クリニックブログ


2026年10月号 フリーペーパー Vol.127 【予防接種】今年もやろう!冬が来る前のワクチン接種!

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朝晩が涼しくなり、秋らしくなってきました。これから冬にかけて気をつけたいのが、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症などです。「ワクチンを打っても感染するのでは?」「去年接種したから、今年は必要ない?」「両方受けたほうがいいの?」など、予防接種について疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

予防接種には、感染症の発症や重症化を防ぐという大切な役割があります。あらかじめ免疫をつけておくことで、発症や重症化を防ぐための大切な備えになります。予防接種は、自分の健康を守るだけでなく、家族や身近な人への感染を広げるリスクを減らすことにもつながります。さらに、地域や社会全体の多くの人が免疫を持つことで感染症の流行を食い止める「集団免疫効果」を発揮し、社会全体を守ることにもつながります。

ウイルスは毎年少しずつ変化をするため、その年の流行予測に合わせてワクチンの中身も毎年見直されます。「去年受けたから、今年は必要ない」ではなく、毎年そのシーズンに備えることが大切です。ワクチンは感染を完全に防ぐものではありませんが、感染症の発症や重症化を防ぐための大切な備えです。特に高齢の方や基礎疾患のある方では、感染症が重症化すると、入院やその後の体調・生活に影響することがあります。

冬の病気というイメージが強いインフルエンザですが、今シーズンは厚生労働省から「8月中の流行入り」が発表されました。これは1999年の調査開始以来、過去2番目の早さです。日本ワクチン学会からも「前倒し接種を含めた柔軟な体制」の見解が出されるなど、今年は例年以上の早期対策が求められています。新型コロナワクチンとの同時接種も可能ですが、年齢や持病などによって注意点が異なるため、不安なことは事前に医師へ相談しましょう。

ご自身の健康状態や年齢、接種歴などを踏まえ、一人ひとりに合った予防接種についてご相談ください。

詳細については、各自治体にお問い合わせください。

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2026/10/08

骨粗鬆症はカルシウムだけでは防げない!

あさのクリニック管理栄養士です。

10月20日は「世界骨粗鬆症デー」です。
1998年、国際骨粗鬆症財団(IOF)と世界保健機構(WHO)によって、骨粗鬆症と骨代謝障害の啓発を目的に制定されました。
10月20日は大阪城や姫路城、高松のシンボルタワーなど日本各地でブルーライトアップされます。

骨粗鬆症とは?

骨粗鬆症とは、骨の量(骨密度)や骨の質が低下して、骨がもろくなって骨折しやすくなる病気です。

骨は一度作られたらずっとそのままでななく、骨は常に新しく作り替えられています。

この働きを「骨のリモデリング」といい、「古い骨を壊す(骨吸収)」と「新しい骨を作る(骨形成)」を繰り返すことで、丈夫な骨が保たれています。

しかし、年齢や女性ホルモン(エストロゲン)の減少、栄養不足、運動不足などにより、このバランスが崩れると、骨を作るスピードより壊すスピードが上回り、骨粗鬆症へとつながります。

骨粗鬆症が女性に多い理由

骨粗鬆症は男性より圧倒的に女性に多い病気です。

その大きな理由は、更年期以降に女性ホルモン「エストロゲン」が急激に減少するためです。
エストロゲンには骨が壊されすぎるのを防ぐ働きがありますが、閉経後はその働きが弱くなり、骨量は最初の5~10年で大きく減少するとされています。

一方男性は、エストロゲンが加齢とともにゆるやかに低下するため、骨量もゆっくり減っていきます。男性は女性に比べて、骨が太く、骨密度が高く、筋肉量が多いため、骨にかかる刺激も維持されやすく、骨粗鬆症になりにくい傾向があります。しかし、男性も油断は禁物です。男性の骨粗鬆症は女性よりも少ないものの、男性の約4人に1人は骨粗鬆症患者とされています。

