クリニックブログ


見学研修(医師 10月来院)

先日当院に見学研修に医師の齋藤真夕水さんが来院され、感想をいただきました。
見学内容は、外来診療と訪問診療、当院の地域活動についてもご見学いただきました。
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私は総合診療専門医を持つ、7年目の医師になります。
この度ご縁があり、あさのクリニックの見学をさせて頂きました。
外来、訪問診療、地域活動を拝見させて頂き、私が特に強く印象に残ったことは3つあります。
ひとつは、先生の診療面での患者さん・ご家族への真摯な向き合い方です。
普段我々が診療をしているとついついやってしまうことですが、認知症患者さんであったり、少し理解が得づらい患
者さんと対面した時、話の通じる付き添いの方と話し込んでしまい、患者さん本人はそっちのけになってしまう、と
いうことがあります。浅野先生は、全くそんなことがなく、認知症患者さんにもまっすぐ向き合って明るく声を掛け
られ、理解が得られない患者さんの場合は理解が得られているか目を見て確認しながら慎重にお話しをされていて、
とても心温かい先生で、本当に患者さんを愛していらっしゃるのだなあと心に残りました。
ふたつ目は、情報共有の部分です。
患者さんの個人情報含め、十二分に配慮が必要な面はあるのですが、
クリニック単位での患者さんの変化についてのリアルタイムな情報共有、他の大きな病院との連携による地域単位で
の情報共有、医師同士の診療面での情報共有など、システムを活用し多方面で無駄なく迅速な情報共有に尽力されて
いると感じ、これは目から鱗でした。
最後に、地域活動の面です。
「総社市の」あさのクリニックとして、またその地域に住む住民として活動されている部分を少しだけ垣間見させて
頂きました。
地域全体の健康度を上げよう、地域の人々を幸せにしよう、そしてみんなで楽しく暮らしていこう!という思いが強
く感じられました。
この部分はおそらく、1日や2日の見学では見えてこないところがあるので、感想として書くことが難しいですが、患
者さん含め、地域を丸ごと愛しているということがとても伝わってきて、大変印象に残りましたのでお伝えさせて頂
きました。
まだまだ沢山ありますが、読む方の負担も考えてこれくらいに致します。
この度はお忙しい中、お時間を頂いて誠にありがとうございました。

齋藤 真夕水

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感想をいただきありがとうございました。

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2022/11/04

見学研修(看護師 10月)

先日、当院の看護師の業務に興味をもっていただき、看護師の岩本さんが見学研修に来院いただきました。
感想をいただきましたので、ご紹介いたします。
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現在私は看護師ではない仕事に就いており、7年間のブランクがあります。病棟での勤務経験しかない中、新たな挑戦をしようと思い9月の上映会に縁を感じて見学をさせていただきました。

午前中の外来の見学では、診察室に医師と事務の方ということや電子カルテなど何もかも初めての体験でした。電子カルテだからこそ情報共有が早くできたり、どの看護師さんも自分が何をしているのかをきちんと把握してそれを他の看護師さん方に伝えることができる…というコミュニケーションがしっかりとれているということにチーム力を感じました。チームで受け入れているためとてもスムーズに診察、処置が進んでおりそれが継続的に患者さんやご家族に関わっていけると感じました。

午後の訪問診療では特養と居宅を見学させていただきました。特養では特養ならではの診療や地域密着の診療・看護を見学させていただき、病院とは違う時間の流れ、1人1人の型にはまらない診療・看護の中で情報共有がいかに大切かを学びました。居宅では命の終わりの説明をする場面でしたが、家族は受け入れられない様子を間近で感じ、先生の「家族が終わりを受け入れられないことを私たちが受け入れる」という言葉がとても印象に残っています。わかっているようでわかっていなかった患者さんやご家族の思いを受け入れるとはそういうことなんだと改めて考えさせられました。

