クリニックブログ


9月号 フリーペーパー Vol.126 【つながり】人とのつながりが元気の秘訣?今日からはじめるフレイル予防

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「最近、外に出ることが減った」「人と話す機会が少なくなった」そんな変化はありませんか?年齢を重ねると、筋力や体力だけでなく、気力や人とのつながりも少しずつ低下することがあります。

健康な状態と介護が必要な状態の中間にある、心身が弱った状態のことをフレイルと言います。

フレイル予防には、「栄養」「運動」「社会参加(つながり)」の3つの柱があります。今回は、その中でも「社会参加」に注目しました。内閣府が行った最新の全国調査では「孤独を感じることがある」と答えた人は約4割にのぼりました。孤独や孤立は、一部の人だけの問題ではなく、誰にでも起こりうる身近な問題です。そして2026年7月、政府は「孤独・孤立対策重点計画」を改定し、人とのつながりが弱くなることを社会全体の課題として捉え、孤独・孤立を予防することや、困ったときに必要な支援につながることのできる地域づくりを進めています。

総社市いきいき百歳体操

倉敷市いきいきサロン

「特別なこと」を始めなくても大丈夫です。例えば、社会参加といっても、ボランティアや地域活動を始めなければならないわけではありません。「ちょっとしたつながり」から始めてみましょう。

  • 家族や友人に電話をする
  • 近所の人とあいさつをする
  • 買い物に出かける
  • 趣味の集まりに参加する
  • 散歩の途中で誰かと話す
  • 通院したときに医師や看護師と話す

こうした日常の小さな行動も、人とのつながりを保つきっかけになります。

食べること、体を動かすこと、そして誰かとつながること。どれも毎日の暮らしの中にある大切な健康づくりです。通院が難しくなったときや、体力・食事・日々の生活について気になることがあるときも、一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。

人とのつながりを大切にしながら、住み慣れた地域でいつまでも自分らしく。
あさのクリニックも、皆さまの「つながり」の一つでありたいと考えています。

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2026/09/01

老化の原因は、、糖化?!

あさのクリニック管理栄養士です。

先月のブログ「夏こそ大切な血管ケア」の中で「AGEs(終末糖化産物)」という言葉が出てきました。

文字数の関係で簡単な説明にとどめましたが、糖化を制するものは老化を制するということで、今月は 糖化 について説明したいと思います。

糖化とは?

糖化とは、体の中で余分な糖とタンパク質が結びつき、AGEs(終末糖化産物:Advanced Glication Products)という物質が作られる現象のことです。

私たちは食事をすると糖質が消化されてブドウ糖になります。ブドウ糖は本来、インスリンの働きによって細胞に取り込まれ、エネルギーとして使われます。しかし、使いきれずに余ったブドウ糖は体内のタンパク質(コラーゲン、血管、筋肉、酵素など)の表面にあるアミノ基という部分にくっつきます。

この段階ではまだ一時的な結合で、元に戻ることもあります。しかし、高血糖の状態が長く続くと、この結合が少しずつ化学変化を起こし、やがてAGEsという非常に硬く、壊れにくい物質へと変化します。

AGEsができると、タンパク質同士をまるで接着剤で固めたような状態になり、本来のしなやかさや働きが失われてしまいます。

実は糖化は、パンやホットケーキがおいしそうなきつね色になる反応とほぼ同じです。小麦粉のタンパク質と糖が加熱されることで焼き色や香ばしい香りが生まれます。これをメイラード反応と呼びます。人の身体では高温になりませんが、37℃という体温の中でも、この反応がゆっくりと何年もかけて進んでいきます。そのため糖化は「体がゆっくり焦げる現象」と表現されます。

糖化は老化?

糖化=老化ではありませんが、糖化は老化を進める大きな要因の一つです。

私たちの体は約20%がタンパク質でできています。
肌のコラーゲンやエラスチン、筋肉、血管、骨、髪、爪、さらには酵素やホルモンまで、多くがタンパク質です。

例えば、新品の輪ゴムはよく伸びますが、長い間使わずに置いておくと硬くなり、伸びにくく、切れやすくなります。糖化したタンパク質もこれとよく似た状態です。本来は柔軟だったコラーゲンや血管が硬くなり、弾力を失ってしまうのです。

