見学・研修


見学研修の感想をいただきました⑪

10月11日に見学研修に看護師1名(匿名)来院されました。感想をいただきました。

10月11日、あさのクリニックを見学させていただきました。
本日はあさの院長をはじめ、スタッフの皆様の貴重なお時間を頂き、外来診療、訪問診療の見学をさせていただきましてありがとうございました。
もの忘れ外来の名の通り、認知症の方が多く来院されていました。まず驚いたのは、浅野先生自ら、診察室のドアを開け、患者様の顔を見て名前を呼ばれ、診察室にご案内している姿でした。時には手を引いて、時には腕を組んで・・・その方のその日の体調や様子を感じ取りながら診察をされていました。患者様はもちろん家族の方も安心され、先生に色々な相談をされていました。ご家族の方が、今どのような事に困っていて、それは、その方にとってどのような状態で、どうすることが今は、一番いいのか・・・を提案しお話をされていました。あるご家族が認知症の母が排泄の失敗が増えてきたと相談されました。ご本人は、うまくできなくなっている・・・と自覚はあるものの、「まだ手伝ってもらわなくても…」という気持ちがあるように感じられました。先生は、そのご家族とご本人の気持ちをくみ取り、排泄の失敗は出てくる変化だという事や本人にも、家族に手伝ってもうように声をかけられていました。その他のも相談事はありましたが、家族の介護をねぎらう言葉かけや、ご本人の自尊心を傷つけない言葉がけで、最後は、笑顔で診察室をあとにされていました。私は、前職場でも認知症の方のリハビリに携わる中で、必ず笑顔を引き出す工夫をしてきました。一日一回で良いから、「笑う」という時間を提供することは、認知症の方が過ごしている時間にとても必要だと学んでいたからです。そんな温かい診察室の空気に心がなごみました。そして、先生だけでなく、スタッフの方の情報収集力も高く、素早く記録し簡潔にドクターに伝える。またそれを処理する能力も早く診察がスムーズにすすむようにテキパキ動かれていたのが印象的でした。向川さんが患者様のご家族や施設の方と情報交換や調整を細かくされ先生に報告されているのを聞き、本当に細かな情報を把握されていてすごい!の一言でした。
午後からは、訪問診療に同行させていただきました。限られた空間や物品で患者様の苦痛を軽減するための処置や、状態の把握、家族や患者様が抱える不安を、ここでも親身に耳を傾け診察されていました。やはりここでも温かい診察の時間がありました。
医療現場から離れ約、10年介護現場で患者様が「病」をもって生活することの大変さを肌で感じていました。確かにここ数年で在宅を支えるシステム作りが沢山立ち上がっています。しかし、患者様をとりまくサービスが増えても、そのサービスどうしの横のつながりが弱いためサービスにかたよりが生じてきているように感じていました。「あさのクリニック」では、「その方」に着目し医療と生活が同時に進むように、理念があり、そして、その理念のもと、同じ方向を向いてスタッフがすすんでいるのだなと感じました。
本当に温かい一日でした。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

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2016/10/13

見学研修の感想をいただきました⑩

平成28年10月5日に見学研修に来院された、岡山済生会総合病院 看護師の山下さんより感想をいただきました。

先日は1日研修に参加させていただきありがとうございました。
午前は外来診療、午後は訪問診療に同行させていただきました。外来診療では、看護師と医師とで業務分担がなされており、診察までの流れがとてもスムーズであるように感じました。浅野先生の外来では、患者さん、先生ともに笑顔があふれる温かい優しさに包まれたイメージを受けました。他院では診察を拒んでいた認知症の患者さんも、浅野先生の前では笑顔で嬉しそうなんだと家族が話されていたのがとても印象深く残っています。親身になって患者さんやその家族の話に耳や心を傾けている先生のお姿を見てその理由が分かったような気がしました。午後の訪問診療では、療養の場を自宅においている患者さんや家族の様子、医師だけではなく看護の目を持ってその場にいくことの大切さを学びました。また診察記録をファイリングして他の訪問看護などと連携を図ることで、その場その場ではなく継続的な医療やケアに結びついていることも知ることができました。スタッフの皆様もとても親切で笑顔の素敵な方ばかりで、はじめは緊張していましたがアットホームな雰囲気にリラックスして研修を受けることができました。お忙しい中本当にありがとうございました。

 

ご感想ありがとうごました。

2016/10/11

見学研修に来院されました⑦

あさのクリニック 相談員 向川です。

 

平成28年10月5日に岡山済生会総合病院 看護師の山下佳織さんが見学研修に来院されました。

午前中は外来受診の患者様の血圧等の測定も行っていただきました。
午後から訪問診療に同行いただきました。

ご見学いただきありがとうございました。


 

 

 

 

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2016/10/06

見学研修の感想をいただきました⑨

先日見学研修に来院された、聖路加国際病院 QIセンター 高崎慶さんの感想をいただきました。

8月17日(水)に外来診療と訪問診療の見学をさせていただきました。

以前より、院長の浅野先生とはお話しさせていただく機会があり、いろいろなことにワクワクを求め、探求していく浅野先生のクリニックを見学させていただける機会を頂戴し、大変楽しみにしておりました。

