開催報告 映画「人生をしまう時間(とき)」上映会&お仕事説明会
9月3日に総社市にあるFLCBを会場に、映画「人生をしまう時間(とき)」の上映とあさのクリニック看護師お仕事説明会を開催しました。
映画「人生をしまう時間(とき)」(C)NHK
2019年に岡山市のシネマ・クレールでの劇場上映をしている際に、院長と相談員の私と、他事業所になりますが、ケアマネの方、訪問看護の方、別のクリニックの看護師の方と一緒に足を運び、視聴後には感想などをお互いに話をしたことがこの映画の出会いです。
この映画の前には、映画の紹介にも記載があるように、以前NHKスペシャルで放送されていたため、見たことがある場面もあるものでした。
無意識に「影響」うけ、変化する
2019年に私が視聴した際の私の感じた一言メモがありました。
・リアルな人生のしまいのときの場面、コミュニケーション仕方などのいろいろ考える事ができた。
・堀越先生のコミュニケーション、小堀先生のコミュニケーションなどが印象的。
・大事なので普通にやってしまう『支援』がその人らしさ、その人の『力』を奪ってしまう可能性に気づかされる場面は、とても印象的。
この度の上映会の主催者として、繰り返し見る機会となり、その時に感じた、感情や気づきを思い出しつつ、こんな場面があったなあ、出演されている方々の言葉をもう一度聞き、さらに新しい気づきをいただきました。
私が、上映会の際に参加した皆さんの前でコメントをいたしましたが、
『この映画を見たことで、映画の様々な場面や出演されている方の一言一言が、気づかないうちに私の自分の行動や考え方に『影響』を受けていたのだろうな、無意識に変化していたのだろうな』と感じる機会となりました。
当日は、計34名の方が上映会に来ていただく、ご縁をいただきました。
映画の内容から、医療福祉専門職の方が多かったですが、クリニック近隣の方もご来場いただきました。
このような機会をいただいた、出演されている皆さん、制作や上映に携わった多くの方に大変感謝しております。
いただいた感想を一部紹介します(映画の内容の部分など、省略や変更をしている感想もあります)
・仕事で聞いていた事がリアルにスクリーンの中に描かれていて、現場の医師、看護師、ケアマネ、本人、家族のありのままの姿やその場の空気も伝わって来て、ドキュメンタリーの良さがありました。
・在宅での看取りは、医療やケアマネ、ヘルパー、訪問入浴等、たくさんのサービスがあって、成り立つと思う。
・本当にこういう医療を自分がしたいと思います。これからも、人との関係性を大切にできる仕事をしていきたいと、改めて思いました。
・最近、初期のがんが見つかった友達、年をとっていく祖父母のことを思い浮かべつつ見させて頂きました。
・死ぬということは生きている以上当たり前にあるのだなぁということを改めて感じ、人生の過ごし方は、人それぞれ、自分が思っているよりも早く細かく変化していくのだなぁと思った。
・訪問医療を通して、看取る家族の物語を受け取りました。
・最後の時、自分の家族だったらどうか、自分自身だったらどうか、関わっている医療従事者だったらどうか、と様々な視点で観させていただきました。
・看取りの場における本人,家族,様々な職種の方々の様子を拝見できたのは貴重な経験となりました。
・在宅医療と病院とのちがいに気付けた気がします。こちらの勝手な思い込みで患者さんにベストな環境を作ったつもりでも患者さんには患者さんの思いがある…私たちが困った患者さんだと思ってた患者さん自身が一番困ってたのかもしれないと反省しました。
・病気の状態だけではなく、家族や患者さんとのこれまでの生き方、関わり方、思いなど、人を診ていく難しさを感じました。
・色々な形で人それぞれ人生のしまう時間が違うという事を映画を通して改めて気付かされた気がします。
・在宅医療を学ぶ映画と思いきや、自宅で過ごしたい、家族と過ごしたいなど、いろいろな患者の思いとを見せられ、家で過ごすことがどういう事なのかを考えさせられた。
・医療側の生活しやすさと自宅で住み慣れた環境での本人の感じる過ごしやすさは必ずしも同じではない。
・在宅での生活、本人や家族にとってどういった生活が正解なのか考えさせられました。
・私自身、年齢もまあまあだから参考になりました。
・人生の最後を考えることができました。総社に生まれて、訪問看護の事よくわかり安心しました。
・自分も同じ様に親の介護をしてきたので、病人も大変ですが、介護している人の気持ちを少しでも軽くしてもらえたらと思います。
といろいろな感想をいただきました。
お仕事説明会
