2月13日(火)に当院から3名のスタッフが、『優しさを伝える技術:ユマニチュード』(@岡山大学)に参加させていただきました。
著名なYves Gineste(イヴ・ジネスト)先生と本田美和子先生による贅沢な研修でした!
昨日は、この研修の院内伝達講習として、当日参加したクリニックスタッフによる院内向け講習を行いました。
ユマニチュードとは、フランスで生まれた認知症ケアの手法で、「人間らしいケア」を重要な価値観としています。
その手法・技術は400にも及ぶと言われています。
この技術は「見る」「話す」「触れる」「立つ」という4つが柱になっているそうです。
院内研修では、ユマニチュードの概要の説明、動画視聴、実演、振返りという内容を30分で行いました。
動画で見ると、ユマニチュードの効果にビックリします!
気が立っているように暴言を放っていた方が穏やかになり、フレンドリーになる姿。
このような変化を見ると、ホッとした気持ちになります。
「人間らしいケア」というと、どこか「それは当たり前にやることでしょ」と思ってしまいがちですが、
認知機能の低下している方にとって、些細な関わり方の行き違いが不安を助長させてしまうようで、
それが募ると「人間らしいケア」にならなくなってしまいます。
例えば、患者さんに横から声を掛ける。その方に近寄って寄り添うように声を掛けるその姿は一見良い対応のように思いますが、
認知機能の低下によって視野が狭くなっている方にとって、横から声を掛けられることは、
私たちにとっては背後から突然声を掛けられるようなものでしょう。
動画を見たり、講演を受けてきたスタッフに実例のデモンストレーションをしてもらったりしながら、
どのような関りを目指すか、職員全員で考える時間でした。
昨年には「VR認知症体験会」を、そして来月3月18日(日)には映画『ケアニン』の上映会を総社市民会館で行います。
今後も院内・院外でこのような活動を通じて、「年をとっても 病をもっても 今を生きる 喜びの支援」を行っていきます!
<VR認知症体験会についての記事> https://asanoclinic.com/report/1715.html
<ケアニン上映会についての記事> https://asanoclinic.com/info/1968.html
イベント名:映画「ケアニン」上映会
日時:平成30年3月18日(日)14時00分~16時00分(開場13時00分)
会場:総社市民会館(駐車場には限りがありますので、車でのご来場はお控えいただくと幸いです。会場は総社駅から徒歩約10分です。)
入場料:無料
申込:不要(当日受付先着順です。会場がいっぱいの場合は入場ができません)
主催:総社で認知症を学ぶ会 共催:藤井クリニック つばさクリニック あさのクリニック
後援:総社市、社会福祉法人総社市社会福祉協議会
協賛:ありがとうございます。
このような研修、イベントを積極的に開催してるクリニックです。
医師の方、常勤・非常勤問わず募集中です!
詳細はこちらから ⇒ https://asanoclinic.com/recruit/doctor.html