クリニックブログ


日本災害医療薬剤師学会シンポジウム報告

日本災害医療薬剤師学会シンポジウム

2020年1月19日(日) 岡山大学Junko  Fukutake Hallにて開催された、「日本災害医療薬剤師学会シンポジウム」
に当院相談員がシンポジストを参加し、医療ソーシャルワーカーの立場で、西日本豪雨災害からの振り返りについて登壇しました。

振り返り

内容は、豪雨災害の起きた、岡山県総社市にあるクリニックのソーシャルワーカーとして、また個人としての動きや想いを発表させてもらいました。
最後には、災害の支援でのつながりで教えていただいた、
居安思危(安きにありて危うきを思う):平安無事のときにも、危難に備え、用心を怠らないこと。
思則有備(思えば則ち備えあり)   :心配りをするということが既に備えとなる。
有備無患(備えあれば患いなし)   :準備を怠らなければいざという時にあわてずに済む。

という、私たちがいつも聞くことの多い、『備えあれば患いなし』には、前の言葉があることです。
2018年の西日本豪雨の時にも言われていた、『日頃からできていないことは、災害時にはできない』ということが昔から日頃からの準備が必要と言われていることです。

学びの場として

シンポジウムは2部構成で、2018年西日本豪雨災害のDMAT対応、薬剤師の活動、地域の医療復興や福島で行われている復興支援から、今後当地でも課題となるであろう内容の発表がありました。

2部では、災害時の歯科対応・口腔ケア対応・食支援、災害時の健康管理のための組織同士の調整が必要であること、災害処方箋データからみる処方動向や薬剤供給体制・調剤するだけでなく、避難所にある薬剤の管理などの薬剤師の役割、災害支援の心構え、スフィアプロジェクトが求めるものについて、災害時のトイレ問題(阪神淡路大震災の時からあった、トイレ問題に対応が遅くなっていることは最近の災害でも同じ課題が起きている)について。

多くのことを学ぶ機会にもなるシンポジウムのでした。

他の職種の事を知る

専門職の資格名が大会名(この度は薬剤師)になっている大会に、違う専門職として参加することは、その職種の役割などの知らなかったこと知る機会にもなりました。

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2020/02/01

1月号 人生会議

1月号のフリーペーパーは、皆さんニュースで取り上げられて見聞きした方もいる『人生会議』です。

「人生会議」とは、あなたの考えや想い、気持ちを家族や信頼できる人、医療・ケアチームと一緒に、結論を急がず、
繰り返し話し合う取り組み「ACP」の愛称です。

誰でも、いつでも、命に関わる大きな病気やケガをする可能性があります。命の危険が迫った状態になると、約 70%の方が「どんな治療を
受けるか」「どんな生活をしたいか」という希望を伝えることができなくなると言われています。
こういう時には「あんなことしたいなぁ」「こんなことはしてほしくないなぁ」などの思いついたことを、普段からいろんな人と一緒に話しな
がら、少しずつ、その気持ちを残していくことをしていきませんか?それは「もしもの時」にどんな医療やケアを受けたいかも含みます。
このような前もっての話し合いは必要ないと思われるかもしれません。ですが、話し合いをしておけば、万が一あなたが自分の気持ちを話せ
なくなった時、あなたの心の声を伝えることができるかけがえのないものになります。そして、信頼する人があなたの代わりに治療やケアに
ついて難しい決断をする際の重要な助けとなります。家族や信頼できる方と、あなたの人生で大切にしている事などを繰り返し話し合う機会
を持ってみてはいかがでしょうか? ※厚生労働省ホームページを参考に作成。https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_02783.html

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2019/12/31

12月号 訪問診療

12月号のフリーペーパーは
医師が自宅に訪問し、定期的かつ計画的に診療を行う、訪問診療について簡単に記載しています。

 

 

 

 

 

 

 