クリニックのホームページを使い、簡単にですが、外来での看護師の役割、訪問診療での同行看護師についてお伝え出来たのでないかと思っています。
この度の活動
当院が現在募集している、医師・看護師・相談員(医療ソーシャルワーカー)の求人活動もかねていました。
☆訪問診療のご希望対して、スムーズに対応できるよう、一緒に外来診療、訪問診療を中心に当院の業務に取り組む、看護師、医師の求人に加えて、相談員(医療ソーシャルワーカー)の求人を求人情報のページに掲載しています。
https://asanoclinic.com/recruit.html
看護師求人ページ https://asanoclinic.com/recruit/nurse.html#rec_kangoshi
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直接当クリニックへお問い合わせください。心よりお待ちしています。よろしくお願い申し上げます。
七夕のしつらい
七夕の飾り
7月7日は七夕ということで、待合に七夕のお飾りをしつらいました。
七夕といえば、短冊に願い事を書いて竹に飾りましたね。わが子も幼稚園で七夕飾りを作ったようで、自宅の観葉植物にお飾りと短冊が・・・・。総社市役所の1階ロビーにも、七夕の笹竹が飾ってありました。
由来
この、七夕行事について調べてみると・・・
中国の「星祭伝説」と「乞巧奠(きこうでん)」の行事、日本古来の「棚機つ女」の伝承、水で穢れを払う伝承や夏の収穫感謝祭など、それらが複合して各地の七夕の習慣ができあがったようです。
小さいころから親しんできた七夕行事ですが、笹の葉に七夕飾りや短冊を下げたのは江戸時代からといわれており、昔は短冊ではなく、梶の葉(梶は神に捧げる神木として尊ばれていた)に願い事を書いたようです。
七夕の歌にも歌われている「五色の短冊」の五色は、古代中国の思想 五行説に由来する色で、あお(緑)・赤・黄・白・黒(紫)は、自然界の「木、火、土、金、水」を表しているとのこと。
色々と意味があるんですね。
当院の待合は
当院では、鹿の巻筆と梶の葉のお飾りをしつらいましたが、この「鹿の巻筆」は昔から奈良の春日大社で祝詞や願分を書くのに神鹿の毛を用いて造られた筆を使っていた事に由来しており、芯に鹿の毛を用い、先を五色に染め、軸の後ろには五色の御幣がついています。
この筆で願いごとを書くと願いが叶うとか・・・。
季節を感じる
当院待合での時間、少しでも季節を感じていただけると嬉しく思います。
在宅~救急~在宅でのかかわりからの振り返り
2021年12月6日、私たちの訪問診療をさせていただいている方の経過を振り返る座談会が開催されました。(個人情報を多く扱うため、かかわった機関のみの参加)
これまで患者さんの振り返りの場は何度か行ってきましたが、参加者は在宅を支援していた方だけで行っていました。
この度は、経過の中で救急搬送をうけいれていただいた倉敷中央病院の救急科、総合診療科の医師の方から企画を提案いただき、ZOOMでのオンラインと会場のハイブリットで行いました。
在宅の主治医として救急搬送するときに、どのように患者さんや家族さんの想いを伝えたのか。なぜ、その想いも伝えたのか。
その想いとともに救急搬送、治療を受け入れをしていただいた、倉敷中央病院の救急科の医師や入院を受け持った総合診療科の医師がどのように考え、どのように家族に説明をしていたのか。
救急受け入れから入院そして退院までの経過。そして、短期間の入院の間にどのような退院後の生活支援のために動いていたのか、退院後の生活はどのような支援をしているか、それぞれの場面でかかわった医師で、リレー方式でふりかえり、ポイントポイントで、意見交換を行いました。
お互いに知らなかったことについて知る機会になり、『顔の見える関係』の大事さと奥深さと難しさを感じる機会でした。
倉敷中央病院の医師が救急受け入れから退院までの間に、家族へどんな病状を説明したという結果だけでなく、その説明の際にどのように考えていたのかも知ることができ、
その患者さんを知るクリニックの職員としてうれしさで感動しました。
このような振り返りの機会をいただいた、患者さんとその生活をささえているご家族へ、この場をお借りし御礼申し上げます。
当院からは、医師はもちろん、看護師、事務、相談員も参加し、普段は連携で伝えていただく、入院中の経過について、さらに深い部分を聞くことができたと感じています。
企画していただいた、倉敷中央病院救急科、総合診療科の皆様、そして参加していただいた一緒に在宅生活支援をしている事業所の方々誠にありがとうございました。
