クリニックブログ


あさクリフリーペーパー6月号が完成しました。

あさクリフリーペーパーは完成しました。

今回はテーマは、熱中症です。
先月5月から、暑い日増え、熱中症での搬送についてのニュースを耳にしている方も多いのではないでしょうか。

これからは、さらに暑い日が増えていきます。日中だけでなく、夜間にも注意が必要です。
脱水について、年中気にかけておく必要があるものではありますが、これからの時期はより一層注意が必要です。

 

あさのクリニックでは、この度、『熱中症予防 声かけプロジェクト』http://www.hitosuzumi.jp/の賛同会員となりました。

「熱中症予防 声かけプロジェクト/うるおい日本プロジェクト」に参加、応援しています。
地域で熱中症予防の声かけを意識することなど、皆さんと一緒にできることを実施していきましょう。
 

  

 

 

 

あさのクリニックは、月~金の午前中と火曜日は17時~18時30分が外来診療時間ですが、外来診療をしていない14時~17時30分の時間には、、クリニックの待合を暑さをしのぐ休憩場所として活用していただけるようにしています。
ウォーターサーバーもあります。水分補給もできますので活用ください。

 

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2018/06/02

認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン(案)が公開されています。

新聞やニュースでご存知の方もいらっしゃると思いますが、

認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン (案) が公開されて、厚生労働省では意見募集をしています。

厚生労働省老健局総務課認知症施策推進室 の平成30年4月20日の 『認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイド ライン(案)に関する意見募集について 』http://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000173390 には、
平成28年5月に施行された成年後見制度の利用の促進に関する法律(平成28年法 律第29号)に基づき、平成29年3月に策定された成年後見制度利用促進基本計画に おいて、「意思決定の支援の在り方についての指針の策定に向けた検討等が進めら れるべき」とされたことを踏まえ、これまで行った老人保健健康増進等事業におけ る認知症の人の意思決定支援に関する指針策定のための意思決定に関する研究を 基に、今般「認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン (案)」を作成しました。
とあります。

このガイドラインは、中京大学の稲葉教授が研究代表者であり、中京大学のホームページでも紹介されていました。
https://www.chukyo-u.ac.jp/research_2/news/2018/04/012670.html

研究事業の名称は、日常生活や社会生活等において認知症の人の意思が適切に反映された生活が送れるようにするための意思決定支援のあり方に関する研究事業』とあります。

ガイドラインの中には、
・ 普段から、我々⼀⼈⼀⼈が⾃分で意思を形成し、それを表明でき、その意思が尊重され、 ⽇常⽣活・社会⽣活を決めていくことが重要であることは誰もが認識するところである が、このことは、認知症の⼈についても同様である。 

・ 誰の意思決定⽀援のためのガイドラインか
  ○ 認知症の⼈(認知症と診断された場合に限らず、認知機能の低下が疑われ、意思決定能 ⼒が不⼗分な⼈を含む。以下、「認知症の⼈」 ないし「本⼈」という)を⽀援するガイド ラインである。

・ 誰による意思決定⽀援のガイドラインか
 ○ 特定の職種や特定の場⾯に限定されるものではなく、認知症の⼈の意思決定⽀援に関わ る全ての⼈(以下「意思決定⽀援者」という)による意思決定⽀援を⾏う際のガイドラ インである。
 ○ その多くはケアを提供する専⾨職種や⾏政職員等であるが、これだけにとどまらず、家 族、成年後⾒⼈(脚注ⅲ)、地域近隣において⾒守り活動を⾏う⼈、本⼈と接し本⼈をよ く知る⼈などが考えられる。
 ○ ケアを提供する専⾨職種や⾏政職員の例として、医師、⻭科医師、薬剤師、看護師、ケ アマネジャー、相談⽀援専⾨員、⽣活保護ケースワーカー、保健師、精神保健福祉⼠、 ⺠⽣委員、社会福祉施設、医療機関、認知症初期集中⽀援チーム、認知症地域⽀援推進 員、認知症疾患医療センター、介護サービス事業所、障害・福祉サービス事業所、訪問 看護ステーション、市町村などが考えられる。