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2019/12/02

地域医療研修

8月より倉敷中央病院救急科専攻医の先生方が地域医療の研修の一環として当院で在宅医療の見学・研修を行っています。。

病院とは違った在宅医療の現場に同席し、今までと違った視点の診療からいくつかの気づきを得ていただいたようです。

見学後のご意見として

・自宅で体調悪化した方の治療と自宅での対応方法についての方針決定の場面

・通院困難な認知症患者さんとのコミュニケーションの方法について試行錯誤する状況

・患者さんのこれまでの生活歴から、今その方がどのように病気に向き合っているかについての気づきがあった瞬間

・訪問診療時の家族の表情、患者さんの表情が印象的であったこと

・純医学的な側面だけでなく、患者さんの背景を含めた心理社会的側面にも配慮した診療を行っていること

などが、いただいた感想の中で振り返られており、私たち自身が改めて良い気づきを頂きました。

私たちの得意とする部分や大切にしていることについて、言葉にしていただけたことはとてもありがたかったです。

引き続き、倉敷中央病院をはじめ、広く研修の場としても活用していただくことで地域の医療者と中核病院の医療者の連携が深まっていけば、より安心した医療環境を提供できると信じています。

引き続き、よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

研修・見学のご希望の方は、当院のホームページの見学・研修のページをから、診療研修・見学申込ページから申し込み書をダウンロードし、郵送かFAX、申込フォーム使用してください。改めてご連絡差し上げます。

只今、医師(常勤、非常勤ともに)、看護師さん(正職員、パートともに若干名)の募集も行っています。
見学・研修は少しでも入職をお考えの方にはクリニックの雰囲気を感じていただく良い機会と思います。
求人情報ページ

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2019/11/17

見学研修報告

先日、見学に来てくださった看護師の鎌腰洋美さんから感想をいただきました。

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この度はお忙しい中、見学を受けていただきありがとうございました。外来・訪問診療を共に同行させていただき、とても充実した一日を過ごすことができました。
午前中の訪問診療では、患者・家族の訴えに耳を傾け安心して過ごせるようとても丁寧に優しくかかわっておられたことが心に残っています。
先生たちは、わかりやすく声をかけられ、困ったことがないか、何かあればいつでも繋がっているので連絡をするようにと話され、常にそばにいるという安心感が抱けるようでした。また、そこには信頼関係が基盤となっているのだということも感じることができました。
また、施設訪問では、新規の患者の生活環境を含め、症状を理解しようとされており、一人の人間として様々な方向から考えて診察をされ、何が一番本人にとって、介護者にとって良いことかアセスメントをしていた事は感銘を受けました。そして、同行スタッフと意見を交わし様々な方法を考え悩まれていた事はチーム医療として必要な事であり、また、より良い医療を提供されている源だとも思いました。
外来診察も一人一人の目を見て訴えを聞き、患者だけでなく、家族の意見にも傾聴され、和やかな空気が診察室に流れており、私もどこかゆったりした気持ちになりました。院内も明るく、木製で心を温かくしてくれるような感じで患者に配慮した広い空間の診察室は、前のめりになって相談してみようという気持ちにさえなりそうでした。
そして、新患の診察までにスタッフで情報を共有し、問題把握をしたのち、アプローチを考えていたことから寄り添った医療をされていることも感じました。このように、様々な疾患・生活環境で悩みを抱えて来られる患者・家族にとって全スタッフで携わって地域とも連携を図りながら医療を支えているクリニックは本当に大切で安心して訪れることができる場所だと思いました。
私は、常に患者・家族ファーストでより良い医療を提供され、身近な存在に感じられるクリニックであり、かつOne teamで寄り添えるあさのクリニックのスタッフの皆様と時を共にさせていただいたことを感謝します。
また、初めてのことも多く大変緊張しましたが、温かく迎えていただき、笑顔の絶えない皆さんから声をかけていただいたので楽しく見学もさせていただきました。見学しながらもし、自分が患者・家族の立場になれば、頼れる存在になってほしいとも思いました。
そして、貴院での貴重な一日の見学から、これからも患者・家族にとって一番近くで傾聴し、信頼され、チームで支えていくことの大切さを生かし、これからの看護に生かしていけるよう私自身努力していきたいと思います。本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ありがとうございました。

研修・見学のご希望の方は、当院のホームページの見学・研修のページをから、診療研修・見学申込ページから申し込み書をダウンロードし、郵送かFAX、申込フォーム使用してください。改めてご連絡差し上げます。

只今、医師(常勤、非常勤ともに)、看護師さん(正職員、パートともに若干名)の募集も行っています。
見学・研修は少しでも入職をお考えの方にはクリニックの雰囲気を感じていただく良い機会と思います。
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2019/11/17