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8月号 フリーペーパー Vol.77 つながり

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人と人が支え合うこと、つながることに注目する言葉を見聞きすることが増えていませんか?ご近所付き合い、交流、ネットワーク、社会参加、地域づくりなど、様々な方法で、積極的に行動している人、日常の事となっている人、時々で十分という人、自分からはできないから声をかけてほしい人。いろいろなつながりの形があるのだと思います

やりたいことや好きなことを続けていくためのフレイル対策!!

年をとって体や心のはたらき、社会的なつながりが弱くなった状態をフレイルといいます。フレイルは、要介護状態に至る前段階として位置づけられます。そのままだと、要介護状態になる可能性があると言われています。対策としては、早めに気づいて、適切な取組を行うこと。そうすれば、フレイル予防になると言われています。このフレイル予防に大切なポイントは、「栄養」、「体力」、「社会参加」、それに「口腔」の“3プラス1”で、「食べて、動いて、人とつながる」というライフスタイルが効果的と言われています。無理なく楽しく、フレイル予防に取り組んでみましょう!

「つながり」がとても大切!

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、外出の機会が少なくなったことにより、孤独や活動量の低下が懸念されています。集まりにくい今の状況こそ、ちょっとしたあいさつや声かけが大切です。屋内・屋外を問わず、感染防止対策を考慮した、ふれあいサロン、百歳体操、ボランティアグループなどの人と出会う場が、行政だけでなく、地域の方などによって企画されています。自宅でできる取り組みも含めて、できることを少しずつ意識してみませんか。地域やご近所、お知り合いという日頃のつながりを使って、参加してみましょう!

あさクリ COLUMN「伝わると伝える」

「つながりが大事」ということを訴えるだけでなく、伝える方法とは何か。自分の考えを押し付けていないか、相手にとって何がいいのかをよく考えて行動しているか。など、8月号の内容を考えながら、2018年に読んだ2冊の本から得た教訓を改めて思い出しました。つながり方はいろいろな形があるなと思う今日この頃です。本のタイトルを知りたい方は相談員に声をかけてください。
2022/08/01

7月号 フリーペーパー Vol.76 訪問診療

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訪問診療は、通院が困難な方の自宅に、医師が訪問し、定期的かつ計画的に診察を行うものです。在宅医療という言葉を見聞きすることも多くなっているのではないでしょうか。体調がすぐれない時だけ、自宅に診察に来てもらう往診とは違います。

訪問診療を知っていますか?

訪問診療とは定期的に医師が伺い、計画的な診療をする事です

患者さんが生活している場所(自宅・親戚の家・グループホームなどの施設)に定期的に訪問し、計画的に健康の管理をうけていただくものです。体調不良時や緊急時には、必要に応じて往診や入院先の手配など行います。定期的な訪問診療に加えて、24時間体制で臨時往診や電話対応を行っている医療機関もあります。

訪問診療をご希望の方はまずは相談ください

訪問診療の実施の有無、対応状況などは、各医療機関によって違います。また、訪問診療には、これまでの治療状況や生活状況などの情報が必要となるため、まずはかかりつけの先生や、入院先の病院、担当のケアマネジャーに訪問診療の相談をおすすめしています。あさのクリニックでは相談員が訪問診療の相談対応を行っています。相談内容にあわせて、訪問診療の仕組みや必要な事を説明をしています。

あさクリ COLUMN「住み慣れた地域」

地域の医療機関に通院をしながら、また、地域の医療・介護関係事業者などの支援を活用しながら、地域での生活を継続されている方もいます。そして、その支援の選択肢の中のひとつに訪問診療があります。ご相談の際にはいろいろな選択肢がある事をお示ししながら、住み慣れた地域での生活について、一緒に考えていきたいと思います。
2022/07/06

6月号 フリーペーパー Vol.75 防災

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2021年に放送された、NHK連続テレビ小説の「おかえりモネ」では、過去の災害の教訓や、地域で伝承されている災害の予兆、地域の方の知識などが描かれ、気象予報士となる主人公の成長はもとより、防災という側面でも知見の深まる内容で興味深く視聴していました。気象予報の様々な場面を知る良い機会となりました

防災・減災について話をしたこと、考えたことがありますか?

あさクリフリーペーパー:防災

警戒レベル3で避難に時間を要する人は避難を!

避難に時間を必要とする人は、どのように避難するのか、協力してくれる方はいるのかなどを日頃から考えておくことも必要です。一人で考えず、地域の方などと話し合いをして、避難訓練もしておきましょう。家族だけでなく、近所・地域とのコミュニケーションをとることを意識することは、いざという時の大きな助けになります。お住いの都道府県、市区町村では、ハザードマップを作成し公表しています。土砂災害の危険箇所、予想される浸水の深さなどの情報や避難場所が表示されています。防災・減災について考えるきっかけとしてハザードマップを確認してみましょう

あさクリ COLUMN「災害への備え」

6月を災害への備えを見直す時期にしてみませんか?コロナもまだまだ大変ですが、災害への備えとして逃げる準備はとても大切。ご近所さんとの何気ない会話やご家庭での会話がやっぱり基本です。
「どんな準備がいるの?」「避難するならどこ?」などの会話はとても大切なものです。ぜひ一度そんな会話をしてみて下さい。いざという時では遅いのかもしれませんね。命を繋ぐためにも早めの備えを。
2022/06/01

5月号 フリーペーパー Vol.74 熱中症

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「去年の夏より今年の夏は厳しい暑さだなあ」と、毎年言っているような気がしませんか。
令和4年2月25日発表の気象庁の暖候期予報の解説で、今年の夏の天候の見通は、6~8月における西日本の平均気温が平年よりも高い確率が50%と発表されています。
今年も熱中症について知り、対策を行うことで、熱中症予防や熱中症の重症化予防をしましょう

熱中症と対策を知り工夫しよう!

