あさクリフリーペーパーが完成しました!!
9月号は、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の検査の骨密度について紹介しています。
骨は一度つくられたらそのままではなく、毎日絶えず古い骨を壊して新しい骨をつくることを繰り返しています。
骨がもろく折れやすくなった状態を「骨粗鬆症」と呼び、骨の変形や、それに伴う痛みなどが症状として現れます。
あさのクリニックでは、骨密度を測定し、骨粗鬆症の予防と治療に取り組んでいます。
受付にて配布しています。
先日見学研修に来院された、聖路加国際病院 QIセンター 高崎慶さんの感想をいただきました。
8月17日(水)に外来診療と訪問診療の見学をさせていただきました。
以前より、院長の浅野先生とはお話しさせていただく機会があり、いろいろなことにワクワクを求め、探求していく浅野先生のクリニックを見学させていただける機会を頂戴し、大変楽しみにしておりました。
まず、クリニックに入って感じたのは、香りの良さでした。
少なからずクリニックというと消毒薬の独特な香りを想像してしまいますが、木材の香りが漂い、それだけで患者さんは癒された気持ちになるのではないかと感じました。
床材、壁材、ドアなどふんだんに木材が使用されており、香りの面だけでなく、木のぬくもり、夏であればその涼しさを感じることができました。
このようなところにも浅野先生らしさが感じられた部分です。
さて、午前中は外来診療を見学いたしました。
お盆明けということで、予約の患者さんもそれなりにいらっしゃる上に、新患の患者さんも3時間で3~4人対応されており、かなり忙しかった印象でした。
それでも、浅野先生は笑顔を絶やすことなく、患者さん、ご家族のお話を笑顔で傾聴されていたのが印象的でした。
そして、「よく動くなぁ」「よく触れるなぁ」という印象を受けました。
病院の場合だと、マイクで患者さんを呼び出し、着席してもらい、医師が、聞きたいことを聞いていくというイメージですが、浅野先生は患者さんを診察室の外まで呼びに行かれ、手を取りながら、患者さんをご案内されていらっしゃいました。
また、聞きたいことを聞くというよりは、その人の生活がどうなっているかを探り出すために、「今日は暑いねぇ」「ちゃんとご飯食べられている?」という日常会話から話されていたのが印象的でした。
ご家族に対しても、患者さんに話すと同時に、ご家族に対しても質問するようなコミュニケーションを取られており、患者だけでなく家族も一緒に診療しているような感じを受けました。
さらに、患者さんには手を添える、手を握るなど、患者さんが安心するような行動をされていらっしゃり、浅野先生にかかる患者さんは本当に安心された顔をされていたように思えました。
こういった診療の実践のために、受付スタッフや、相談員さん、看護師さんとの連係がしっかりとなされていたということがあったと思いました。
診察前に必要とする情報が、しっかりと先生の手元にあり、医師が何を把握したいか、どういう情報があると診察を行いやすいか、しっかりと考えたうえでスタッフの皆さんが行動されている印象を受けました。
特に向川相談員の動きが印象的で、患者さんの状況把握、外来全体の流れ、などに目を配り、全体がスムーズに回るように動かれていた点がとても素晴らしいと思いました。
本当に笑顔を絶やさず、常に動き続ける外来診療で午前中3時間の診療時間があっという間に過ぎていきました。
昼食後、午後は藤原先生の訪問診療に同行いたしました。
訪問診療の現場を見るのは、初めてだったのですが、藤原先生もまた患者さんに寄り添われる姿勢が印象的でした。
特に、遠方から帰省されていたご家族に対してお話しされていた時に、何とか現状と向き合ってほしいという熱意が伝わるようなコミュニケーションを取られており、患者のことを第一に考え、家族も大事にする姿勢がうかがえました。
訪問診療を通じて、「生活の中での医療」「家族とのコミュニケーションの重要性」という点について改めて考えさせられました。
普段の急性期の病院では、あくまでも医療が中心で回っており、ある部分では生活のことも考えますが、やはり占める割合は少ないように思います。
一方、訪問診療では、医療者側が生活空間にお邪魔するわけで、患者の生活を中心に必要な医療を考えていくというスタイルが、今までの自分にない視点でもあり、とてもインパクトがありました。
患者さんにとってみれば、「入院」というのは一大イベントですが、それ以外は「普段」であり、「入院」は「生活」や「普段」のほんの一瞬の出来事でしかありません。
患者さんの生活をいかに良くするか、という視点で医療をとらえ直す、大変貴重な機会となりました。
普段は、急性期の病院の中で管理的な側面から医療を見ることが多いですが、改めて患者さんに寄り添う姿勢ということの大切さを感じた見学でした。
QIという、「数字にして見える化する」「診療や医療安全の質を改善する」ということが普段の仕事ですが、訪問診療には数字にはできない、大切なものがあると感じました。
もちろん、クリニックや訪問診療においても管理の側面では、「数値化」「医療の質」ということは重要なことだと思います。
ただ、患者さんと向き合うときには、その人を尊重し、その人の生活を一番に考えることが重要なことであると改めて実感した1日でした。
あと、昼食にいただきました、ブーンの山盛りカレーは、ここ数年にないくらいカレーを食べました。
「ペロリと食べるねェ」と浅野先生は仰っていましたが、結構しんどかったです(笑)。
本当にいろいろなことを考えた1日でした。
ありがとうございました!
聖路加国際病院 QIセンター
髙﨑 慶
あさのクリニック 相談員です。
昨日(8月17日)、聖路加国際病院 QIセンター 高崎慶さんが見学研修に来院されました。
午前中は外来、午後からは藤原先生の訪問診療に同行してもらいました。
QIセンターの『QI』ととは、Quality Indicator(クオリティーインディケーター)と言われ、
医療の質を数値化して表した指標と言われています。(厚生労働省の資料http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/06/dl/s0628-7i_0004.pdf)
最近、耳にすることが多くなってきていますが、まだ一般的ではないのかもしれませんが、この指標の向上はサービスの向上などに直結するものだと思います。
聖路加国際病は、早くからQIに力を入れており、そうのような部署で勤務されている高崎さんからどのような感想を頂けるのかドキドキワクワクしています。
昼食は、近所の『ブーン』の大盛カレー。
午後の訪問診療出発前です。
また、認知症診療に興味のある看護師、その他医療職の方も是非とも見学や研修の制度をご活用ください。
7月25日に当院に見学研修に来られた、そーる訪問看護ステーション(平成28年9月1日開設予定)の片岡さんより
感想をいただきました。
~7月25日(火)研修へ参加~