今日一日で看護観が広がったと思います。お忙しい中あたたかく受け入れてくださり、また時間をとっていただきましてありがとうございました。

岩本

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見学研修並びに感想をいただきありがとうございました。

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2022/11/04

令和4年10月 フリーペーパー

肌寒くなったなあと思っていたら、日中は暑い日もあり、体調管理、服装の適度な調整が必要な時期になりました。
寒くなってきても、水分は控えず、脱水にならないように水分摂取はしましょう。

インフルエンザ予防接種

テレビや新聞でも見聞きしている方もいると思いますが、インフルエンザ予防接種の時期になりました。
当院のインフルエンザワクチンの接種は、まずはかかりつけ患者さん※と同居のご家族から開始をする方針としています。
※かかりつけの患者さんとは、定期処方のある方、通院を定期的に(例:3か月毎)されている方としています。

かかりつけ患者さん以外の方の予防接種を開始の際は、当院ホームぺージと院内掲示にて、接種予約開始時期をご案内予定です。

予防接種

フリーペーパーでは、予防接種の目的、国が推奨している予防接種について紹介しています。

ダウンロードページ https://asanoclinic.com/clinic/backnumber.html

 

デザイン:株式会社LogooDesign(ログーデザイン)https://www.logoo.design/

求人情報

☆訪問診療の依頼にスムーズに対応するには、多くの方との協力、連携のもと対応させていただいています。
当院のスタッフに充実も重要です。そこで、外来診療、訪問診療を中心に当院の業務に取り組む、スタッフを募集しています。
看護師、医師に加えて、現在は、相談員(医療ソーシャルワーカー)の3職種を募集中です。
詳細は 求人情報ページ https://asanoclinic.com/recruit.html から、

看護師募集ページ https://asanoclinic.com/recruit/nurse.html#rec_kangoshi
医師募集ページ https://asanoclinic.com/recruit/doctor.html
相談員募集ページ https://asanoclinic.com/recruit/social-worker.html

上記のページからの直接の問い合わせをいただくと、院長をはじめスタッフ一度大変喜びます。応募を心よりお待ちしています。。

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2022/10/01

映画「人生をしまう時間(とき)」上映会&お仕事説明会 当院看護師感想

9月3日に総社市にあるFLCBを会場に、映画「人生をしまう時間(とき)」の上映とあさのクリニック看護師お仕事説明会を開始しました。

以下の文章は、主催者である、当クリニックの看護師で緩和ケア認定看護師の大塚がこの度の映画の感想と看護師としての働きについて記載をしたものです。

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9月3日クリニック職員員なので、2回同じドキュメント映画を観る事ができた。「人生しまう時間」は、以前偶然テレビを観て印象に残っていた。
テレビで特に印象に残っていたのは、介護する娘と肺がん末期の父親との生活。全盲の娘の声掛けのトーンの声に、それを愛溢れた父親の言葉の間が印象に残っていた。映画で再度観ると、その家に行く度に主治医の医師が運転する道のりが印象に残る。この角を曲がるとあの親子の家の柿の木が見え、あの玄関に入るのだと、と脳裏に残っている。その間も、色んな患者宅に入っていく、この家は犬の声、この家は2階に上がる等その家その家に入る時の風景が残る。また、話の中で熟れた柿の匂いも話にあった。
訪問診療同行看護師を日々していると、このように脳裏に残っている道なりが出る。その時に痛みが取り切れず悔しくなったり、笑顔のご家族で医師と笑って帰った道だったり、あの時間(とき)その時間(とき)を脳裏に残っていることが前に出て思い出す。しかし、次の家次の施設と、前に進んでいるので辛さだけを振り返ってはいない。
この映画監督が、日々の死に対峙していると、疲弊されお寺に駆け込んで禅をしたと書かれていた。自分自身は、看護師人生約30年する中辛くなり前に進めなかったことはない。医療者自身が、知識があることでもあるが、私達医療者は黒子と思っている。また訪問診療同行看護師は、運転だったり、採血、点滴、処置等行っている。しかし、黒子として、医師が気づかない雰囲気や患者家族の変化に気づく事がある。そこで黒子なりの前に出て、気づいたことを声かけて、コミュニケーションを広げている。そこが、あきらめずその人となりをみつめて、相手の思いの中に入っている。
最期は亡くなるが、それまでの出来ることはない何かを、医師と一緒に悩み、考え、他の事業所などに連絡している。しかし、映画の中の数年2階から降りれない高齢の女性を夫が介護の場面。ベットを入れて、表情や言葉が、変わる場面です。この場面は、今迄診療の中でも、あったなぁと、また自分の中で脳裏の患者や家族、あのコタツだったり、猫を思い出す。医療者が出来る事は、その人やその家族の雰囲気も変えてしまう時間になると思い出した。
何が正解ではない、その時のタイミングと堀越先生も言われていた。色んなタイミングで、一期一会の出会いがあり、その人の人生の時間に関わり事が出来る仕事は、他にはないと、思っている。毎日が、学びの出会いで、この映画を1日2回見ると、なお一層、観る視点や字幕や音の印象も変わった。親子の最期の時間を、うどんを食べていた時の父と、同じように喉仏で看取りを対応したのは、とても感覚が実感した。