また、高齢になると食事量が減ることや、日光を浴びる機会が少なくなることも、骨密度低下の一因になります。

カルシウムだけでは丈夫な骨は作れない

「骨にはカルシウム」とよく言われますが、カルシウムだけをたくさん摂っても丈夫な骨にはなりません。
骨づくりには、さまざまな栄養素が連携して働いています。

  • カルシウム

骨の主成分となる栄養素です。

・牛乳、ヨーグルト、チーズ、小魚、小松菜、豆腐などに多く含まれます。

  • マグネシウム

骨の約50~60%が骨に存在するミネラルで、カルシウムとバランスを取りながら丈夫な骨を維持する働きがあります。また、ビタミンDが十分に働くためにも欠かせない栄養素です。

・ナッツ類、海藻、大豆製品、玄米、ほうれん草などに多く含まれます。

  • ビタミンD

腸からのカルシウム吸収を助けます。

・鮭、さんま、いわし、きのこ類に多く含まれ、日光を浴びることで体内でも作られます。

  • ビタミンK

吸収されたカルシウムを骨へ届け、骨に定着させる働きがあります。

・納豆、小松菜、ほうれん草、ブロッコリーなどに豊富に含まれます。

  • タンパク質

骨の約3割はコラーゲンなどのタンパク質でできています。骨の「鉄筋」のような役割を果たし、その上にカルシウムなどのミネラルが付着することで丈夫な骨になります。

・肉、魚、卵、大豆製品、乳製品などを毎食取り入れることが大切です。

骨を丈夫にする運動

骨は負荷がかかることで、「もっと丈夫になろう」と骨を作る細胞(骨芽細胞)が活発になります。

また、骨芽細胞の働きを助ける骨芽細胞前駆細胞(骨を作る細胞のもとになる細胞)も刺激され、骨づくりが促されます。
骨粗鬆症予防には、体重が骨にかかる「荷重運動」と筋力をつける運動がおすすめです。

  • ① ウォーキング

ウォーキングは骨に適度な刺激を与え、骨密度の維持に役立ちます。また、足腰の筋力やバランス能力も向上し、転倒予防にもつながります。

・目安:1日30分程度、週3~5回

  • ② スクワット

スクワットは太ももやお尻など大きな筋肉を鍛える運動です。骨盤や大腿骨に適度な負荷がかかるため、骨を丈夫にする効果が期待できます。

・目安:10~15回を1~3セット

注意点:膝を曲げた時、つま先より膝が出ないようにしましょう。膝を痛めてしまう可能性があります。
呼吸をしながらゆっくりと行いましょう。

  • ③ かかと落とし

かかとをゆっくり持ち上げ、ストンと床につける動作を繰り返す運動です。かかとから伝わる適度な衝撃が足や股関節、背骨などの骨に刺激を与え、骨を丈夫に保つ効果が期待できます。また、ふくらはぎの筋力アップやバランス能力の向上にも役立ち、転倒予防にもつながります。

・目安:10~20回を1~3セット

注意点:高齢者や骨粗鬆症と診断されている方は、転倒防止のため机や壁に手を添えて行うようにすると安全です。

まとめ

骨は年齢とともに弱くなりますが、その変化は毎日の生活習慣によって大きく左右されます。

「骨貯金」は若いうちだけでなく、何歳からでも始められます。骨粗鬆症は自覚症状がなく、骨折して初めて気づくことも少なくありません。
40歳を過ぎたら、骨密度検査を定期的に受け、自分の骨の状態を知ることも大切な健康管理の一つです。

骨粗鬆症予防も日頃からコツコツですね!