・ 意思決定⽀援とは何か(⽀援の定義)
 ○ 認知症の⼈であっても、その能⼒を最⼤限活かして、⽇常⽣活や社会⽣活に関して⾃ら の意思に基づいた⽣活を送ることができるようにするために⾏う、意思決定⽀援者によ る本⼈⽀援をいう。
 ○ 本ガイドラインでいう意思決定⽀援とは、認知症の⼈の意思決定をプロセスとして⽀援 するもので、通常、そのプロセスは、本⼈が意思を形成することの⽀援と、本⼈が意思 を表明することの⽀援を中⼼とし、本⼈が意思を実現するための⽀援を含む。

・意思決定⽀援者は、認知症の⼈が、⼀⾒すると意思決定が困難と思われる場合であって も、意思決定しながら尊厳をもって暮らしていくことの重要性について認識することが 必要である。
 ○ 本⼈への⽀援は、本⼈の意思の尊重、つまり、⾃⼰決定の尊重に基づき⾏う。したがっ て、⾃⼰決定に必要な情報を、認知症の⼈が有する認知能⼒に応じて、理解できるよう に説明しなければならない。
 ○ 意思決定⽀援は、本⼈の意思(意向・選好あるいは好み)の内容を⽀援者の 視点で評価し、⽀援すべきだと判断した場合にだけ⽀援するのではなく、まずは、本⼈ の表明した意思・選好、あるいは、その確認が難しい場合には推定意思・選好 を確認し、それを尊重することから始まる。 ○ 認知症の⼈は、⾔語による意思表⽰が上⼿くできないことが多く想定されることから、 意思決定⽀援者は、認知症の⼈の⾝振り⼿振り、表情の変化も意思表⽰として読み取る 努⼒を最⼤限に⾏うことが求められる。

など、多く認知症に関わる支援者にとって、大切な事がガイドラインには記載されています。

最近は、『人生最終段階の意志決定支援』という言葉をよく聞きますが、今回のガイドラインの『認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援』という日常生活という部分に目を向け、私たちが日々行っている、医療・介護等の支援の方法や姿勢などを振り返る機会になるのではないかと、個人的に感じました。

ガイドラインは以下の2つのサイトで確認できます。

中京大学老人保健健康増進事業の成果報告についてのページ https://www.chukyo-u.ac.jp/research_2/news/2018/04/012670.html
認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン(案)

電子政府の総合窓口e-Gov(イーカブ)のページ
認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン (案)

 

 

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2018/05/17

石松先生の突撃訪問

こんにちは!院長の浅野です。
GWがあけてからしばらくは、気温が安定しない体調管理の難しい日々ですね。
さてさて、先日は救急医時代からの恩師、聖路加国際病院副院長の石松伸一先生が当院を突撃訪問してくださいました。昨年と同じく、川崎医科大学の学生講義で岡山へいらしゃる際にお越しくださいました。
石松先生は、聖路加国際病院の救急医として、地下鉄サリン事件では現場の指揮をとり、その後も後遺症などで悩む方々を長期的にサポートもされています。
地下鉄サリン事件 記事より引用)
また、台東区の山野地区で路上生活をされている方々を支援するNPOの山友会が運営する山友クリニックの無床診療所の医師としてもずっと活動されています。
山友会 公式ブログより引用)
私が2003〜4年度に救急医として聖路加国際病院にお世話になったときに、石松先生にご紹介いただき、山友クリニックの支援活動という経験をさせていただけたことは、自分の医師人生の道標のひとつでもあります。
現在は聖路加国際病院の副院長という大変お忙しい中で、川崎医大のご講義で来岡の際に空港から突然「今から行くからな・・・」という背筋の凍る?電話をいただけるのは本当にありがたいのですが、いつもビビりすぎるので、できればもう少し早めにご一報頂ければと思います。しかし、石松先生は「連絡したら身構えるだろ・・・大変だろうからな」と気遣って下さってのことのようです(汗)。
そして、お忙しいのを知っていながらお引き止めしまくり、昼食をご一緒頂くわけですが、やはりここは!!!「ブーンのカレー」をご用意させていただきました!
事務長の椎野、院長の浅野は石松先生が立ち上げられたボランティアグループ、ルカ・ジャパンで大変貴重な経験をさせていただきました。
特に、海外での活動ではカンボジアやフィリピン、バングラデシュなどへのスタディツアーを続けてきました。
また、最近では全国で医療福祉活動を行っている仲間や、先駆的な取り組みをされている事業者様へ見学や交流を目的とした国内のスタディツアーも行っています。

これらの取り組みについては改めてご紹介させていただきたいと思いますが、石松先生から教えていただいた医療人の在り方、人としての在り方をいつも胸に!日々の診療を大切に紡いでいけたらと思います。
当院は引き続き、クリニックの活動、地域の活動、国内外の活動へ参画していく仲間を増やしていきたいと思っています。石松イズムを引き継ぎながら・・・。
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2018/05/10

見学研修の感想文をいただきました㉘(ちょっと時間があいてしまいました、、)

あさのクリニック事務長の椎野です!