また、糖化したタンパク質は、キャラメルが冷えるとカチカチに固まるように、一度できると元の状態には戻りにくいという特徴があります。

その結果、肌ではシワやたるみ、血管では動脈硬化、骨では骨質の低下、筋肉では柔軟性の低下など、全身の老化や生活習慣病のリスクにつながることが分かっています。

糖化防ぐ食事

糖化を完全に防ぐことはできませんが、毎日の食事で進行を抑えることは可能です。

①血糖値を急激に上げない

野菜から食べる

食物繊維を十分に摂る

よく噛んで
ゆっくり食べる

甘い飲み物やお菓子を
控えめにする

②良質なタンパク質をしっかり摂る

大豆製品

鶏肉

体内では古いタンパク質から新しいタンパク質へと作り替えられているいるため、良質なタンパク質を不足させないことも大切です。

③抗酸化食品を取り入れる

緑黄色野菜

ベリー類

緑茶

ナッツ類

④調理法を工夫する

高温で長時間加熱すると、食品中にもAGEsが多く作られます。揚げたり、焼いたりするよりも、

  • 蒸す
  • 茹でる
  • 煮る

といった調理法を選ぶことで、AGEsの摂取量を抑えられます。

「ウォーターソテー」とういう調理法をご存じでしょうか?文字通り水で炒めるのですが、油の代わりに少量の水を入れて蒸し焼きにするような感じです。野菜本来の甘さを引き出すことができ、おすすめです。

まとめ

糖化は「年齢のせい」と思われがちな体の変化に深く関わっています。しかし、その進み方は毎日の生活習慣で変えることができます。

AGEsは体内で作られるだけでなく、焦げ目のついた食品にも多く含まれています。焼き色はおいしさの 証でもありますが、「蒸す・茹でる」調理法も上手に取り入れることで、体への負担を減らすことができます。

糖化対策は特別なことではありません。
一食、一食の積み重ねが、10年後、20年後の健康と若々しさに つながっていきます。

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2026/09/01

8月号 フリーペーパー Vol.125 【医療費】2年に1度の改定がやってきた!今回のポイントは?

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病院やクリニックで受ける診療や検査、訪問診療などには、それぞれ国が決めた料金があります。これを診療報酬といい、2年ごとに見直されています。今回の改定による私たちの医療への変化を見ていきましょう!

「通院が難しくなっても住み慣れた自宅で暮らし続けたい」という希望を支えるため、病院・診療所・訪問看護・介護事業所の連携がさらに重視されています。

  • 病院への通院が困難になってきた
  • 通院の付き添いが難しい
  • 退院後の生活に不安がある
  • 認知症などの症状で介護が必要になってきた

マイナ保険証で同意のもと、お薬の情報や特定健診の結果、受診歴などを医師や薬剤師が確認できるようになり、より安全で質の高い医療につながることが期待されています。

  • お薬の重複を防ぎやすくなる
  • 飲み合わせを確認しやすい
  • 初診時でも必要な情報を共有しやすい

救急時にも役立つ場合があります

今回、患者さんの病気だけでなく、生活や介護も含めて継続的に支える医療が重視されています。

  • 体調の変化を早めに相談できる
  • 必要な専門医や病院につなげてもらえる
  • 通院が難しくなったときに訪問診療へ移行しやすい
  • 介護サービスとの連携がスムーズ

通院、在宅医療、介護サービス、そしてデジタル技術を活用しながら、皆さまが住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、医療の仕組みは少しずつ変わっています。あさのクリニックも、外来診療から訪問診療まで、地域の皆さまの暮らしを支える「かかりつけ医」として取り組んでいます。通院が難しくなった際は、訪問看護ステーションやケアマネジャー、病院などと連携しながら、ご自宅での療養をサポートしています。「自宅で診てもらう」という選択肢についても、お気軽にご相談ください。

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2026/08/04

夏こそ大切な血管ケア

あさのクリニック管理栄養士です。

先日、当院に通われている患者さんが血管年齢を測定してもらったところ、実際の年齢より-18歳だったと教えてくれました。

その方は1日3食バランスのよい食事をされているので納得の結果です。

日本人の死因上位に心疾患、脳血管疾患が含まれることを考えると、私たちの身体にとって血管はとても大切です。

血管年齢

血管について

血管は、心臓から送り出された血液を全身に運ぶ大切な通り道です。酸素や栄養素を届けるだけでなく、老廃物を回収する役割も担っています。

血管の総延長は約10万kmともいわれ、地球を約2周半するほどの長さがあります。

私たちが健康に生活するためには、この血管がしなやかでスムーズに血液を流せる状態を保つことが重要です。

血管は年齢とともにどうなる?

年齢を重ねると、血管の壁は少しずつ硬くなり、弾力性が失われていきます。これを「血管の老化」と呼びます。

若い血管はゴムホースのように柔らかく伸び縮みしますが、老化した血管は古いホースのように硬くなります。その結果、血圧が上がりやすくなり、動脈硬化のリスクも高まります。

さらに糖分の摂りすぎや喫煙、運動不足、睡眠不足、ストレスなども血管老化を加速させる要因になります。

血管年齢を改善する方法

血管の状態は年齢だけで決まるものではありません。生活習慣を整えることで、血管年齢の改善が期待できます。

①適度な運動

運動は血管を若返らせる最も効果的な方法の一つです。

ウォーキングや軽いジョギング、サイクリングなどの有酸素運動を行うと、血流が増え、血管の内側を覆う「血管内皮細胞」が刺激を受けます。すると一酸化窒素が産生され、血管がしなやかに広がります。

