4月号 フリーペーパー Vol.73 睡眠

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日中に学んだ事柄を脳に定着させるために、睡眠は重要な役割を果たします。
人は人生の3分1は眠っているとも言われており、睡眠は、私たちが体だけでなく、脳を休める為にとても大切なものと言われています。
心身の健康には、睡眠も影響します。睡眠状態や睡眠の問題を知っておきましょう。
国立精神・神経医療研究センターホームページ、e-ヘルスネット(厚生労働省)を参考に作成

睡眠について知りましょう!

  • 「睡眠で休養が取れていない」、「何らかの不眠がある」という方は、年々増えていると言われています。入眠困難、中途覚醒、早期覚醒、熟眠障害という「眠れない」には、いろいろなタイプの睡眠障害があります。
    身体的理由、心理的理由に加え、就寝前のカフェイン摂取、飲酒、スマホの操作などの生活習慣の影響など、色々なことがきっかけで起きます。
    受診の時には「眠れない」だけでなく、あなたの生活習慣について振り返り、受診先で伝えることから始めませんか?
    右の図を参考に、対処法を知りましょう!
  • 健康づくりのための睡眠12箇条
    1. 良い睡眠で、からだもこころも健康に
    2. 適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを
    3. 良い睡眠は、生活習慣病予防につながります
    4. 睡眠による休養感は、こころの健康に重要です
    5. 年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を
    6. 良い睡眠のためには、環境づくりも重要です
    7. 若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ
    8. 勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を
    9. 熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠
    10. 眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない
    11. いつもと違う睡眠には、要注意
    12. 眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を

    厚生労働省健康局編「健康づくりのための睡眠指針2014」を参考に作成

睡眠の時間などの変化

年齢を重ねるに従い、体力の変化や顔のしわなど、「年をとったなあ」と感じることがあるように、睡眠にも変化が起きます。
  • 若い頃に比べて早寝早起きになる
    体内時計の加齢変化のためであり、病気ではありません。
    眠くなったら床(とこ)について、朝方に目が覚めて二度寝ができないときは、床から起きましょう。
  • 睡眠が浅くなる
    深い眠りが少なくなり、浅い眠りの時間が増えるようになり、尿意やちょっとした物音で何度も目が覚めてしまいます。
    参考: 厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト

あさクリ COLUMN「診療報酬改定」

2022年4月は2年に1度の診療報酬改定が行われ、医療費の支払額が変わる方もいます。
また、10月には高齢者医療制度の見直しが行われ、後期高齢者医療被保険者証をお持ちの方で窓口負担が1割負担の方の中には、所得によって2割負担になり、医療費の支払い額が変わる方がいます。
4月以降の領収書・明細書とこれまでのものを比較して確認してみましょう。




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