見学来院報告(2026年6月)看護師さん

看護師さんが、あさのクリニックの見学に来てくださいました。

見学会の感想をいただきましたので、紹介させていただきます。

感想紹介

2026年6月10日
この度は、ご多忙の中、貴重な見学の機会をいただき誠にありがとうございました。

今回の見学を通して、これまで漠然としたイメージしか持てていなかった地域医療・在宅医療について、実際の現場を拝見しながら多くのことを学ばせていただきました。

特に印象的だったのは、急性増悪時や緊急訪問への対応だけでなく、複数の疾患を抱える患者様の慢性疾患管理や人生の最終段階に至るまで、継続的に関わりながら支援されている姿でした。在宅での生活を支えるために、患者様やご家族が理解しやすい言葉で病状や経過、治療方針について丁寧に説明され、一人ひとりの思いや価値観を尊重しながら関わられていることが大変印象に残りました。

また、患者様やご家族の考え方や価値観を理解するために解釈モデルを活用されていることを学びました。日頃の病棟業務では、忙しさを理由に患者様の思いを十分に伺う時間を確保できていないこともあり、改めてその重要性を実感しました。今後は限られた時間の中でも、患者様一人ひとりの思いや価値観に耳を傾けることを意識し、日々の看護実践に活かしていきたいと考えております。

ACPの場面を見学させていただいた際には、現時点で意思決定が難しい状況であっても、その状態を受け入れながら寄り添い続けることの大切さを学びました。意思決定を急がせるのではなく、患者様やご家族が考える過程そのものを支援する姿勢が非常に印象的でした。今後、病棟から在宅医療へつないでいく場面においても、患者様やご家族の背景を理解し、病状説明の内容やその受け止め方を丁寧に把握しながら、退院後の生活を見据えた関わりを実践していきたいと思います。

さらに、看護師や事務職員の皆様がそれぞれの専門性を活かしながら役割を発揮し、チームの中で連携されている姿も大変印象的でした。適切にタスク・シフト/シェアを行いながら、職種の垣根を越えて患者様やご家族を支えておられる様子から、地域医療を支えるチーム医療の重要性を学ぶことができました。

また、在宅医療では患者様の生活そのものが支援の中心となるため、医療を提供することだけが目的ではなく、患者様が望む生活をどのように継続していくかをともに考え、その生活の中に医療をどのように取り入れていくかが重要であることを学びました。患者様やご家族の生活に寄り添いながら、ともに考え支えていく姿勢は、急性期病院で勤務する私にとっても大変学びの多いものでした。

加えて、在宅医療では自宅での状態変化に気付きにくく、徐々に悪化した結果として重症化し救急搬送となる場合もあることを学びました。その一方で、日頃から時間をかけて患者様やご家族と関わっているからこそ、急変時には受け入れる医療機関側との連携や対応も重要になることを実感しました。急性期病院で培った経験や視点が地域医療や在宅医療の場面でも活かされることを知り、医療の連続性について理解を深めることができました。

クリニックの皆様が患者様やご家族、そして地域医療に真摯に向き合われている姿勢や、温かく協力的な職場の雰囲気も大変印象的でした。皆様の熱意に触れ、多くの刺激と学びをいただきました。

今回の見学を通して、急性期医療のみならず地域医療・在宅医療の視点を持つことの重要性を学びました。今後は急性期から在宅までを見据えた幅広い視点を養いながら自己研鑽を重ね、患者様の生活を見据えた支援ができる医療者を目指してまいります。

改めまして、このような貴重な見学の機会をいただきましたことに心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。



2026/06/23 見学・研修

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