認知症という言葉を聞いた時、皆さんはどんなふうに感じたり、どんなことを考えますか?高齢社会において、認知症はとても身近なものとも言われています。ご家族や身近な方と一緒に、認知症について知らないことを知り、理解を深める機会をもってみませんか?
認知症のことは「認知症の本人」が教えてくれる。
認知症という言葉は、社会的な広がりが進み、普段の生活の中で見聞きすることが多くあります。その中には、高齢者の交通事故の報道など、マイナスなイメージを持ってしまうものも少なくありません。しかし、最近では、認知症と診断を受けているご本人が、ご自身の認知症の事や経験をテレビやラジオ、本、講演会などでお話しをされる機会も増え、認知症に対する誤解や偏見が少しずつ減ってきていると感じています。皆さんは、「認知症世界の歩き方」というインターネットのページと、書籍をご存知でしょうか?そこには「私にも起こった事があるなあ」と思い出すことのできる、生活の中で起きた困りごとが、認知症のある方ご本人の言葉をもとに、私たちが想像しやすい内容で紹介されています。
無意識の偏見
総社市で開催された「VR 認知症体験会」の際に講師の方から『地域から認知症のある人を分離する社会は、無意識の偏見を育む素地を作ってしまっているのではないか』とのお話の中で「育む」という言葉が強く印象に残りました。以降、私自身が無意識に偏見を育むような表現や言葉、略語を使用していないか意識するようになりました。みなさんも同じような経験がありませんか?
2023/01/31 ダウンロードページ