さらに、近年の研究では、運動によって骨髄から「血管内皮前駆細胞(EPC)」が動員されることが分かっています。EPCは傷ついた血管内皮を修復する働きを持つ細胞で、いわば血管の修理屋さんのような存在です。 

年齢とともにEPCは減少しますが、継続的な運動はその数や機能を高めることが期待されています。

適度な運動

②野菜や果物、魚を意識した食事

血管の老化には「酸化」と「慢性炎症」が深く関わっています。

野菜や果物に含まれるビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなどの抗酸化成分は、活性酸素による血管のダメージを抑える働きがあります。

また、青魚に含まれるEPAやDHAは血液を流れやすくし、炎症を抑える作用が期待されています。

日頃から、緑黄色野菜、海藻、きのこ、豆類、青魚を意識して取り入れていきましょう。

緑黄色野菜、海藻、きのこ、豆類

③糖分の摂りすぎを控える

血糖値が高い状態が続くと、余分な糖が体内のタンパク質と結びつき「AGEs(終末糖化産物)」が作られます。

AGEsは血管の弾力を低下させ、動脈硬化を進める原因の一つです。血管が硬くなることで高血圧や心血管疾患のリスクも高まります。

特に注意したいのが、清涼飲料水やスポーツドリンク、お菓子などに含まれる果糖ぶどう糖液糖です。

液体の糖は吸収が早く、血糖値を急上昇させやすいため摂りすぎには注意が必要です。 甘い飲み物を習慣的に飲むより、水やお茶を飲むようにしましょう。

糖分を控える

④質の良い睡眠

睡眠中は身体だけでなく血管の修復も行われています。睡眠不足が続くと交感神経が優位になり、血圧や心拍数が高い状態が続きます。また、炎症物質も増加し、血管への負担が大きくなります。

反対に、十分な睡眠が取れると血管内皮の機能が維持され、傷ついた血管の修復が進みやすくなります。

目安としては、6~8時間程度の睡眠を確保し、就寝前のスマートフォンや夜更かしを控えることが大切です。

質の良い睡眠

脱水と血管の関係

暑い夏は特に注意が必要です。

体内の水分が不足すると血液中の水分も減少し、血液が濃くなります。すると血液の流れが悪くなり、心臓や血管への負担が大きくなります。

高齢になると喉の乾きを感じにくくなるため、気づかないうちに脱水状態になっていることも少なくありません。「喉が乾いたら飲む」ではなく、こまめな水分補給が大切です。

特に起床時、入浴前後は意識して水分を摂りましょう。

脱水と血管の関係

まとめ

「血管も老化するから仕方がない」と思われがちですが、実際には生活習慣によって血管年齢は大きく変わることが分かっています。

適度な運動、バランスの良い食事、十分な睡眠、そしてこまめな水分補給。
このような毎日の積み重ねが、血管をしなやかに保ち、動脈硬化や生活習慣病の予防になります。

特に暑い8月は脱水による血液の濃縮が起こりやすい季節です。
今日の一歩が5年後、10年後の血管の健康につながります。

血管

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2026/08/01

7月号 フリーペーパー Vol.124 【訪問診療】通院が大変になってきたら考えるタイミング

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訪問診療では、医師が施設を定期的に訪問し、診察やお薬の管理、健康相談などを行います。年齢を重ねたり、病気や認知症などで通院が難しくなっても、住み慣れたご自宅や施設で安心して医療を受けながら生活を続けることができます。

早めの相談が、安心して暮らし続けるための第一歩になります。

  • 足腰が弱くなった
  • 車いすになった
  • 送迎する家族の負担が大きい
  • 自宅で療養したい
  • 医療処置が必要
  • 薬の管理に不安がある
  • 病院へ行くことを嫌がる
  • 待ち時間が負担になる
  • 家族だけでは対応が難しい

在宅医療では、病状の管理、苦痛の緩和、
残された大切な時間を支えるお手伝いを行っています。

Q.電話したらすぐ訪問してくれるの?

A.いいえ、事前に訪問日の決定が必要です。
訪問診療は計画的に医師や看護師が訪問し、診療を行うため、事前に相談・申込みが必要です。

初回の訪問までは以下の手順が必要となります。

①ご相談:主治医、ケアマネジャー、包括支援センター等へ連絡
②状況確認:現在の病状や生活状況をお話を伺いながら確認
③ご説明・ご契約:訪問診療の内容をご説明し、ご契約
④訪問日調整:医師・看護師の訪問日を調整し、診療を開始

②~④は、当院相談員が窓口となりしっかりサポートします。

Q.急に具合が悪くなったらどうするの?

A.状況に応じて、電話相談や「往診」で対応します。

※往診とは、医師が緊急時などにその都度自宅へ訪問し、診療を行うことです。

Q.まだ早いかもしれないと思うのですが、相談してもいい?

A.もちろんです。在宅医療は、困ってからではなく、困る前に相談することでより安心して療養生活を続けることができます。
「通院が大変になってきたな」と感じたら、お気軽にご相談ください。

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2026/07/03

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