VR認知症体験会@総社のご報告
本当は皆、優しく関わりたい。でも、どうして良いかわからない。そして、十分な理解が出来ないまま目の前の現実(困難な状況など)に向き合うために沸き起こる葛藤・・・
下河原さんと黒田さん、そして今回ご支援くださった皆さま、参加者の皆様に心より御礼申し上げます。
ソーシャルワーカーデー2017inおかやま の案内
平成29年7月9日 日曜日に開催される
ソーシャルワーカーデー2017 in おかやま
の案内です。
『そうだ!聞いてみよう!!ソーシャルワーカーって何しょーる人!?』をテーマに開催されます。
日時:平成29年7月9日(日) 13時30分~16時30分(受付12時30分~)
会場:きらめきプラザ3階301室 岡山市北区南方2-13-1)
対象:学生 一般市民 医療福祉関係者など
◇ミニ講座:13:40~14:25
「ソーシャルワーカーの基本的視点と魅力」
〈講師〉星 昌子 氏(林道倫精神科神経科病院地域医療部部長PSW)
◇リレートーク 14:35~16:30
「ソーシャルワーカーって、で~れ~え~が~♪」
♫様々な現場の声をお届けします♫
この度は、あさのクリニックの相談員(ソーシャルワーカー)の私も微力ながら企画に参加しています。
学生(中学生、高校生、大学生など)、地域住民の方、医療福祉関係者など多くの方に参加いただき、『ソーシャルワーカーって何?』を知っていただく機会になればと思います。
そして、現職で働いているソーシャルワーカーの方にも、学びや気づきの機会になるのではないでしょうか。
第4回 ものわすれコラム 改正道路交通法について
皆さんこんばんは。院長の浅野です。
3月12日、ついに改正道路交通法が施行されました。
この件については、大変悩ましいところでもありましたので、なかなか情報発信できずにいました。 社会的ニーズと個人のニーズの間で、本音と建前の間で・・・ 当院としては、認知症を地域で認知症を支える診療所の役割として以下の方針で対応することを考えています。
① 当院かかりつけの患者さんへ真摯に説明と対応を続ける。
② 当院に初めて来院される患者さんの診断書作成希望は特別な事情がない限りお断りせざるを得ない。
早期発見、早期治療という社会的ニーズもあって広く地域のかかりつけ医にて行われている認知症診療は、認知症の治療を早期から行うために認知症の診断をつけて治療薬を使うことが稀ではありません。
しかし、その方たちの多くは、ある程度の制限を設けながら、生活に最低限必要な移動手段としての自動車の運転を行っていること、行えていることもまた事実なのです。
リスクゼロはないという仮定のもと、この運転の権利を奪われてしまうことがご本人にとっては現在の生活を継続することに多くの支障がでることは容易に想像できます。特に、免許を取り、車を所持して、自由に移動できることをプライドとしている男性にとっては・・・ かかりつけ医として、この方々の個人のニーズを守りたい気持ちと、社会的なリスク(高齢ドライバーの増加と認知症高齢者増加の予測の中)を下げたい気持ちの間で、悩んでいます。
悩んでも仕方のないことかもしれませんが、また悩むことがとても大切なことでもあり、関わる患者さんの幸せのために何ができるか?を真摯に考えながら診療を続けたいと思います。
岡山県交通部免許課ホームページより
http://www.pref.okayama.jp/page/494757.html
臨時認知機能検査・臨時高齢者講習についてhttp://www.pref.okayama.jp/page/506031.html
一定の病気等に関する運転適性相談についてhttp://www.pref.okayama.jp/page/277132.html
おかやま愛カードについて
http://www.pref.okayama.jp/page/detail-100743.html
運転に不安を感じている方必見!!
「おかやま愛カード」とは、運転免許証を自主的に返納等された県内に居住する65歳以上の高齢者の方の申請により、県警察が発行するカードで現在、3万人以上の高齢者の方が利用されています。
「おかやま愛カード」の協賛店や協賛車でこのカードを提示しますと、商品の割引や主要路線バス・鉄道運賃(JRを除く)が半額、タクシー運賃(一部タクシー会社を除く)が1割引などの各種サービスが受けられます。
第3回 ものわすれコラム 「ものわすれに以外の症状 行動心理症状(周辺症状)について」
また、認知症診療に興味のある看護師、その他医療職の方も是非とも見学や研修の制度をご活用ください。
「自宅で最期をむかえるということ」
非常勤医師のフジワラです。あさクリに来させて頂くようになり、もうすぐ2年になります。
日々の訪問診療で、ご自宅で人生を全うされる患者さんに関わらせて頂くことが多くなり、
改めて思い出した事があります。
私にとって、救命救急センターで、瀕死の患者さんの治療に従事し、何とか救命に至るという経験や、外科病院で癌などの手術が必要な病気でも、元気に回復されていくという経験はとても大切にしたいことです。
一方、老衰、癌の末期などその他の重症疾患で、最先端の治療を駆使しても、どんなに思いをよせても、避けられない死があります。たった数日でも数時間でも、望んだ場所で、大切な方々と過ごしながら最期をむかえるということは、ご本人をはじめ、ご家族にとってもかけがえのないものだと思います。
入院中の末期の患者さんが、ご自宅への思いをお話しして下さり、急きょ翌日に在宅医療に移ったことがありました。住み慣れたお家に帰ると同時に小さなお孫さんやご家族に、にぎやかに囲まれていました。患者さんもご家族も、とても幸せそうにされているように見えました。私は在宅医療を支援してくださる様々な方達に連絡をし、紹介状などを作成しただけでしたが、それは高度な医療や最新技術で患者さんの回復のお手伝いをすることと同じくらいに、とても大切な事だと気づかされた経験でした。
・・・ これからさらに暑い日が続きます。しっかり、水分補給をしてのりきりましょう!