ちょっと…いや、結構時間があいてしまいましたが、見学研修の感想文を頂きました!
(古田さん、西川さん、申し訳ありません!!)

3/19に慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科の古田さんと、済生会横浜市東部病院の西川さんに、
はるばる神奈川県からご来院いただきました。
ありがとうございました!
以下に、見学の感想文を掲載させていただきます。

【古田さん】
3月19日に見学をさせていただきました、神奈川県の古田でございます。
お忙しい中、丁寧にご説明いただきましてありがとうございました。
ちょうど前日に、上映会『ケアニン』を見せていただいた後でしたので、先生の患者さんへの
言葉・所作の意味合いを考えながら拝見するように意識しました。

最も納得したのは、先生のご説明にもありましたが、『医学的に正しいことと、
その人の生活・希望が成り立つかを踏まえた選択』でした。
患者さんやご家族が生活をトータルで納得できるように、満足できるようにコーディネートする事が
重要なことを見せていただきました。
症状に加え、お気持ち、生活スタイル、ご家族の気持ちその人と環境を取り巻くすべてに目を向けてコーディネートする。
プライマリケアは病気を診るだけではなく、生きていくことを丸ごと支援する存在なのだなと、改めて実感させて頂きました。
診察を受ける患者さん方の笑顔がまぶしく、実に楽しそうに先生にお話されるお顔は大変心温まり、
双方の気持ちが向き合えているのだと感じました。

また、クリニックのスタッフの皆様のアットホームな雰囲気にとても心ひかれたところです。
チームは、顧客に向けた価値を一丸になって達成する存在と考えます。
その為には、各々が必要な何かを自律的に考え、協働して動く必要があると思いますが、スタッフの皆様が楽しそうに
患者さんのために何ができるかを話している姿をみて、その素地が整っているのだなという印象を持ちました。
価値観を合わせていく作業は大変な作業ですが、達成するととてもいい効果が表れる事を確信させていただきました。

お聞きした、スタッフ間での夢の共有は非常に興味深く、私も実践できるか検討してみたいと思っております。
組織の理念や大切にする価値基準を共有する事は非常に需要とよく聞きますが、
スタッフの気持ちや目標を聞かずに組織の価値基準を統一しようというのは乱暴なのかもしれないと気づかされました。
スタッフの皆様がアットホームでありチームとしてまとまっていると言うのは簡単ですが、
それを意識的に作りあげるには多くのご苦労があったと思います。

・病気だけではなく、生活・生きていく事に寄り添う医療
・幸せな人が働く、幸せな職場

この2点が今回の見学で最も心に残ったキーワードです。

医療の目的、チームビルディングについて非常に大きなヒントを頂きました。
お忙しい中、スタッフの皆様誠にありがとうございました。

慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科 古田裕亮

 

【西川さん】
川崎の西川です。先日は見学の機会をいただき、ありがとうございました。
前日の「ケアニン」上映会から、大変お世話になりました。

私は企業から医療機関に転じて7年。
救急医療や高度医療を手掛ける自身の勤務先の様子が、医療現場体験のほぼすべてになっています。
もっと視野を広く、地域包括ケアの現場を肌で感じることで、今後の仕事に活かしていければ、と思いました。
また、自身が介護する当事者になる年齢にさしかかり、実際の患者さんやお宅の様子を知ることは、
とても意味のあることと思い、参加させていただいきました。
「患者さん中心」をキーワードに、感想をまとめてみました。

1.患者さん中心の「現場」
まずは開放感と温かみのある外来に、驚きました。
各所、待合、診察室、通路、トイレともつくりが心持ち広く感じられ、患者さんにとっては、
自宅にいるかのような安らぎを感じることができるように思いました。
診療中は十分に時間をとり、特に、電子カルテに向き合う時間を最小限にして、患者さんや家族との対話に集中されています。
その裏には徹底した効率化や事前情報収集があり、試行錯誤の賜物であるように感じました。