  • 熱中症は、症状によって、Ⅰ度、Ⅱ度、Ⅲ度に分類されています。対処方法は、Ⅰ度は症状が改善している場合のみ、現場の応急処置と見守りです。しかし、Ⅱ度・Ⅲ度の症状や、Ⅰ度の症状の改善が見られない場合は、すぐに病院へ搬送しましょう。熱中症の方への対応は、意識がしっかりしているかどうかがポイントです。少しでも意識に異常がある場合は、Ⅱ度以上と判断し、すぐに病院へ搬送しましょう。

    参考:日本救急医学会 熱中症診療ガイドライン2015
    環境省 熱中症予防情報サイト 熱中症環境保健マニュアル 2018

  • あさクリフリーペーパー:熱中症

普段からできる熱中症対策

熱中症の予防は、脱水と体温の上昇を抑えることが基本です。個人の予防だけでなく、周囲の方からの声かけ、気づきも大事ですので、地域で取り組みましょう。
  • 暑さに慣れて、暑さに備える
    暑熱順化(しょねつじゅんか)を知っていますか?やや暑い環境で運動(ウォーキング等)をして汗をかく機会を増やし、少しずつ暑さに慣れていくことです。運動習慣を持つ機会にもなります。
  • 水分をこまめにとる
    喉が渇く前から取ることが大切です。起床時や入浴前後にも水分補給を心がけましょう。ビールなどのアルコール類は水分補給にはなりません。
  • 暑さから身を守る
    外に出る際は無理はしないで、日陰で休憩をとりましょう。屋内でも風通しを良くする、エアコンの活用、服の工夫も加えて暑さを調節しましょう。
  • 体力や体調に目を向ける
    風邪等の発熱などいつもより体調の悪い時や、二日酔いの時は暑い場所に行くのは避けましょう。

あさクリ COLUMN「対策の工夫」

熱中症の記事を書いていて、そういえば屋内でスポーツをした際に、フラフラした経験を思い出し<Ⅰ度の熱中症>に当てはまる症状だったかもしれないと振り返りました。最近は、暑い場所で活動する時には、こまめな水分補給はもちろん、無理をしない活動を意識しています。暑すぎる日には、外出するのを見送ったり、涼しくなってから出かけるなど対策を工夫してみましょう。
2022/05/06

4月号 フリーペーパー Vol.73 睡眠

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日中に学んだ事柄を脳に定着させるために、睡眠は重要な役割を果たします。
人は人生の3分1は眠っているとも言われており、睡眠は、私たちが体だけでなく、脳を休める為にとても大切なものと言われています。
心身の健康には、睡眠も影響します。睡眠状態や睡眠の問題を知っておきましょう。
国立精神・神経医療研究センターホームページ、e-ヘルスネット(厚生労働省)を参考に作成

睡眠について知りましょう!

  • 「睡眠で休養が取れていない」、「何らかの不眠がある」という方は、年々増えていると言われています。入眠困難、中途覚醒、早期覚醒、熟眠障害という「眠れない」には、いろいろなタイプの睡眠障害があります。
    身体的理由、心理的理由に加え、就寝前のカフェイン摂取、飲酒、スマホの操作などの生活習慣の影響など、色々なことがきっかけで起きます。
    受診の時には「眠れない」だけでなく、あなたの生活習慣について振り返り、受診先で伝えることから始めませんか?
    右の図を参考に、対処法を知りましょう!
  • 健康づくりのための睡眠12箇条
    1. 良い睡眠で、からだもこころも健康に
    2. 適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを
    3. 良い睡眠は、生活習慣病予防につながります
    4. 睡眠による休養感は、こころの健康に重要です
    5. 年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を
    6. 良い睡眠のためには、環境づくりも重要です
    7. 若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ
    8. 勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を
    9. 熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠
    10. 眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない
    11. いつもと違う睡眠には、要注意
    12. 眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を

    厚生労働省健康局編「健康づくりのための睡眠指針2014」を参考に作成

睡眠の時間などの変化

年齢を重ねるに従い、体力の変化や顔のしわなど、「年をとったなあ」と感じることがあるように、睡眠にも変化が起きます。
  • 若い頃に比べて早寝早起きになる
    体内時計の加齢変化のためであり、病気ではありません。
    眠くなったら床(とこ)について、朝方に目が覚めて二度寝ができないときは、床から起きましょう。
  • 睡眠が浅くなる
    深い眠りが少なくなり、浅い眠りの時間が増えるようになり、尿意やちょっとした物音で何度も目が覚めてしまいます。
    参考: 厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト

あさクリ COLUMN「診療報酬改定」

2022年4月は2年に1度の診療報酬改定が行われ、医療費の支払額が変わる方もいます。
また、10月には高齢者医療制度の見直しが行われ、後期高齢者医療被保険者証をお持ちの方で窓口負担が1割負担の方の中には、所得によって2割負担になり、医療費の支払い額が変わる方がいます。
4月以降の領収書・明細書とこれまでのものを比較して確認してみましょう。
2022/04/08

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