見学研修来院(2023/6)
先日、病院で理学療法士をされている。山本さんが見学研修に来院され、
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あさのクリニック見学を終えて
この度はお忙しい中お時間を割いて見学を受けて下さり、有難うございました。皆様の手厚いご指導のおかげで、大変有意義な1日を過ごすことができました。
・浅野院長外来診療の見学
まず、医師の診察を見学する機会は今まであまりなかったので、大変貴重な経験でした。本当に多様な疾患の患者様が受診に来られており、内科的な症状が主な方だけでなく、ほかの疾患が前面に出ている方でも、そこに対してのアプローチもされていて、知識の幅広さと対応の敏捷性に驚かされました。印象的だったのは、鎖骨下の疼痛を訴えられている方で、疼痛に対しロキソニンを処方のみでなく、「なぜ痛いのか」原因をさぐられていたことです。症状ではなく根本からの治療に時間をかけてくださることは、患者様の心も支えていると感じました。
また、スタッフ間や前方、後方施設との連携が密になされていること、また何か急な対応が必要になったときの行動の速さが素晴らしいなと思いました。さらに、医師の診療の前段階として、事務や看護師の方々の観察や問診が、ほぼ確信をつかれており、あさのクリニック様の医療の質をさらに高めていると感じました。
・訪問診療の同行
1件目の方の見学においては、終末期への突入、今後の選択肢提示など、ご本人への医療提供のみでなく、家族の精神面に寄り添いつつ方向性を検討していくという重要な場面であったかと思います。その際の医師・看護師の方の対応においては、それぞれ役割を担っており、チームとしての介入がとても勉強になりました。
2件目の方々の見学においては、事前情報から、どのように二人での生活を成り立たせているのか、リハ職の目線としてもとても興味深いものでした。実際に見学させていただき、医療介護機関双方の手厚いサポートにてご本人・家族それぞれの意向に寄り添った選択が実現しているということがわかりました。私自身患者様の転機先を検討する際、自宅での生活は難しいのではないか、と思ってしまうケースもありますが、このような後方施設が存在し、このような連携の選択肢があるということを知り、考え方に幅を与えていただきました。
今回の見学を通じて、患者様に近く即戦的な医療を目の当たりにし、地域を支える医療現場の凄さを知ることができました。今後は、地域で生活を始める患者様の前段階に携わる者として、自分に何ができるかを新しい目線で考えていくことができそうです。また、自分自身生まれ育った地域での活動にさらに興味を抱きましたので、何かしら貢献できることはないかと、よい意味で心がざわついております。
まとまりのない文章で申し訳ありませんが、以上になります。この度は本当に、見学を受け入れてくださり有難うございました。今後もあさのクリニック様のご活躍をお祈りしております。 2023年6月 理学療法士 山本
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ありがとうございました。
見学研修 2023年6月
先日、院長の出身大学である川崎医科大学より、5年生の日浦さんが見学・研修に来院されました。
感想をいただきましたので、掲載をします。
昨日は大変お世話になりました。
温かいお出迎えと川崎医大の先輩として,様々なことを教えていただいて大変勉強になりました。
いろんな国に行ったりいろんな考え方に触れていって,他者を理解し平和とは何かを考える中で,
私自身宗教や哲学を勉強していた時期がありました。(日本では馴染みのない文化であったので)
だから少し哲学的な感想文になるかもしれませんが,ご了承ください
強く心に残ったのはあさのクリニックの理念です
「歳をとっても,病があっても,今を生きる喜びを」
禅の「日日是好日」や哲学の「哲学的ゾンビ」を思い出しました
「日日是良日」は「いい経験も悪い経験も全て一日一日が良き日だ」という考え方で,
「哲学的ゾンビ」は「外見や行動,言動は全く人間と同じでも意識や感受性がないロボットがいたとしたら,
人間とそのロボットの違いはなに?」という思考実験の一つだそうです
大人になって歳を重ねていくと,いろんな経験をしていろんなものに「慣れ」ていく,そうやって日々を過ごしていますが,そうするといつの間にか子供の頃のような感受性や感動を忘れてしまって「哲学的ゾンビ」になる
だから一つ一つの目の前の経験を大事に大事に感じながら生きることが大事であって,幸せにつながるんじゃないか,大人は実は「哲学的ゾンビ」なのかもしれない,子供の方がよっぽど人間的で立派なのかもしれないと思ったことがあります(初心を忘れずに…という言葉もあります)
カンボジアのお話を聞いて,浅野先生は得た自分の経験を葛藤しながらも,大事に生きてきたから素敵な先生なんだなと感じました
自分自身も過去の後悔や未来への不安もありますが,「今目の前の経験を大事にする事,子供のような感受性を大事に生きること」が患者さんにとっても自分自身にとっても大事なんだと,医療者として強い何かを得た感覚があります