往診場面では、おおむね、老老介護と呼ばれるご自宅の状況にはじめてお目にかかりました。
家族が遠方におり、ヘルパーさん等、日常の公的サービスではままならないように感じる場面も見えましたが、
そのような状況下での往診は、患者さんにとっては「安らぎ」そのものでしょう。
診療以上に、その患者さんとの会話を重視し、いわば、病気以上に生活を診ている、という様子を目の当たりにしました。

2.患者さん中心の「スタッフ」
患者さんに対して一丸となって対応する「一体感」を、スタッフの方に感じました。
医療事務の方はいわゆる“事務服”を着ている医療機関が多いですが、医療職と同様にユニフォームを着用し、
同じ医療を提供するスタッフとして位置付けられていると感じました。
そして、一人の患者さんに対して、ほぼ全員がその方を把握されていたり、専門性のカベを感じさせない雰囲気の良さが
仕事時や休憩時の会話から感じられたりと、患者さん中心の医療を行う上での基盤を「全員で」作り上げている様子が伝わってきました。

 

3.患者さん中心の「地域貢献」
本業を着実に進めながらも、「ケアニン」上映会やVRを使った認知症体験など、先進的な活動を総社の住民の皆さんに提供されています。
<地域の高齢者を支える>ことをミッションとされている、院長の浅野先生や事務長の椎野さん等の気概が伝わってきます。
(時間がいくらあっても足りない感じかもしれませんね!)
この、地域での取組を通じて、結果として日本の地域医療を先導する存在になっていただければ、と期待しております。

末筆ながら、あさのクリニックさんのますますのご発展を祈念しております。
ありがとうございました。

西川 泰弘

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2018/05/08

医師募集のお知らせ

こんにちは!院長の浅野です。
今日は医師募集のお知らせです。
あさのクリニックは一緒に地域医療を担ってくださる医師を募集しています。
現在、外来診療では主に一般内科と認知症のサポートを行っています。
訪問診療では、通院困難となった患者さんへ医療をお届けすることを行なっています。疾病としては、認知症、脳血管障害、神経難病、終末期を含めたがん、加齢に伴う様々な障害などが多くなっています。
私自身は元救急医ですが、もともと地域のかかりつけ医になりたくて田舎の急性期病院、都会の急性期病院、離島の高齢者医療、田舎の家庭医療を勉強させて頂き、さいごは地元の総社、倉敷で外来、訪問診療を学んであさのクリニックを開設しました。
今になって振り返ってみると、目指す領域を模索する中で、いろんな立ち位置の医療に触れられたのは大きな糧になっています。
病院等で専門医としてお力を発揮しておられる先生や、急性期病院で救命救急を担っておられる先生にも地域の実情を実践として知っていただくことができれば、地域で暮らす方々の安心感一緒に高めあっていけると感じることがあります。これは、私たち地域で医療を担う医療者が、急性期病院の医療や教育のお手伝いを行なっていくことも同様に大切です。お互いの立場を実践として知り、理解し合うことが必要だと思います。
また、医師としての専門性を高めることから幅広い医療へご興味をお持ちの先生にご提案したいのが、各診療科で得た専門知識を活かし、診療科をこえた地域医療へキャリアチェンジしませんか?ということです。
あさのクリニックでは、非常勤や期間を定めた常勤、もちろん期間の定めは特に行わない常勤の先生も大募集しております。
当院で一緒にお仕事をしてくださる先生に希望することは以下の3つです。
・患者さんに優しい!
・医療が大好き!
・みんなと前向きに働ける!
この3つがあれば、地域医療を担う医療者として、得意分野をお互いにシェアしながら成長し合えると思うのです。
まだまだ未熟な院長の私ですが、あさクリの優秀なスタッフの皆さんと協力して、新しく仲間に加わってくださる先生方へ最大限のサポートを行いたいと思います。
きっと楽しく、不安なくやっていけると思います。そして、開業医を目指す先生のひとつのモデルとして当院での経験をご活用頂ければと考えておりますので、そちらもご相談頂ければ幸いです。
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2018/05/04