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2月号 フリーペーパー Vol.95 認知症

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クリニックの入口の棚には「認知症をニンチと言わないで!」と記載された缶バッチがあります。深く考えないまま認知症を「ニンチ」と略して「ニンチが進んだ」と言う方がいるかもしれません。それは認知症への理解ではなく、偏見や差別を育んでしまう言葉なのかもしれません。

認知症を理解する

認知症の人は人との関りの変化や環境の変化についていけない病気です。

高齢社会において、認知症という言葉を普段の生活の中で見聞きする機会がふえていませんか?高齢者の交通事故や、行方不明の報道など「認知症だからではないか」という先入観で、マイナスなイメージを持ってしまうことは少なくありません。最近では、認知症の診断を受けているご本人が普段の生活で得た経験をテレビやラジオ、本、講演会などで伝えてくださる機会もあり、認知症に対する誤解や偏見に気づかされることもあります。

認知症と災害

誰もが不安や戸惑いを感じる災害時の避難生活。認知症の人、障害児者やその家族の方々は、周囲の皆さんが理解して対応することで、少しでも安心できる状況になるかと思います。災害時の認知症の人への接し方については、社会福祉法人東北福祉会 認知症介護研究・研修仙台センターが監修の「避難所での認知症の人の家族支援ガイド」を参照・引用し、下記の図を作成しました。「備えあれば憂いなし」ぜひ知っていただきたいです。
2024/02/06

1月号 フリーペーパー Vol.94 今とこれからのこと

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今とこれからのことについて、私の考えていること、思っていることなど気持ちを家族や信頼できる友人同士などにお互いに話をしてみませんか。

今とこれからのこと心づもりを話そう!

  • 「あんなことしたいなぁ」「こんなことはしてほしくないなぁ」「好きなことはこれだなぁ」「こんなときには何を選ぶかなぁ」などの思いついたことを、普段からいろんな人と一緒に話しながら、少しずつ、その気持ちを伝え合うことをしていきませんか?その話の中には「もしもの時」にどんな医療やケアを受けたいかも含みます。

    誰でも、いつでも、命に関わる大きな病気やケガをする可能性があります。命の危険が迫った状態になると、約 70%の方が「どんな治療を受けるか」「どんな生活をしたいか」という希望を伝えることができなくなると言われています。

    前もっての話し合いは必要ないと思われるかもしれません。ですが、話し合いをしておけば、万が一あなたが自分の気持ちを話せなくなった時、あなたの心の声を伝えることができるかけがえのないものになります。そして、信頼する人があなたの代わりに治療やケアについて難しい決断をする際の重要な助けとなります。家族や信頼できる方と、あなたの人生で大切にしている事などを繰り返し話し合う機会を持ってみてはいかがでしょうか?

    ※厚生労働省ホームページを参考に作成

  • あさクリフリーペーパー:今とこれからのこと

話すきっかけとなるパンフレット「今とこれからのこと」

  • あさのクリニックでは、皆さんと心積もりを話すきっかけとして『今とこれからのこと』という記入ができるパンフレットを作成しました。診療の際に患者さんや家族と話をするためのものと、啓発配付用の2種類をつくり、順次活用を始めています。ご希望の方はお気軽にお声がけください。
  • あさクリフリーペーパー:今とこれからのこと
2024/01/04

12月号 フリーペーパー Vol.93 つながり

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人と人が支え合うこと、つながることに注目する言葉を見聞きすることが増えていませんか?ご近所付き合い、交流、ネットワーク、社会参加、地域づくりなど、様々な方法で、積極的に行動している人、日常の事となっている人、時々で十分という人、自分からはできないから声をかけてほしい人。いろいろなつながりの形があるのだと思います

やりたいことや好きなことを続けていくためのフレイル対策!!

年をとって体や心のはたらき、社会的なつながりが弱くなった状態をフレイルといいます。フレイルは、要介護状態に至る前段階として位置づけられます。そのままだと、要介護状態になる可能性があると言われています。対策としては、早めに気づいて、適切な取組を行うこと。そうすれば、フレイル予防になると言われています。このフレイル予防に大切なポイントは、「栄養」、「体力」、「社会参加」、それに「口腔」の“3プラス1”で、「食べて、動いて、人とつながる」というライフスタイルが効果的と言われています。無理なく楽しく、フレイル予防に取り組んでみましょう!