参考:公益財団法人 骨粗鬆症財団 https://www.jpof.or.jp

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2026/10/01

9月号 フリーペーパー Vol.126 【つながり】人とのつながりが元気の秘訣?今日からはじめるフレイル予防

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「最近、外に出ることが減った」「人と話す機会が少なくなった」そんな変化はありませんか?年齢を重ねると、筋力や体力だけでなく、気力や人とのつながりも少しずつ低下することがあります。

健康な状態と介護が必要な状態の中間にある、心身が弱った状態のことをフレイルと言います。

フレイル予防には、「栄養」「運動」「社会参加(つながり)」の3つの柱があります。今回は、その中でも「社会参加」に注目しました。内閣府が行った最新の全国調査では「孤独を感じることがある」と答えた人は約4割にのぼりました。孤独や孤立は、一部の人だけの問題ではなく、誰にでも起こりうる身近な問題です。そして2026年7月、政府は「孤独・孤立対策重点計画」を改定し、人とのつながりが弱くなることを社会全体の課題として捉え、孤独・孤立を予防することや、困ったときに必要な支援につながることのできる地域づくりを進めています。

総社市いきいき百歳体操

倉敷市いきいきサロン

「特別なこと」を始めなくても大丈夫です。例えば、社会参加といっても、ボランティアや地域活動を始めなければならないわけではありません。「ちょっとしたつながり」から始めてみましょう。

  • 家族や友人に電話をする
  • 近所の人とあいさつをする
  • 買い物に出かける
  • 趣味の集まりに参加する
  • 散歩の途中で誰かと話す
  • 通院したときに医師や看護師と話す

こうした日常の小さな行動も、人とのつながりを保つきっかけになります。

食べること、体を動かすこと、そして誰かとつながること。どれも毎日の暮らしの中にある大切な健康づくりです。通院が難しくなったときや、体力・食事・日々の生活について気になることがあるときも、一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。

人とのつながりを大切にしながら、住み慣れた地域でいつまでも自分らしく。
あさのクリニックも、皆さまの「つながり」の一つでありたいと考えています。

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2026/09/01

老化の原因は、、糖化?!

あさのクリニック管理栄養士です。

先月のブログ「夏こそ大切な血管ケア」の中で「AGEs(終末糖化産物)」という言葉が出てきました。

文字数の関係で簡単な説明にとどめましたが、糖化を制するものは老化を制するということで、今月は 糖化 について説明したいと思います。

糖化とは?

糖化とは、体の中で余分な糖とタンパク質が結びつき、AGEs(終末糖化産物:Advanced Glication Products)という物質が作られる現象のことです。

私たちは食事をすると糖質が消化されてブドウ糖になります。ブドウ糖は本来、インスリンの働きによって細胞に取り込まれ、エネルギーとして使われます。しかし、使いきれずに余ったブドウ糖は体内のタンパク質(コラーゲン、血管、筋肉、酵素など)の表面にあるアミノ基という部分にくっつきます。

この段階ではまだ一時的な結合で、元に戻ることもあります。しかし、高血糖の状態が長く続くと、この結合が少しずつ化学変化を起こし、やがてAGEsという非常に硬く、壊れにくい物質へと変化します。

AGEsができると、タンパク質同士をまるで接着剤で固めたような状態になり、本来のしなやかさや働きが失われてしまいます。

実は糖化は、パンやホットケーキがおいしそうなきつね色になる反応とほぼ同じです。小麦粉のタンパク質と糖が加熱されることで焼き色や香ばしい香りが生まれます。これをメイラード反応と呼びます。人の身体では高温になりませんが、37℃という体温の中でも、この反応がゆっくりと何年もかけて進んでいきます。そのため糖化は「体がゆっくり焦げる現象」と表現されます。

糖化は老化?

