先日、見学研修に来院された、看護師の長畑さんより見学の感想を頂きました。
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あさのクリニック見学を経て 長畑 枝里子
昨年まで居住していた奄美大島がご縁となり、今回総社市のあさのクリニックを訪れる機会をいただいた。奄美大島でカフェを営むチャーミングな奥様の一言がきっかけだった。「岡山にとおーーっても素敵なドクターがいらっしゃるから帰ったら行くのよ!」
彼女がおっしゃることはいつも真実なので、細かいことはわからないがきっととおーーっても素敵にちがいないだろうという確信は持っていた。今回浅野医師にお会いしてみて、やはりそうだった。そしてそれは期待以上であった。
今回外来と訪問診療に同行させていただいて、まず、人との距離が近いと思った。
膝を合わせて話を聴く。これは人に向かい合わないとできない。浅野先生は相手の懐にするりと入っていっておられる。その聴く姿勢が既に「あさのオリジナル」だと感じた。そうしたら来られる患者さんが皆うれしそうにしておられる。笑顔がこぼれる。仕方ない。あんな人懐っこい笑顔で膝を合わせるのだから。私は内心むむむううと唸った。
話を聴きながら診察をすすめる。質問しながら全身状態を確認し、患者さんの一言を聞き逃さない。そして患者さん本人の診察と並行してご家族の様子にも気を配られている。いろんな環境でいろんな事情を抱えながら生活している患者さんやご家族にちょっとした工夫を提案し、安心を提供し、腕や背中に触れる。ほっとした患者さんの気持ちが表情に表れていた。
あさのクリニックには木がふんだんに使われ、漆喰?珪藻土?の壁が素敵な建物である。ここが診察室かと思うほど妙に気持ちよく、安心できる。ちょっと話をしにきたよという感じで気軽に来ることができる、「先生、これがこんなんじゃけどえんじゃろうか」というちょっとした相談事など敷居を高く感じさせることなく相談できる環境があさのクリニックにはある。医者にかかるとなると緊張して言いたいことを言えない、心配なことを聞けない患者さんは多くいらっしゃる。それが普段の生活のように、挨拶だけで互いの健康度合を量っている家族のように気兼ねさせることなく聞き出せるのは、やはりプロの仕事であると同時に浅野先生のお人柄あってだと思った。
訪問診療でも決してでしゃばらず、介護しておられるご家族と一緒に膝を合わせて話をうかがっておられた。ご家族のがんばりを認め、ねぎらい、否定しない。十人十色、そのご家庭それぞれにいろんな考えやいろんなやり方がある。それぞれのご家庭のルールや性格を尊重しつつ診察し安全を確認し、太鼓判を押されたそのノートには安心が詰まっていた。
今回あさのクリニックの見学にうかがって「やさしさ」を感じた。浅野先生の、相手を大切に思う気持ちが話し方からクリニックからスタッフのやり取りからパソコンの打ち方から伝わってきた。なにかあれば相談でき、真摯に聴いてくれ、異常を察知し的確な対応をしてくれる。そしてそれらを支え合うクルーが揃っている。
総社市にすごいクリニックがある。
研修・見学のご希望の方は、当院のホームページの求人情報ページをから、診療研修・見学申込書をダウンロード。 申込書ご記入の後、郵送もしくはFAX頂きますと、改めてご連絡差し上げます。
これまで、医師・医学生・看護師・薬剤師・事務職の方、医療事務を目指す方が見学研修に来院しています。
現在、あさのクリニックでは、一緒に診療を行う医師(常勤・非常勤)の募集を行っています。https://asanoclinic.com/recruit.html