つながりを意識する

孤独・孤立対策が注目されており、ふれあいサロン、百歳体操、ボランティアグループなど人と出会う場が、行政だけでなく、地域の方などによって企画されています。地域やご近所、お知り合いという日頃のつながりを少し意識して参加してみませんか。グループに参加し運動をしている方は、運動をしていてもグループに参加していない方にくらべて要介護状態になりにくかった。という調査があり、できることなら一人ではなく、友達と、ご近所と、いろいろな形のつながりを活用して、まずは会話をすることからはじめてみませんか。
参考:スポーツ庁 スポーツによる高齢者の介護予防と 政策展開に関する提言

あさクリ COLUMN「先入観」

依存症は「安心して人に依存できない病」だという言葉を、精神科医の松本俊彦先生の講演や書籍などで知りました。ソーシャルワーカーである私個人の受け止め方でもありますが、「依存」という言葉に対し「良い事ではない」という思い込みがあった事にも気づくことができました。「依存できる」ということは、誰かに「頼ることができる」ということなのかもしれません。
2023/11/29

11月号 フリーペーパー Vol.92 感染対策

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いつでもできる感染対策を習慣づけましょう!

2023年5月8日から、新型コロナウイルス感染症の位置づけの変更が行われ、政府が一律に日常における基本的感染対策を求めることはなくなり、マスクの着用は個人の判断となりました。しかし医療機関や高齢者施設など重症化リスクの高い方への感染を防ぐため、引き続きマスクの着用が推奨されている場所はあります。あさのクリニックでも、厚生労働省の通知に基づき、受診や受診付き添いで来院される際には、マスクの着用をお願いしています。ご理解ご協力よろしくお願いします。

  • あさクリフリーペーパー:感染対策
  • 感染の原因は「接触感染」と、「飛沫感染」

    感染は主に、手を介して感染する接触感染と、飛沫感染が原因といわれています。

    接触感染 ウイルスが付いた手指で口や鼻や目に触れて、粘膜などを通じてウイルスが体の中に入り感染することです。

    飛沫感染 感染した人の咳やくしゃみで、飛び散った唾液や鼻水などの飛沫が口や鼻にかかる、吸い込むことで感染することです。

    特別なことではなく、続けることのできる感染症対策を

    手洗い 接触感染を避けるための基本です。手は多くの場所に触れます。外出後、咳やくしゃみ、鼻をかんだ後、食事の前、トイレの後、多くの人が触るものを触った後など、流水と石けんでしっかり手を洗う。またはアルコールでの手指の消毒でも構いません。

    マスク着用について 咳やくしゃみが出ている時は、マスク着用がすすめられています。新型コロナウイルス感染症や季節性インフルエンザを含む風邪症候群が飛沫感染を主体とする為、会話の時や混雑する場所では、お互いに飛沫を飛ばさないようにマスクをしましょう。

    あさクリフリーペーパー:感染対策

あさクリ COLUMN「処方箋の使用期間」

医療機関を受診し、処方せんを発行され、院外の薬局に提出して薬をもらう方が多いと思います。処方せんの使用期間は、原則、休日や祝日も含めて発行日から4日以内です。使用期間が過ぎた処方せんは無効となるので、4日以内に薬局へ提出ができない特別な事情がある際には、発行時にご相談ください、医師の判断で処方せんの使用期間を延長することができます。
2023/11/07

10月号 フリーペーパー Vol.91 予防接種

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予防接種とは、病気に対する免疫をつけたり、免疫を強くするために、ワクチンを接種することをいいます。
接種した方が病気にかかることを予防したり、人に感染させてしまうことで社会に病気がまん延してしまうのを防ぐことを主な目的としています。
病気にかかったとしても、ワクチンを接種していた方は重い症状になることを防げる場合があります。
参考:厚生労働省HP 予防接種情報

予防接種の目的

  1. 自分がかからないために
  2. もしかかっても症状を軽くするために
  3. 家族やまわりの人にうつさないために

予防接種法に基づく定期接種のワクチン

あさクリフリーペーパー:予防接種

新型コロナウイルスワクチン

令和5年9月20日から生後6か月以上の全世代の方を対象にワクチン接種を開始しています。お住いの市町村から送付されるお知らせや自治体のホームページを確認ください。

あさクリCOLUMN「あふれる情報」

テレビ、ラジオ、新聞、インターネット、友人知人からの情報が日常的にあふれています。情報が多すぎて無意識に都合のいい情報を選択してしまうことは誰にでもある傾向です。正確な情報を得るには情報の信頼性を確認することが欠かせません。あさのクリニックでは国や行政、学会などが提供する情報を確認しながら、わかりやすくお伝えすることを心がけています。
2023/10/03



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