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3月号 フリーペーパー Vol.84 うんこ

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うんこがどんなものか気にしたことがありますか?
するっと出たなぁ、出が悪かったなぁに加えて、どんな形や柔らかさをしているか気にしたことはありますか?普段のうんこの形や柔らかさ、出る間隔を知ることで、いつもと違う体調に気づくことになるかもしれません。記録をとることを考えてみませんか

自分のうんこ知っていますか?

「うんこ」という言葉は、医療現場でほとんど使われません。
「便」などのかたい言葉は使わず、わかりやすく、親しみやすい「うんこ」という言葉を使用しています

  • 下剤の種類もいろいろ

    下剤には、便を柔らかくさせるもの、腸を刺激して排便を促すものがあります。食事、生活リズム、体調などに目を向けつつ、長引く便秘には、医師の診察をうけることも考えましょう

    日頃のうんこの状態は?

    血がついている。下痢が続く。便秘が続く。いつもと違ううんこ。受診する際は、上の表の表現を使用したり、「血が混じっている」「○○日出ない」「うんこが出ても少ない」「下痢が終わると便秘が続く、この繰り返しなんです」など、具体的に伝えてください。

  • うんこは「何で」できているのか?

    みなさんは、うんこは食べた物のかすで、できていると思っていませんか。もちろん食べた物のかすもありますが、食べ物の大部分は体に吸収されています。うんこの中身の大半は水分です。残りは3分の1ずつ、腸内の古くなった腸壁細胞の死骸、腸内細菌の死骸、食べ物のかすです。便秘の原因は、食べていないではなく、水分不足のことも多いです。 

「健康のバロメーター」

フリーペーパーでは皆さんに知っておいていただきたいことや、ぜひ取り組んでみていただきたいことなどを情報発信しています。「うんこ」がテーマのフリーペーパーは今回で7回目になります。日記や血圧手帳、カレンダーに、皆さん自身が「今日のうんこを記録」することから始めてみませんか。家族や友人との会話の中に、今回の記事の内容を話題にして、健康について考えるきっかけになると幸いです。
2023/03/02

2月号 フリーペーパー Vol.83 認知症

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認知症という言葉を聞いた時、皆さんはどんなふうに感じたり、どんなことを考えますか?高齢社会において、認知症はとても身近なものとも言われています。ご家族や身近な方と一緒に、認知症について知らないことを知り、理解を深める機会をもってみませんか?

認知症のことは「認知症の本人」が教えてくれる。

認知症という言葉は、社会的な広がりが進み、普段の生活の中で見聞きすることが多くあります。その中には、高齢者の交通事故の報道など、マイナスなイメージを持ってしまうものも少なくありません。しかし、最近では、認知症と診断を受けているご本人が、ご自身の認知症の事や経験をテレビやラジオ、本、講演会などでお話しをされる機会も増え、認知症に対する誤解や偏見が少しずつ減ってきていると感じています。皆さんは、「認知症世界の歩き方」というインターネットのページと、書籍をご存知でしょうか?そこには「私にも起こった事があるなあ」と思い出すことのできる、生活の中で起きた困りごとが、認知症のある方ご本人の言葉をもとに、私たちが想像しやすい内容で紹介されています。

無意識の偏見

総社市で開催された「VR 認知症体験会」の際に講師の方から『地域から認知症のある人を分離する社会は、無意識の偏見を育む素地を作ってしまっているのではないか』とのお話の中で「育む」という言葉が強く印象に残りました。以降、私自身が無意識に偏見を育むような表現や言葉、略語を使用していないか意識するようになりました。みなさんも同じような経験がありませんか?
2023/01/31

1月号 フリーペーパー Vol.82 今とこれからのこと

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今とこれからのことについて、私の考えていること、思っていることなど気持ちを家族や信頼できる友人同士などにお互いに話をしてみませんか。

今とこれからのこと心づもりを話そう!

  • 「あんなことしたいなぁ」「こんなことはしてほしくないなぁ」「好きなことはこれだなぁ」「こんなときには何を選ぶかなぁ」などの思いついたことを、普段からいろんな人と一緒に話しながら、少しずつ、その気持ちを伝え合うことをしていきませんか?その話の中には「もしもの時」にどんな医療やケアを受けたいかも含みます。

    誰でも、いつでも、命に関わる大きな病気やケガをする可能性があります。命の危険が迫った状態になると、約 70%の方が「どんな治療を受けるか」「どんな生活をしたいか」という希望を伝えることができなくなると言われています。

    前もっての話し合いは必要ないと思われるかもしれません。ですが、話し合いをしておけば、万が一あなたが自分の気持ちを話せなくなった時、あなたの心の声を伝えることができるかけがえのないものになります。そして、信頼する人があなたの代わりに治療やケアについて難しい決断をする際の重要な助けとなります。家族や信頼できる方と、あなたの人生で大切にしている事などを繰り返し話し合う機会を持ってみてはいかがでしょうか?

