あさのクリニック 相談員(MSW ソーシャルワーカー)です。
先日、見学研修に来院した
岡山赤十字病院 看護師の 木下真澄 さんより感想をいただきました。
以下に紹介します。
先日は外来見学、訪問診療に同行させていただき、 ありがとうございました。普段は在宅生活に送り出す側の立場で看護をしていますが、 退院後家に帰って困る事はなかったのか、 処置が必要な方への指導は十分だったのかと考える事があり在宅医 療、 看護の実際を学びたいと思い申し込みをさせていただきました。
まず、診察室を含めクリニック全体の床に木材を使用しており暖か みのある雰囲気の中診察を受ける事ができると思いました。
クリニックのスタッフの方々が元気よく挨拶をしてくれたり、往診 に向かうスタッフの見送りをしたりとチームワークの良さを感じま した。また、こまめに報告、相談をされており連携が図れていると 感じました。
午前の診察見学では主に認知症の患者さんとの関わりや初診の方と の関わりを学びました。自らの症状をこの病気からきてるものだと 思い込んで診察に来られた方への関わりで、その方の思いや考えを 否定せず尊重しながら関わる解釈モデルという概念についても学ぶ 事ができました。
午後の訪問診療への同行では、前回訪問時からの申し送りを元に吸 引チューブを補充したり、訪問用バッグに医療廃棄物の入れ物があ ったりと院外での医療物品の取り扱いについて学びました。
また、看取りの場面にも立ち会わせていただきました。
想像していたより早い最期にご家族自身、 十分な受け入れができていなかった事や、元々の親子関係や病気に 対する思いを考慮して医師から亡くなった経緯、 これからの事などをゆっくり丁寧に説明されていました。 私も一緒に清拭をさせていただき、ご家族が声をかけながら顔や手 、腕や足をさすり涙をながされる姿を拝見し、母親への愛おしさを 感じました。また、そのような関わりの時間を共有できる在宅医療 に「看護ができる事は何か」と考えるよい機会になりました。
今回の見学、体験で感じた事、
研修・見学のご希望の方は、当院のホームページの求人情報ページをから、
診療研修・見学申込書をダウンロード。
申込書ご記入の後、郵送もしくはFAX頂きますと、改めてご連絡差し上げます。
見学に来られた方から、いろいろな意見や感想をいただくことで、私たちも学びの場をいただいています。
ありがとうございました。
2016/06/15 見学・研修