糖化=老化ではありませんが、糖化は老化を進める大きな要因の一つです。

私たちの体は約20%がタンパク質でできています。
肌のコラーゲンやエラスチン、筋肉、血管、骨、髪、爪、さらには酵素やホルモンまで、多くがタンパク質です。

例えば、新品の輪ゴムはよく伸びますが、長い間使わずに置いておくと硬くなり、伸びにくく、切れやすくなります。糖化したタンパク質もこれとよく似た状態です。本来は柔軟だったコラーゲンや血管が硬くなり、弾力を失ってしまうのです。

また、糖化したタンパク質は、キャラメルが冷えるとカチカチに固まるように、一度できると元の状態には戻りにくいという特徴があります。

その結果、肌ではシワやたるみ、血管では動脈硬化、骨では骨質の低下、筋肉では柔軟性の低下など、全身の老化や生活習慣病のリスクにつながることが分かっています。

糖化防ぐ食事

糖化を完全に防ぐことはできませんが、毎日の食事で進行を抑えることは可能です。

①血糖値を急激に上げない

野菜から食べる

食物繊維を十分に摂る

よく噛んで
ゆっくり食べる

甘い飲み物やお菓子を
控えめにする

②良質なタンパク質をしっかり摂る

魚

大豆製品

卵

鶏肉

体内では古いタンパク質から新しいタンパク質へと作り替えられているいるため、良質なタンパク質を不足させないことも大切です。

③抗酸化食品を取り入れる

緑黄色野菜

ベリー類

緑茶

ナッツ類

④調理法を工夫する

高温で長時間加熱すると、食品中にもAGEsが多く作られます。揚げたり、焼いたりするよりも、

  • 蒸す
  • 茹でる
  • 煮る

といった調理法を選ぶことで、AGEsの摂取量を抑えられます。

「ウォーターソテー」とういう調理法をご存じでしょうか?文字通り水で炒めるのですが、油の代わりに少量の水を入れて蒸し焼きにするような感じです。野菜本来の甘さを引き出すことができ、おすすめです。

まとめ

糖化は「年齢のせい」と思われがちな体の変化に深く関わっています。しかし、その進み方は毎日の生活習慣で変えることができます。

AGEsは体内で作られるだけでなく、焦げ目のついた食品にも多く含まれています。焼き色はおいしさの 証でもありますが、「蒸す・茹でる」調理法も上手に取り入れることで、体への負担を減らすことができます。

糖化対策は特別なことではありません。
一食、一食の積み重ねが、10年後、20年後の健康と若々しさに つながっていきます。

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2026/09/01

8月号 フリーペーパー Vol.125 【医療費】2年に1度の改定がやってきた!今回のポイントは?

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病院やクリニックで受ける診療や検査、訪問診療などには、それぞれ国が決めた料金があります。これを診療報酬といい、2年ごとに見直されています。今回の改定による私たちの医療への変化を見ていきましょう!

「通院が難しくなっても住み慣れた自宅で暮らし続けたい」という希望を支えるため、病院・診療所・訪問看護・介護事業所の連携がさらに重視されています。

  • 病院への通院が困難になってきた
  • 通院の付き添いが難しい
  • 退院後の生活に不安がある
  • 認知症などの症状で介護が必要になってきた

マイナ保険証で同意のもと、お薬の情報や特定健診の結果、受診歴などを医師や薬剤師が確認できるようになり、より安全で質の高い医療につながることが期待されています。

  • お薬の重複を防ぎやすくなる
  • 飲み合わせを確認しやすい
  • 初診時でも必要な情報を共有しやすい

救急時にも役立つ場合があります

今回、患者さんの病気だけでなく、生活や介護も含めて継続的に支える医療が重視されています。

  • 体調の変化を早めに相談できる
  • 必要な専門医や病院につなげてもらえる
  • 通院が難しくなったときに訪問診療へ移行しやすい
  • 介護サービスとの連携がスムーズ

通院、在宅医療、介護サービス、そしてデジタル技術を活用しながら、皆さまが住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、医療の仕組みは少しずつ変わっています。あさのクリニックも、外来診療から訪問診療まで、地域の皆さまの暮らしを支える「かかりつけ医」として取り組んでいます。通院が難しくなった際は、訪問看護ステーションやケアマネジャー、病院などと連携しながら、ご自宅での療養をサポートしています。「自宅で診てもらう」という選択肢についても、お気軽にご相談ください。

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2026/08/04

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