    ※厚生労働省ホームページを参考に作成

  • あさクリフリーペーパー:今とこれからのこと

話すきっかけとなるパンフレット「今とこれからのこと」

  • あさのクリニックでは、皆さんと心積もりを話すきっかけとして『今とこれからのこと』という記入ができるパンフレットを作成しました。診療の際に患者さんや家族と話をするためのものと、啓発配付用の2種類をつくり、順次活用を始めています。ご希望の方はお気軽にお声がけください。
  • あさクリフリーペーパー:今とこれからのこと
2023/01/05

12月号 フリーペーパー Vol.81 尿漏れ

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ご年齢を重ねる(加齢)ごとに、尿漏れの悩みはありませんか。思わず尿が漏れてしまうなど、尿失禁を経験したことはありませんか?尿漏れとは、自分の意志ではないタイミングで、尿が出てしまうことです

実は尿漏れが気になっている方、いませんか?

  • 腎臓で作られた尿は、膀胱に蓄えられます。筋肉が伸び縮みする膀胱に尿が溜まると容積が増えます。ある一定量の尿が溜まると末梢神経から脳に刺激が伝わり、私たちは尿意を感じます。次に脳からの排尿の指示が神経に伝わり、排尿をします。その時に、膀胱や尿道括約筋などの筋肉が動くことで膀胱の中の尿が尿道に押し出されて排出されます。 尿漏れは、この排尿までの流れに異常が生じて起こるといわれます。

    あさクリフリーペーパー:尿漏れ

  • あさクリフリーペーパー:尿漏れ

あさクリ COLUMN「私の課題」

記事の作成をしながら、日常生活や自分の生活状況を振り返ることで、自分自身でも取り組むことがあると、改めて感じました。先日、健診を受けた際には、医師から生活状況からの改善アドバイスをいくつか受けました。私の課題はなかなか取り組めていない、運動習慣をつくること。みなさんの課題は何ですか?まずは生活習慣を振り返ることから始めてみませんか?
2022/12/05

11月号 フリーペーパー Vol.80 感染対策

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新型コロナウイルス感染症の出現以降、季節性インフルエンザの流行は低いレベルで推移していましたが、今年は、新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行が危惧されています。これからの寒く乾燥する季節は、ウイルス感染症が増加する時期になります。改めて感染対策について確認しましょう。

日頃からできる!感染対策を習慣づけましょう

感染は主に、手を介して感染する接触感染と、飛沫感染が原因といわれています。
接触感染:ウイルスが付いた手指で口や鼻や目に触れて、粘膜などを通じてウイルスが体の中に入り感染することです。
飛沫感染:感染した人の咳やくしゃみで、飛び散った唾液や鼻水などの飛沫が口や鼻にかかる、吸い込むことで感染することです。

  • あさクリフリーペーパー:感染対策

  • 特別なことではなく、続けることのできる感染症対策

    手洗い 
    接触感染を避けるための基本です。手は多くの場所に触れます。外出後、咳やくしゃみ、鼻をかんだ後、食事の前、トイレの後、多くの人が触るものを触った後など、流水と石けんでしっかり手を洗う。またはアルコールでの手指の消毒でも構いません。

    マスク着用について
    咳やくしゃみが出ている時は、マスク着用がすすめられています。新型コロナウイルス感染症や季節性インフルエンザを含む風邪症候群が飛沫感染を主体とする為、会話の時や混雑する場所では、お互いに飛沫を飛ばさないようにマスクをしましょう。

    あさクリフリーペーパー:感染対策

    新型コロナウイルス感染症予防のために「密」を避けましょう

    × 密閉
    換気の悪い密閉空間での集団感染の事例もあります。部屋の大きさに関係なく、意識的に換気をして密閉空間を避けましょう。

    × 密集
    飛沫は2m飛ぶと言われています。スーパーのレジ待ちなど、多数が集まる密集場所では、一定の距離を保ちましょう。

    × 密接
    人の会話でも唾液の飛沫は飛び散ります。そのため密接した場面での会話は避けましょう。対面での会話や発声、面接などやむを得ないときは、マスクを着用し、感染のリスクを下げましょう。

あさクリ COLUMN「体調の変化」

認知症の人が、感染症による発熱などの体調不良や便秘などで、イライラしている、そわそわする行動など、いつもと違う言動や行動の変化が起きることがあります。認知症の症状が変化したということだけに目を向けるのではなく、体の変化、体調の変化がある可能性を考える必要があります。
2022/11/08