ダウンロードページ


6月号 フリーペーパー Vol.87 防災

この記事を開く
今年も防災についての記事を皆さんへお届けする時期になりました。災害とは、洪水や土砂崩れ、地震、台風接近という出来事ではなく、その出来事により、人的な被害や社会生活に被害が生じる事態を指すそうです。非常時の対策はもちろんですが、普段できることから防災を考えることが必要といわれています。

防災・減災 について話をしたこと、考えたことがありますか?

市町村から発表される避難情報 (内閣府防災情報ページ)
令和3年5月20日から 警戒レベル4避難指示で必ず避難! 避難勧告は廃止です

あさクリフリーペーパー:防災

警戒レベル3で避難に時間を要する人は避難を!

避難に時間を必要とする人は、どのように避難するのか、協力してくれる方はいるのかなどを日頃から考えておくことも必要です。一人で考えず、地域の方などと話し合いをして、避難訓練もしておきましょう。家族だけでなく、近所・地域とのコミュニケーションをとることを意識することは、いざという時の大きな助けになります。お住いの都道府県、市区町村では、ハザードマップを作成し公表しています。土砂災害の危険箇所、予想される浸水の深さなどの情報や避難場所が表示されています。防災・減災について考えるきっかけとしてハザードマップを確認してみましょう

あさクリ COLUMN「キモチの防災」

書籍「地震イツモノート―阪神・淡路大震災の被災者 167 人にきいたキモチの防災マニュアル」に“『地震が起きる可能性。』それは「もしも」ではなく、「いつも」あるのです。ただのアンラッキー。来てほしくないもの。そう考えるのではなく、私たちの生活の一部と考えること。”とあります。災害が起きてからではなく、日頃からできる備えや行動を家族・ご近所・友達などと考えてみましょう。
2023/06/05

5月号 フリーペーパー Vol.86 熱中症

この記事を開く
令和5年2月21日気象庁発表の暖候期予報の解説で、今年6月から8月の夏の気温は、暖かい気に覆われやすいため、平年並みか高い見込みとと発表されました。5月になると外で活動する機会も増え、気温が高い時期になりますので、早めに夏にむけて熱中症について知り、対策を行っていきましょう。

\今日から実践できる/ 熱中症と対策を知り工夫しよう!

  • 普段からできる熱中症対策
    熱中症の予防は、脱水と体温の上昇を抑えることが基本です。個人の予防だけでなく、周囲の方からの声かけ、気づきも大事ですので、地域で取り組みましょう。
    • 暑さに慣れて、暑さに備える
      暑熱順化(しょねつじゅんか)を知っていますか?やや暑い環境で運動(ウォーキング等)をして汗をかく機会を増やし、少しずつ暑さに慣れていくことです。運動習慣を持つ機会にもなります。
    • 水分をこまめにとる
      喉が渇く前から取ることが大切です。起床時や入浴前後にも水分補給を心がけましょう。ビールなどのアルコール類は水分補給にはなりません。
    • 暑さから身を守る
      外に出る際は無理はしないで、日陰で休憩をとりましょう。屋内でも風通しを良くする、エアコンの活用、服の工夫も加えて暑さを調節しましょう。
    • 体力や体調に目を向ける
      風邪等の発熱などいつもより体調の悪い時や、二日酔いの時は暑い場所に行くのは避けましょう。
  • 熱中症は、症状によって、Ⅰ度、Ⅱ度、Ⅲ度に分類されています。対処方法は、Ⅰ度は症状が改善している場合のみ、現場の応急処置と見守りです。しかし、Ⅱ度・Ⅲ度の症状や、Ⅰ度の症状の改善が見られない場合は、すぐに病院へ搬送しましょう。熱中症の方への対応は、声をかけたときに返答があるかどうかがポイントです。返答が少しでも「何か変だな」と感じたときは、Ⅱ度以上と判断し、すぐに病院へ搬送しましょう。

    参考:日本救急医学会 熱中症診療ガイドライン2015
    環境省 熱中症予防情報サイト 熱中症環境保健マニュアル 2018

    あさクリフリーペーパー:熱中症

あさクリ COLUMN「自分は大丈夫」

いろいろな場面で私たちは、「自分は大丈夫」という気持ちを持っていると思います。今回の熱中症でも同じかなと私の経験からも思います。「これ位なら大丈夫だろう」「家の中だから大丈夫」と思っていたら、思いかげず熱中症になることもあるかもしれません。上記に記載した熱中症対策、熱中症の症状をいつでも確認できる場所においていただくと幸いです。
2023/05/02

4月号 フリーペーパー Vol.85 心不全

この記事を開く
「心不全とは、心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気です。」(『心不全の定義』日本循環器学会・ 日本心不全学会より)社会の高齢化に伴い、高齢者の心不全が増えています

やってみよう!心不全セルフチェック !