まず、クリニックに入って感じたのは、香りの良さでした。
少なからずクリニックというと消毒薬の独特な香りを想像してしまいますが、木材の香りが漂い、それだけで患者さんは癒された気持ちになるのではないかと感じました。
床材、壁材、ドアなどふんだんに木材が使用されており、香りの面だけでなく、木のぬくもり、夏であればその涼しさを感じることができました。
このようなところにも浅野先生らしさが感じられた部分です。

さて、午前中は外来診療を見学いたしました。
お盆明けということで、予約の患者さんもそれなりにいらっしゃる上に、新患の患者さんも3時間で3~4人対応されており、かなり忙しかった印象でした。
それでも、浅野先生は笑顔を絶やすことなく、患者さん、ご家族のお話を笑顔で傾聴されていたのが印象的でした。
そして、「よく動くなぁ」「よく触れるなぁ」という印象を受けました。
病院の場合だと、マイクで患者さんを呼び出し、着席してもらい、医師が、聞きたいことを聞いていくというイメージですが、浅野先生は患者さんを診察室の外まで呼びに行かれ、手を取りながら、患者さんをご案内されていらっしゃいました。
また、聞きたいことを聞くというよりは、その人の生活がどうなっているかを探り出すために、「今日は暑いねぇ」「ちゃんとご飯食べられている?」という日常会話から話されていたのが印象的でした。
ご家族に対しても、患者さんに話すと同時に、ご家族に対しても質問するようなコミュニケーションを取られており、患者だけでなく家族も一緒に診療しているような感じを受けました。
さらに、患者さんには手を添える、手を握るなど、患者さんが安心するような行動をされていらっしゃり、浅野先生にかかる患者さんは本当に安心された顔をされていたように思えました。

こういった診療の実践のために、受付スタッフや、相談員さん、看護師さんとの連係がしっかりとなされていたということがあったと思いました。
診察前に必要とする情報が、しっかりと先生の手元にあり、医師が何を把握したいか、どういう情報があると診察を行いやすいか、しっかりと考えたうえでスタッフの皆さんが行動されている印象を受けました。
特に向川相談員の動きが印象的で、患者さんの状況把握、外来全体の流れ、などに目を配り、全体がスムーズに回るように動かれていた点がとても素晴らしいと思いました。
本当に笑顔を絶やさず、常に動き続ける外来診療で午前中3時間の診療時間があっという間に過ぎていきました。

昼食後、午後は藤原先生の訪問診療に同行いたしました。
訪問診療の現場を見るのは、初めてだったのですが、藤原先生もまた患者さんに寄り添われる姿勢が印象的でした。
特に、遠方から帰省されていたご家族に対してお話しされていた時に、何とか現状と向き合ってほしいという熱意が伝わるようなコミュニケーションを取られており、患者のことを第一に考え、家族も大事にする姿勢がうかがえました。
訪問診療を通じて、「生活の中での医療」「家族とのコミュニケーションの重要性」という点について改めて考えさせられました。
普段の急性期の病院では、あくまでも医療が中心で回っており、ある部分では生活のことも考えますが、やはり占める割合は少ないように思います。
一方、訪問診療では、医療者側が生活空間にお邪魔するわけで、患者の生活を中心に必要な医療を考えていくというスタイルが、今までの自分にない視点でもあり、とてもインパクトがありました。
患者さんにとってみれば、「入院」というのは一大イベントですが、それ以外は「普段」であり、「入院」は「生活」や「普段」のほんの一瞬の出来事でしかありません。
患者さんの生活をいかに良くするか、という視点で医療をとらえ直す、大変貴重な機会となりました。

普段は、急性期の病院の中で管理的な側面から医療を見ることが多いですが、改めて患者さんに寄り添う姿勢ということの大切さを感じた見学でした。
QIという、「数字にして見える化する」「診療や医療安全の質を改善する」ということが普段の仕事ですが、訪問診療には数字にはできない、大切なものがあると感じました。
もちろん、クリニックや訪問診療においても管理の側面では、「数値化」「医療の質」ということは重要なことだと思います。
ただ、患者さんと向き合うときには、その人を尊重し、その人の生活を一番に考えることが重要なことであると改めて実感した1日でした。

あと、昼食にいただきました、ブーンの山盛りカレーは、ここ数年にないくらいカレーを食べました。
「ペロリと食べるねェ」と浅野先生は仰っていましたが、結構しんどかったです(笑)。

本当にいろいろなことを考えた1日でした。
ありがとうございました!

聖路加国際病院 QIセンター
髙﨑 慶

2016/08/24

見学研修に来院されました⑥

あさのクリニック 相談員です。

昨日(8月17日)、聖路加国際病院 QIセンター 高崎慶さんが見学研修に来院されました。

午前中は外来、午後からは藤原先生の訪問診療に同行してもらいました。

QIセンターの『QI』ととは、Quality Indicator(クオリティーインディケーター)と言われ、
医療の質を数値化して表した指標と言われています。(厚生労働省の資料http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/06/dl/s0628-7i_0004.pdf
最近、耳にすることが多くなってきていますが、まだ一般的ではないのかもしれませんが、この指標の向上はサービスの向上などに直結するものだと思います。

聖路加国際病は、早くからQIに力を入れており、そうのような部署で勤務されている高崎さんからどのような感想を頂けるのかドキドキワクワクしています。

 

 

2016/08/18