肝臓で中性脂肪が作られやすくなり、脂肪肝や肥満の原因につながります。
また、液体で摂る糖質は吸収が早く、満腹感を得にくいため、知らないうちに摂取量が増えている、、、ということになります。

ジュースやスポーツドリンク、加糖コーヒーなどを日常的に飲む習慣がある方は要注意です。
まずは、飲み物を水やお茶に変えるだけでも、肝臓への負担を減らすことにつながります。

最近ではドレッシングやソース、調味料まで幅広く使用されています。食品表示を確認し、果糖ぶどう糖液糖を摂りすぎないよう意識してみましょう。

④睡眠を軽視しない

肝臓は日中休みなく働き、夕方には朝よりも小さくなることが知られています。そして睡眠中にエネルギーを補充し、細胞の修復や再生を行うことで本来の大きさや機能を回復させます。
そのため、睡眠不足が続くと肝臓の回復が追いつかず、糖や脂質の代謝にも影響が出やすくなります。

また、睡眠不足は食欲を増やすホルモンを増加させ、高カロリーなものを欲しやすくすることもわかっています。

東洋医学の考えで「子午流注」という体の働きと時間の関係を表したものがあります。
肝臓は丑の刻、午前1時〜3時とされています。肝臓が排毒・解毒・老廃物の処理等を行い、浄化された血液を生成するピークの時間帯です。

夜型であったり、この時間帯に目が覚めてしまっても、1時~3時の間は横になり目をつむるようして肝臓の回復を促しましょう。

まとめ

「痩せる=運動」と思われがちですが、実際には、内臓がしっかり働ける状態が土台です。

 特に肝臓は代謝の司令塔です。

こうした日々の積み重ねが、脂肪を燃やしやすい体をつくっていきます。

まずは “肝臓を疲れさせない生活” から始めてみましょう。

出典:厚生労働省 健康日本21アクション支援システム

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2026/07/01

見学来院報告(2026年6月)看護師さん

看護師さんが見学に来られ、感想をいただきました。

外来と訪問診療を終日見学くださいました。

見学の感想をいただきましたので、ご紹介させていただきます。

感想紹介

6月12日(金)

先日は見学をさせていただきありがとうございました。

ACPについて学ぶようになってから、難しさやジレンマを感じることがありました。あさのクリニックで働いている職員の皆さんは常に患者さんや家族の価値観を大切にコミュニケーションをとっておりACPを大事にしていることがわかりました。

訪問診療でも患者さんや家族を話をして、優しく寄り添っている場面をみて今後の自分の参考にしたいと思いました。

病棟では経験できないとこを色々学ばせてもらいすごく勉強になりました。業務でお忙しい中、私にたくさんのとこを教えていただき本当にありがとうございました。

勉強したことを臨床で活かせるように頑張りたいと思います。

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2026/06/26

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