高血圧、糖尿病、脂質異常症、動脈硬化、肥満は、心臓の働きを悪くさせる初期の要因です。治療や対処をせず、そのままにしておくと、心臓の動きの異常が出現し、将来的に心不全の症状につながります。心不全を発症すると、適切な治療によって症状が改善されますが、完全に治ることはありません。症状悪化と、治療による症状の改善を繰り返しながらだんだん進行していきます。生活習慣の改善と、早い段階で初期症状を把握することが大切です。ご自身の状況をチェックしてみましょう!

あさクリ COLUMN「生活習慣と予防」

症状悪化と、治療による症状の改善を繰り返しながらだんだん進行していく病気の心不全。減塩、自分の体力に合わせた運動習慣、禁煙、持病のある方は処方薬を指示された通りに服用するなど、何もできないではなく、日頃からできることに取り組みましょう。生活習慣の改善や心不全の予防を継続するには、ご自身だけでなく、家族、友人、医療・介護関係者にも協力してもらうことも非常に重要です。
2023/04/03

3月号 フリーペーパー Vol.84 うんこ

この記事を開く
うんこがどんなものか気にしたことがありますか?
するっと出たなぁ、出が悪かったなぁに加えて、どんな形や柔らかさをしているか気にしたことはありますか?普段のうんこの形や柔らかさ、出る間隔を知ることで、いつもと違う体調に気づくことになるかもしれません。記録をとることを考えてみませんか

自分のうんこ知っていますか?

「うんこ」という言葉は、医療現場でほとんど使われません。
「便」などのかたい言葉は使わず、わかりやすく、親しみやすい「うんこ」という言葉を使用しています

  • 下剤の種類もいろいろ

    下剤には、便を柔らかくさせるもの、腸を刺激して排便を促すものがあります。食事、生活リズム、体調などに目を向けつつ、長引く便秘には、医師の診察をうけることも考えましょう

    日頃のうんこの状態は?

    血がついている。下痢が続く。便秘が続く。いつもと違ううんこ。受診する際は、上の表の表現を使用したり、「血が混じっている」「○○日出ない」「うんこが出ても少ない」「下痢が終わると便秘が続く、この繰り返しなんです」など、具体的に伝えてください。

  • うんこは「何で」できているのか?

    みなさんは、うんこは食べた物のかすで、できていると思っていませんか。もちろん食べた物のかすもありますが、食べ物の大部分は体に吸収されています。うんこの中身の大半は水分です。残りは3分の1ずつ、腸内の古くなった腸壁細胞の死骸、腸内細菌の死骸、食べ物のかすです。便秘の原因は、食べていないではなく、水分不足のことも多いです。 

「健康のバロメーター」

フリーペーパーでは皆さんに知っておいていただきたいことや、ぜひ取り組んでみていただきたいことなどを情報発信しています。「うんこ」がテーマのフリーペーパーは今回で7回目になります。日記や血圧手帳、カレンダーに、皆さん自身が「今日のうんこを記録」することから始めてみませんか。家族や友人との会話の中に、今回の記事の内容を話題にして、健康について考えるきっかけになると幸いです。
2023/03/02

2月号 フリーペーパー Vol.83 認知症

この記事を開く
認知症という言葉を聞いた時、皆さんはどんなふうに感じたり、どんなことを考えますか?高齢社会において、認知症はとても身近なものとも言われています。ご家族や身近な方と一緒に、認知症について知らないことを知り、理解を深める機会をもってみませんか?

認知症のことは「認知症の本人」が教えてくれる。

認知症という言葉は、社会的な広がりが進み、普段の生活の中で見聞きすることが多くあります。その中には、高齢者の交通事故の報道など、マイナスなイメージを持ってしまうものも少なくありません。しかし、最近では、認知症と診断を受けているご本人が、ご自身の認知症の事や経験をテレビやラジオ、本、講演会などでお話しをされる機会も増え、認知症に対する誤解や偏見が少しずつ減ってきていると感じています。皆さんは、「認知症世界の歩き方」というインターネットのページと、書籍をご存知でしょうか?そこには「私にも起こった事があるなあ」と思い出すことのできる、生活の中で起きた困りごとが、認知症のある方ご本人の言葉をもとに、私たちが想像しやすい内容で紹介されています。

無意識の偏見

総社市で開催された「VR 認知症体験会」の際に講師の方から『地域から認知症のある人を分離する社会は、無意識の偏見を育む素地を作ってしまっているのではないか』とのお話の中で「育む」という言葉が強く印象に残りました。以降、私自身が無意識に偏見を育むような表現や言葉、略語を使用していないか意識するようになりました。みなさんも同じような経験がありませんか?
2023/01/31

最近の投稿


あさのクリニック

あさのクリニック
診療案内
  • 一般内科
  • 老年精神科
訪問診療
月曜日~金曜日
9:00〜17:00
休診日
土曜日・日曜日・祝祭日