令和2年(2020年)は、年明けから新型コロナウイルス感染症のことからはじまり、新型コロナウイルス感染症の事を最後まで見聞きする年でした。
新型コロナウイスル感染症は、日本中、世界中の皆さんの生活・行動に、多くの影響与え続けています。
あさのクリニックの発行するフリーペーパーの1月号は、2019年から「人生会議」を記事にし、年末年始のご家族が集まる機会に、
あなたの人生で大切にしている事などを話すことはいががでしょうか。と、「人生会議」を紹介していました。
しかし、令和2年(2020年)-令和3年(2021年)の年末年始は、新型コロナウイルス感染症の患者数の全国的な増加の中で、
厚生労働省の新型コロナウイルス感染症 年末年始特設サイト(https://corona.go.jp/proposal/)や各都道府県などから、「静かな年末年始を」と及びかけられています。
サイトには、
(1)飲食は家族、いつもの仲間と
例年であれば、忘年会や新年会等、飲食の機会が増えるシーズンですが、飲食は主要な感染経路の一つです。飲食は、普段から会っている人と、短時間で開催していただきますようお願いいたします。
また、隣の席との間隔確保や、会話時のマスク着用など、基本的な対策の有無によって、感染リスクは大きく変化します。引き続き、対策の徹底をお願いします。
(2)帰省は、慎重に検討を
今年の年末年始は、帰省について慎重にご検討ください。特に発熱等の症状がある方などは、帰省を控えていただくようお願いします。
例年であれば、帰省や地元での成人式など、普段会わない友人や親せきの方と会う機会が増えると思います。どうしても帰省される際は、三密回避を含め基本的な感染対策を徹底するとともに、大人数の会食を控えるなど、高齢者等への感染につながらないよう注意をお願いいたします。
いつもと違う年末年始としばらくは、『今まで通り』『いつもしていたから』ではない日々が続くと思いますが、お時間があるときに、『人生会議』について知って頂き、考えていただけると幸いです。
『人生会議』:あなたの考えや想い、気持ちを家族や信頼できる人、医療・ケアチームと一緒に、結論を急がず、繰り返し話し合う取り組み「ACP」の愛称です。
誰でも、いつでも、命に関わる大きな病気やケガをする可能性があります。命の危険が迫った状態になると、約70%の方が「どんな治療を受けるか」「どんな生活をしたいか」
という希望を伝えることができなくなると言われています。
こういう時には「あんなことしたいなぁ」「こんなことはしてほしくないなぁ」などの思いついたことを、普段からいろんな人と一緒に話しながら、少しずつ、その気持ちを残していくことをしていきませんか?それは「もしもの時」にどんな医療やケアを受けたいかも含みます。このような前もっての話し合いは必要ないと思われるかもしれません。ですが、話し合いをしておけば、万が一あなたが自分の気持ちを話せなくなった時、あなたの心の声を伝えることができるかけがえのないものになります。そして、信頼する人があなたの代わりに治療やケアについて難しい決断をする際の重要な助けとなります。家族や信頼できる方と、あなたの人生で大切にしている事などを繰り返し話し合う機会を持ってみてはいかがでしょうか?( ※厚生労働省ホームページを参考に作成)
デザイン作成:株式会社LogooDesign(ログーデザイン)https://www.logoo.design/
あさのクリニックでは、フリーペーパーとは別に、『今とこれからのこと』というパンフレットを作成しています。
パンフレットの紹介ブログhttps://asanoclinic.com/info/3964.html
最後になりましたが、令和3年(2021年)も引き続き、地域医療の一端を担うこと、当クリニックの『想い』である
年をとっても 病を持っても 今を生きる 喜びの支援
を大切にして参ります。引き続き、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
2020/12/31