緩和ケア認定看護師 大塚美智子

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☆訪問診療のご希望対して、スムーズに対応できるよう、一緒に外来診療、訪問診療を中心に当院の業務に取り組む、看護師、医師、相談員(医療ソーシャルワーカー)の募集をしています。

求人情報ページ https://asanoclinic.com/recruit.html

看護師求人ページ https://asanoclinic.com/recruit/nurse.html#rec_kangoshi
医師求人ページ  https://asanoclinic.com/recruit/doctor.html
相談員求人ページ https://asanoclinic.com/recruit/social-worker.html

各求人ページには、エントリーフォームがありますので、当クリニックの仕事に興味のある方、転職を考えている方、
あさのクリニックで働きたいと思っていただいている方、皆さんから直接お問い合わせいただくのを心よりお待ちしています。
よろしくお願い申し上げます。

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2022/09/06

開催報告 映画「人生をしまう時間(とき)」上映会&お仕事説明会

9月3日に総社市にあるFLCBを会場に、映画「人生をしまう時間(とき)」の上映とあさのクリニック看護師お仕事説明会を開催しました。

映画「人生をしまう時間(とき)」(C)NHK 

2019年に岡山市のシネマ・クレールでの劇場上映をしている際に、院長と相談員の私と、他事業所になりますが、ケアマネの方、訪問看護の方、別のクリニックの看護師の方と一緒に足を運び、視聴後には感想などをお互いに話をしたことがこの映画の出会いです。
この映画の前には、映画の紹介にも記載があるように、以前NHKスペシャルで放送されていたため、見たことがある場面もあるものでした。

無意識に「影響」うけ、変化する

2019年に私が視聴した際の私の感じた一言メモがありました。
・リアルな人生のしまいのときの場面、コミュニケーション仕方などのいろいろ考える事ができた。
・堀越先生のコミュニケーション、小堀先生のコミュニケーションなどが印象的。
・大事なので普通にやってしまう『支援』がその人らしさ、その人の『力』を奪ってしまう可能性に気づかされる場面は、とても印象的。
この度の上映会の主催者として、繰り返し見る機会となり、その時に感じた、感情や気づきを思い出しつつ、こんな場面があったなあ、出演されている方々の言葉をもう一度聞き、さらに新しい気づきをいただきました。
私が、上映会の際に参加した皆さんの前でコメントをいたしましたが、
『この映画を見たことで、映画の様々な場面や出演されている方の一言一言が、気づかないうちに私の自分の行動や考え方に『影響』を受けていたのだろうな、無意識に変化していたのだろうな』と感じる機会となりました。

当日は、計34名の方が上映会に来ていただく、ご縁をいただきました。
映画の内容から、医療福祉専門職の方が多かったですが、クリニック近隣の方もご来場いただきました。

このような機会をいただいた、出演されている皆さん、制作や上映に携わった多くの方に大変感謝しております。

 

 

 

 

 

 

