2月号 フリーペーパー Vol.95 認知症

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クリニックの入口の棚には「認知症をニンチと言わないで!」と記載された缶バッチがあります。深く考えないまま認知症を「ニンチ」と略して「ニンチが進んだ」と言う方がいるかもしれません。それは認知症への理解ではなく、偏見や差別を育んでしまう言葉なのかもしれません。

認知症を理解する

認知症の人は人との関りの変化や環境の変化についていけない病気です。

高齢社会において、認知症という言葉を普段の生活の中で見聞きする機会がふえていませんか?高齢者の交通事故や、行方不明の報道など「認知症だからではないか」という先入観で、マイナスなイメージを持ってしまうことは少なくありません。最近では、認知症の診断を受けているご本人が普段の生活で得た経験をテレビやラジオ、本、講演会などで伝えてくださる機会もあり、認知症に対する誤解や偏見に気づかされることもあります。

認知症と災害

誰もが不安や戸惑いを感じる災害時の避難生活。認知症の人、障害児者やその家族の方々は、周囲の皆さんが理解して対応することで、少しでも安心できる状況になるかと思います。災害時の認知症の人への接し方については、社会福祉法人東北福祉会 認知症介護研究・研修仙台センターが監修の「避難所での認知症の人の家族支援ガイド」を参照・引用し、下記の図を作成しました。「備えあれば憂いなし」ぜひ知っていただきたいです。




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