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診療体制強化のために医師と看護師の募集をしています。
詳細は、求人情報のページをご確認ください。 https://asanoclinic.com/recruit.html
医師募集ページ https://asanoclinic.com/recruit/doctor.html
看護師募集ページ https://asanoclinic.com/recruit/nurse.html#rec_kangoshi
上記のページのご確認いただき、各ページのエントリーフォームを活用ください。
電話でのお問い合わせの際は、折り返し連絡先をお聞きし、担当者から改めてご連絡させていただきます。
当院での業務にご興味がある皆様からの直接の求人に対するお問い合わせを心よりお待ちしています。
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第3回日本在宅医療連合学会視聴
2021年11月27日~11月28日
第3回日本在宅医療連合学会が開催されています。https://procomu.jp/zaitakurengo2021/
新型コロナウイルス感染症の感染拡大した昨年の第2回より、現地開催ではなく、オンラインで開催され、今年の第3回もオンラインでの開催であり、
申し込みをした職員は、自宅など自分の好きな場所で視聴しています。
今回は、2日間の開催期間のライブ配信だけでなく、事前のオンデマンド配信もあり、多くの実践事例を聞くことができるます。
診療所や病院だけでなく、ケアマネジャー、訪問看護ステーション、地域の事業所、薬局、行政、医師会、大学などの教育機関や研究所、そして多くの職種の方の話を拝聴できる機会です。すごいなあという内容だけでなく、私たちでできることはなにかなどを考える機会です。
あさのクリニックでは、研修費等の補助制度もありますので、自己研鑽をしていただき、実際の患者さんへの支援、ご家族の支援、他事業所との連携などに発揮していただいています。
診療体制強化のために医師と看護師の募集をしています。
詳細は、求人情報のページをご確認ください。 https://asanoclinic.com/recruit.html
医師募集ページ https://asanoclinic.com/recruit/doctor.html
看護師募集ページ https://asanoclinic.com/recruit/nurse.html#rec_kangoshi
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電話でのお問い合わせの際は、折り返し連絡先をお聞きし、担当者から改めてご連絡させていただきます。
当院での業務にご興味がある皆様からの直接の求人に対するお問い合わせを心よりお待ちしています。
まずは、話を聞きたいという方もぜひ、お問い合わせください。
クリニックのある総社市は、倉敷市、岡山市からも近いため、倉敷市、岡山市から通勤をしている職員もいます。
よろしくお願い申し上げます。
わかりやすい認知症について知る本
最近、以下の本を読む機会がありました。
認知症の方の不安な感情などの説明があり、認知症についてより深く理解し、想像することができるのではないかと思う内容でした。
「新版 マンガでわかる!認知症の人が見ている世界」
https://bunkyosha.com/books/9784866513638
また、これまで何度かサイトを紹介したことがある、
「認知症世界の歩き方」https://issueplusdesign.jp/dementia_world/
https://issueplusdesign.jp/dementia_world/story/
が、書籍となり発売されたことを知りました。
https://issueplusdesign.jp/dementia_world/book/
こちらも合わせて、新しい知識や相談対応にいかしていきたいと思います。
あさのクリニックでは、医師と看護師の募集をしています。
詳細は、あさのクリニックの求人情報のページをご確認ください。
https://asanoclinic.com/recruit.html
医師募集ページ https://asanoclinic.com/recruit/doctor.html
看護師募集ページ https://asanoclinic.com/recruit/nurse.html#rec_kangoshi
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