いただいた感想を一部紹介します(映画の内容の部分など、省略や変更をしている感想もあります)
・仕事で聞いていた事がリアルにスクリーンの中に描かれていて、現場の医師、看護師、ケアマネ、本人、家族のありのままの姿やその場の空気も伝わって来て、ドキュメンタリーの良さがありました。
・在宅での看取りは、医療やケアマネ、ヘルパー、訪問入浴等、たくさんのサービスがあって、成り立つと思う。
・本当にこういう医療を自分がしたいと思います。これからも、人との関係性を大切にできる仕事をしていきたいと、改めて思いました。
・最近、初期のがんが見つかった友達、年をとっていく祖父母のことを思い浮かべつつ見させて頂きました。
・死ぬということは生きている以上当たり前にあるのだなぁということを改めて感じ、人生の過ごし方は、人それぞれ、自分が思っているよりも早く細かく変化していくのだなぁと思った。
・訪問医療を通して、看取る家族の物語を受け取りました。
・最後の時、自分の家族だったらどうか、自分自身だったらどうか、関わっている医療従事者だったらどうか、と様々な視点で観させていただきました。
・看取りの場における本人,家族,様々な職種の方々の様子を拝見できたのは貴重な経験となりました。
・在宅医療と病院とのちがいに気付けた気がします。こちらの勝手な思い込みで患者さんにベストな環境を作ったつもりでも患者さんには患者さんの思いがある…私たちが困った患者さんだと思ってた患者さん自身が一番困ってたのかもしれないと反省しました。
・病気の状態だけではなく、家族や患者さんとのこれまでの生き方、関わり方、思いなど、人を診ていく難しさを感じました。
・色々な形で人それぞれ人生のしまう時間が違うという事を映画を通して改めて気付かされた気がします。
・在宅医療を学ぶ映画と思いきや、自宅で過ごしたい、家族と過ごしたいなど、いろいろな患者の思いとを見せられ、家で過ごすことがどういう事なのかを考えさせられた。
・医療側の生活しやすさと自宅で住み慣れた環境での本人の感じる過ごしやすさは必ずしも同じではない。
・在宅での生活、本人や家族にとってどういった生活が正解なのか考えさせられました。
・私自身、年齢もまあまあだから参考になりました。
・人生の最後を考えることができました。総社に生まれて、訪問看護の事よくわかり安心しました。
・自分も同じ様に親の介護をしてきたので、病人も大変ですが、介護している人の気持ちを少しでも軽くしてもらえたらと思います。

といろいろな感想をいただきました。

映画の予告編が、下記の公式WEBサイトから視聴ができます。
◆映画公式WEBサイト&SNS
 

お仕事説明会

また、上映会後は、多くの方が当クリニックの看護師からの仕事の内容についてもお聞きいただきありがとうございました。
クリニックのホームページを使い、簡単にですが、外来での看護師の役割、訪問診療での同行看護師についてお伝え出来たのでないかと思っています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
写真=落合由利子         
 
新型コロナウイルス感染症で蔓延状況で出席できなかった方もいると思います。
短い告知期間と広報媒体が主にSNSであったこと、感染対策のための人数制限などを考慮していたこと等、不備があったと覆いますが、
ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

この度の活動

この度の企画は、地域の皆さん(住民及び専門職の方も含め)との交流と在宅医療についての啓発活動に加え、
当院が現在募集している、医師・看護師・相談員(医療ソーシャルワーカー)の求人活動もかねていました。

☆訪問診療のご希望対して、スムーズに対応できるよう、一緒に外来診療、訪問診療を中心に当院の業務に取り組む、看護師、医師の求人に加えて、相談員(医療ソーシャルワーカー)の求人を求人情報のページに掲載しています。

https://asanoclinic.com/recruit.html

看護師求人ページ https://asanoclinic.com/recruit/nurse.html#rec_kangoshi
医師求人ページ  https://asanoclinic.com/recruit/doctor.html
相談員求人ページ https://asanoclinic.com/recruit/social-worker.html

直接当クリニックへお問い合わせください。心よりお待ちしています。よろしくお願い申し上げます。

 
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2022/09/06



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