クリニックブログ


季節のしつらい「端午の節句」

みなさまこんにちは。総務部Aです。

総社市にある農マル園芸には、今年も110匹のこいのぼりが、大空をおよいでいるのをご存じでしょうか。下から見上げる沢山のこいのぼりは圧巻でした。
遅ればせながら、あさのクリニックの待合にも、端午の節句にちなんだお飾りを展示しました。毎年5月5日に祝われる「こどもの日」。この日は、特に男の子の健康と未来の成功を祈る日とされており、その起源は、古代中国に遡るとのこと。中国ではこの日を「端午」と呼び、夏の始まりとともに邪気を払うための儀式が行われていました。これが日本に伝わり、平安時代から、特に武士の間で子供の健やかな成長と無事を願う行事として行われてきたそうです。
当院の五月人形は、院長の子供のころのものです。
(ガラスケースに収まっていましたが、総務部の好みにより、ケースから出した状態で置かせていただいております。)

五月人形は、子どもたちが勇敢で力強く成長することを願い飾られてきたもので、戦士の精神を象徴しており、家族の安全と繁栄を祈る意味も込められていたようです。 

併せて、入口正面の壁面には、こいのぼりを飾っています。
鯉が滝を登り龍になるという中国の伝説に基づいて、逆境を乗り越える力強さと成長を子どもたちに願っているとのこと。 

なんとなく触れてきた日本の行事ですが
こうしてブログで当院の様子をお伝えする度に、これらの行事の意味や歴史を調べてみると、長い歴史の中で変わらず受け継がれてきた伝統行事に込められた先人達の「想い」と、現代の我々にも通ずる、変わらない「想い」に気がつき、とても感慨深いものがありました。

待合での時間、皆さまに「端午の節句」をお楽しみいただけると嬉しく存じます。

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2024/04/30

10年のあゆみ

院長の浅野です。

2024年4月15日。あさのクリニックを開設して10年になりました。

振り返ると、ここまでの歩みの中で多くの山、多くの谷がありました。その経過の中で患者さま、患者さまのご家族、職員のみなさん、地域の事業者の皆さまや近隣の皆さまに支えて頂き、今があります。

私は、クリニックを立ち上げるときに、
「年をとっても病を持っても 今を生きる喜びの支援」
という理念をクリニック運営の中心に据えました。老いと向き合い、病と向き合うことは決して楽なことではありません。私自身がこの理念に助けられたことは多く、迷ったとき、苦しいときの拠り所でもありました。

当たり前のことかもしれませんが、私を含め、共に働く職員の皆さんも日々年を重ね、日々自分や家族の体調と向き合い、日々様々な葛藤を抱えながら「今」を生きているので、同様に揺らいだり、支えを必要としたり、悩みを抱えてしまうこともあります。

しかし、患者さまや一緒に働く仲間の力になれたと感じられる瞬間は、互いに自分自身の「今」を生きる力になることも実感できる。本当に有難いことです。

そういう日々の中の「今」を、職員の皆さんや地域の方々と迎えることができ、11年目をはじめることが出来ることに心から感謝致します。

日々を大切にして、時々立ち止まって行く先を見つめ、また足元を見てしっかりと踏みしめながら弛まぬ努力を続けていきたいと思います。

2024年4月15日
あさのクリニック  院長 浅野直

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2024/04/26

4月 デトックス

あさのクリニック管理栄養士です。

 桜が咲き暖かくなってきたのになんだか体がだるい・・・。それは冬にため込んだ老廃物が原因かもしれません。そんな時はデトックスがおすすめです。
 デトックス (detox) とは、体内に溜まった毒を排出させること、または分解することで“毒抜き”を意味します。この呼び名は “detoxification”、解毒の短縮形です。人間の体の中には栄養や酸素などの残りカスなどの老廃物や、食品添加物、大気汚染が原因で体に入った化学物質が蓄積されていきます。デトックスは体内に溜まった有害毒素(カドミウム、水銀、ヒ素、アルミニウム、鉛など)を体外に排出することにより、体内浄化を行い、健康な身体作りを促進することです。
 本来、人間の体には代謝機能が備わっており、便や尿、汗などで不要物をきちんと排出して浄化できるようになっていますが、偏った食事やストレス、運動不足など、何らかの原因で代謝リズムが狂うと、それがスムーズに行われなくなり、蓄積されていきます。

主な毒

  • ・タバコの煙、排気ガスなどの有害化学物質

  • ・食事摂取した栄養分の残りカスなどの老廃物
  • ・食品添加物、残留農薬などの有害化学物質
  • ・ダイオキシン、界面活性剤などに代表される環境ホルモン

  • ・水銀、鉛、ヒ素などの有害金属

毒による影響

・体の不調・・・生活習慣病の原因、肩こり・冷え性など慢性的な不調、頭が重く気分が安定しない、腸が汚れて免疫力が低い、ダイエットの成果が上がらない、アレルギー体質、摂取する栄養成分の吸収が悪い

・肌の不調・・・肌の再生力が低い、肌の老化、シミ・シワ・ニキビができる

・心の不調・・・うつ病、自閉症の原因

デトックスの方法

1.食べてデトックス

・有害物質を体外へ排出する作用のある食材:寒天、こんにゃく、りんご(ペクチン)、食物繊維が多く含まれる食材

 

・体内の有害物質を包み込んで吸収させなくなる作用(キレート作用)のある食材

  - クエン酸(酢、グレープフルーツなど)