またそういう理念を「強く持ち,共有すること」それがリーダーとしての仕事で,
そこからあさのクリニックの強い団結力が生まれていて,人を動かす力になると教えていただきました
7周年の記念時計や,クリニックのフリーペーパー,地域の交流会を主催していること
いろんな部分にあさのクリニックの魅力が詰まっていて心温まる感覚でした
最後になりますがお忙しい中お時間をいただきありがとうございました
自分自身も不安ではありますが,ここで学んだことを糧にして地域に根ざしたチームワークのある病院になるように頑張りたいと思います
これからもいろんな文化に触れて,考え方に触れて,いろんな先生に会って,いろんな患者さんと向き合って,その経験を大事に噛み締めながら頑張っていきたいと思います
難波先生にいただいた「ひめは今日も旅に出る」という本も「今が一番若い日なんだから」とALSという難病に葛藤しながらもベルリンに旅行に行ったりする患者さんと,難波先生の医師としての言葉がけが勉強になって,浅野クリニックの理念に通じる部分があったのでぜひご興味があれば読んでみてください
また総社に教えていただいたコミュニティーを見学しに参ります
これからもよろしくお願いいたします
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見学研修(医師 10月来院)
先日当院に見学研修に医師の齋藤真夕水さんが来院され、感想をいただきました。
見学内容は、外来診療と訪問診療、当院の地域活動についてもご見学いただきました。
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私は総合診療専門医を持つ、7年目の医師になります。
この度ご縁があり、あさのクリニックの見学をさせて頂きました。
外来、訪問診療、地域活動を拝見させて頂き、私が特に強く印象に残ったことは3つあります。
ひとつは、先生の診療面での患者さん・ご家族への真摯な向き合い方です。
普段我々が診療をしているとついついやってしまうことですが、認知症患者さんであったり、少し理解が得づらい患
者さんと対面した時、話の通じる付き添いの方と話し込んでしまい、患者さん本人はそっちのけになってしまう、と
いうことがあります。浅野先生は、全くそんなことがなく、認知症患者さんにもまっすぐ向き合って明るく声を掛け
られ、理解が得られない患者さんの場合は理解が得られているか目を見て確認しながら慎重にお話しをされていて、
とても心温かい先生で、本当に患者さんを愛していらっしゃるのだなあと心に残りました。
ふたつ目は、情報共有の部分です。
患者さんの個人情報含め、十二分に配慮が必要な面はあるのですが、
クリニック単位での患者さんの変化についてのリアルタイムな情報共有、他の大きな病院との連携による地域単位で
の情報共有、医師同士の診療面での情報共有など、システムを活用し多方面で無駄なく迅速な情報共有に尽力されて
いると感じ、これは目から鱗でした。
最後に、地域活動の面です。
「総社市の」あさのクリニックとして、またその地域に住む住民として活動されている部分を少しだけ垣間見させて
頂きました。
地域全体の健康度を上げよう、地域の人々を幸せにしよう、そしてみんなで楽しく暮らしていこう!という思いが強
く感じられました。
この部分はおそらく、1日や2日の見学では見えてこないところがあるので、感想として書くことが難しいですが、患
者さん含め、地域を丸ごと愛しているということがとても伝わってきて、大変印象に残りましたのでお伝えさせて頂
きました。
まだまだ沢山ありますが、読む方の負担も考えてこれくらいに致します。
この度はお忙しい中、お時間を頂いて誠にありがとうございました。
齋藤 真夕水
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感想をいただきありがとうございました。
見学研修(看護師 10月)
先日、当院の看護師の業務に興味をもっていただき、看護師の岩本さんが見学研修に来院いただきました。
感想をいただきましたので、ご紹介いたします。
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現在私は看護師ではない仕事に就いており、7年間のブランクがあります。病棟での勤務経験しかない中、新たな挑戦をしようと思い9月の上映会に縁を感じて見学をさせていただきました。
午前中の外来の見学では、診察室に医師と事務の方ということや電子カルテなど何もかも初めての体験でした。電子カルテだからこそ情報共有が早くできたり、どの看護師さんも自分が何をしているのかをきちんと把握してそれを他の看護師さん方に伝えることができる…というコミュニケーションがしっかりとれているということにチーム力を感じました。チームで受け入れているためとてもスムーズに診察、処置が進んでおりそれが継続的に患者さんやご家族に関わっていけると感じました。