  - 硫化アリル(ネギ、ニラ)

  - アリイン(ニンニク)

  - ケルセチン(玉ねぎ、ケール、ほうれん草など)

  

・有害物質の無害化を助ける作用のある食材

  - 亜鉛(牡蠣、レバー)

  - セレン(イワシ、ウナギ、イカ、マグロ)

*亜鉛やセレンは有害ミネラルを無毒化し、解毒力を高めます。

 

2.飲んでデトックス

水を飲むことはデトックスの基本です。水は体に溜まった老廃物をすばやく排出してくれます。また、水分を補給することで体内活動を活発化させ、体内のエネルギー消費量を高める効果があります。

3.リフレッシュしてデトックス

デトックスにかかせないのが血液とリンパの働きです。これらが正常に機能していれば、毒素の排泄をスムーズに行うことができます。この2つに効果的に作用するのがリンパマッサージです。また入浴をすることも血流やリンパの流れを良くします。入浴してじんわり汗をかくことで毒素を排出することができます。冬の寒さで硬くなった体を少しずつ動かして、来たる猛暑に備えていきましょう!

デトックス

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2024/04/15

4月号 フリーペーパー

新年度

新しい生活になった方、いままで通りの変わらない方、いろいろな形の新年度の4月を迎えているのかと思います。

寒暖差

先日は、関東地方では28度の気温になったニュースを見た方も多いのではないでしょうか。
日中に太陽の日の光のしたであれば暖かいなと思いますが、まだこちらでは寒いなと感じる日があります。これから徐々に暖かくなっていく季節です。、急な気温の上昇に体がついていかず、熱中症に心配にも気を付けないといけない時期にもなります。
年中、お体にご自愛いただき、日々を過ごしていきましょう。

フリーペーパー

さて、4月号のフリーペーパーが完成しました。テーマは「うんこ」です。
新年度最初が「うんこ」と思われる方がいらっしゃるのかもしれませんが、大事な事なのでぜひお読みいただくと幸いです。

デザイン作成:株式会社LogooDesign(ログーデザイン)https://www.logoo.design/

 

 

 

 

 

間違い探し

フリーペーパーは、記事面だけでなく、くすっと笑える写真面との両面構成になっています。
写真面は遊び心があり、一緒に作成しているデザイン会社の方にいろいろ工夫をしてもらっています。
今月号の写真面は院長出演の間違いさがしです。
直接フリーペーパーを手にされる方は、記事面の加えて、写真面も見ていただくことができます。
フリーペーパーは、クリニック受付に加えて、あさのクリニック近くの建物のFLCBに置いてあります。
地域の方が、職員を知る、ちょっと笑顔になっていただける機会になればなと思っています。
別の号のフリーペーパーの写真面は、一緒に働く職員が登場しています。職員は地域で生活する個人でもあることを考慮し、普段は写真面をこのブログやSNSやインターネットには掲載していないことご了承ください。
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2024/04/02

3月 花粉症

  • あさのクリニック 管理栄養士です。

    一雨ごとに暖かくなってきましたが、花粉の飛散が心配ですね。花粉が飛び始めてから花粉症対策をしていては実は遅いと言われていますが、今から体調管理を万全にして、少しでも花粉症の症状を緩和していきましょう!そのためには食事が重要です。花粉症に効果のある食品を紹介します。



発酵食品

味噌、納豆、麹、ヨーグルトなどの発酵食品は腸内環境を整える効果があります。発酵食品だけを摂取するより近年注目されているのが「シンバイオティクス」です。
発酵食品に含まれる乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌は「プロバイオティクス」と呼ばれています。
食物繊維やオリゴ糖などの食品成分は「プレバイオティクス」と呼ばれ、善玉菌が増えるのに必要なエサになります。  
善玉菌そのものである「プロバイオティクス」と善玉菌のエサになる「プレバイオティクス」を一緒に摂る方法を「シンバイオティクス」と言い、より効果的な腸内環境改善が期待できます。

  • レンコン

    善玉菌と一緒に食べる「プレバイオティクス」で特にオススメなのがレンコンです。これは3ヶ月で81%の人に花粉症の症状緩和が認められたという報告があります。レンコンに含まれる栄養素には、抗アレルギー作用や鼻の粘膜を覆ってくれたりする効果があります。その他にタンニンには、止血や炎症を抑えるなどの効果があるとされ、また抗酸化作用があるポリフェノールを豊富に含んでいます。レンコンの汁を鼻の粘膜に直接塗るのも効果が期待できると言われています。



えごま油

サラダ油などのリノール酸を摂りすぎることでアレルギーが引き起こされてしまいますが、えごま油などに含まれるαリノレン酸にはそうした働きを抑える効果があります。リノール酸の悪影響を減らすためには、αリノレン酸とリノール酸の摂取割合を1:2にすることが望ましいという研究結果がありますが、現代人は1:20ぐらいになってしまっており、リノール酸過剰摂取です。花粉症患者増加の原因の一つかもしれないと、現在研究が進められています。

発酵食品である「プロバイオティクス」と食物繊維を多く含む野菜やキノコ類など善玉菌のエサになる「プロバイオティクス」をよく噛んで一緒に食べること、アレルギーを引き起こす食材を減らすことが腸内環境改善の近道です。
また、食事だけでなく家の中でじっとしているのも花粉症にはよくありません。食事をした後はしっかり体を動かしましょう!

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2024/03/11