午後の訪問診療では特養と居宅を見学させていただきました。特養では特養ならではの診療や地域密着の診療・看護を見学させていただき、病院とは違う時間の流れ、1人1人の型にはまらない診療・看護の中で情報共有がいかに大切かを学びました。居宅では命の終わりの説明をする場面でしたが、家族は受け入れられない様子を間近で感じ、先生の「家族が終わりを受け入れられないことを私たちが受け入れる」という言葉がとても印象に残っています。わかっているようでわかっていなかった患者さんやご家族の思いを受け入れるとはそういうことなんだと改めて考えさせられました。
今日一日で看護観が広がったと思います。お忙しい中あたたかく受け入れてくださり、また時間をとっていただきましてありがとうございました。
岩本
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見学研修並びに感想をいただきありがとうございました。
見学・研修 (看護師)8月来院
病院に勤務されている看護師の方が当院に見学・研修に来院をされ、感想をいただきました。
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このたびは、お忙しい中1日見学の機会を設けていただきありがとうございました。
私は、現在急性期の病院で看護師をしています。病院は、患者さんにとっては非日常空間であり、「これはダメ」「これが病院のルール」だからと制限することも多くあります。患者さんにとって苦痛なことだとしても、入院している以上治療をするべき、患者さんのためだと行うことも多くあります。今回、疾患により看護や医療が必要な患者さんが在宅という日常で長く暮らしていくために、訪問診療や訪問看護をどのように利用し、また、看護師はどのように関わっているのか興味を持ち見学をさせていただきました。
高齢夫婦二人暮らしのお宅にお邪魔させていただいた時、「いつも不安。私は何もできていない。」と涙ぐまれる奥さんに、看護師さんが「よくされてますよ。いつも状態を電話してくれて、変わりないって言ってくださるから安心です。」と声かけをされていました。それを聞いて、安心された様子の奥さんが印象に残っています。住み慣れた家とはいえ在宅で二人暮らし、さらに介護が必要となると家族の負担は計り知れません。ですが、定期的に医師や看護師が訪問し状態をみて、変わりない、大丈夫だと言ってくれることで利用者さんや家族は安心して暮らしていけるのだなと感じました。
また、別の高齢夫婦二人暮らしのお宅では看護師が胃婁部のこよりの汚れ具合や、シーツの便汚染を見て介護者の負担に気づき、「ヘルパーの回数を増やしましょうか?」と声をかけていらっしゃいました。私は訪問時には何を観察してその言葉をかけたのか分からなかったのですが、後から相談員さんへの申し送りの時に、そうだったのかと気づきました。訪問は10分程度で、特に介護者の方もネガティブな発言はなかったのですが、利用者さんの取り巻く環境の変化をすぐに把握されていたのがすごいなと思いました。そして、把握するだけでなく改善策や提案をすぐに提示されていました。病院では看護師や介護士が行うことも、在宅では家族が行わなければならないことがたくさんあると思います。それが、暮らしであり生活である患者さんや家族にとって負担になれば、疲れや不満が溜まっていきます。ただ、週に1回・月に数回状態を見に行くだけではなく、1回の訪問で日頃の利用者さんや家族の生活を想像することが大切だなと感じました。
午後からの訪問では、介護者である娘さんが「おしっこの回数が少なくなってきたことが心配。」と先生に話されていました。病院ではアセスメントしすぐに補液が出るでしょう。しかし、先生は飲水量を把握し、残尿測定を行い「1日の飲む量が少ないわけではない。1日このくらい飲んでいたら、体の中で使われる量と汗などで出てくる量はこのくらいだからおしっことして出てくる量はこのくらい。だから問題ない。」と詳しく説明しておられ、家族も安心していました。病院では補液を続ければいいことですが、患者さんが退院後向かう場所は在宅や施設であり、生活があることを今回の見学で実感しました。
訪問すると、訪問看護の方やヘルパーさんと入れ違うこともありました。病院みたいに、利用者さんが目の届く場所にいるわけではないため、訪問診療だけでなく訪問看護、外来、デイサービス、ヘルパーなどあらゆる視点からみんなで網をはって患者・家族を見ていくことが大切であり、そのためには施設の垣根を越えて情報共有することが重要であると学びました。
今回の見学で、主体は利用者さんや家族であり、私たち医療者は意思を尊重しながら、医療や看護を提供し支えていくことが大切であると感じました。今回の見学で得た経験を活かし、今後も看護師として学びを深められるよう努力していきたいと思います。
お忙しい中、外来や訪問診療に同行させていただき、誠にありがとうございました。
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