クリニックブログ


見学研修(看護師 10月)

先日、当院の看護師の業務に興味をもっていただき、看護師の岩本さんが見学研修に来院いただきました。
感想をいただきましたので、ご紹介いたします。
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現在私は看護師ではない仕事に就いており、7年間のブランクがあります。病棟での勤務経験しかない中、新たな挑戦をしようと思い9月の上映会に縁を感じて見学をさせていただきました。

午前中の外来の見学では、診察室に医師と事務の方ということや電子カルテなど何もかも初めての体験でした。電子カルテだからこそ情報共有が早くできたり、どの看護師さんも自分が何をしているのかをきちんと把握してそれを他の看護師さん方に伝えることができる…というコミュニケーションがしっかりとれているということにチーム力を感じました。チームで受け入れているためとてもスムーズに診察、処置が進んでおりそれが継続的に患者さんやご家族に関わっていけると感じました。

午後の訪問診療では特養と居宅を見学させていただきました。特養では特養ならではの診療や地域密着の診療・看護を見学させていただき、病院とは違う時間の流れ、1人1人の型にはまらない診療・看護の中で情報共有がいかに大切かを学びました。居宅では命の終わりの説明をする場面でしたが、家族は受け入れられない様子を間近で感じ、先生の「家族が終わりを受け入れられないことを私たちが受け入れる」という言葉がとても印象に残っています。わかっているようでわかっていなかった患者さんやご家族の思いを受け入れるとはそういうことなんだと改めて考えさせられました。

今日一日で看護観が広がったと思います。お忙しい中あたたかく受け入れてくださり、また時間をとっていただきましてありがとうございました。

岩本

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見学研修並びに感想をいただきありがとうございました。

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2022/11/04

令和4年10月 フリーペーパー

肌寒くなったなあと思っていたら、日中は暑い日もあり、体調管理、服装の適度な調整が必要な時期になりました。
寒くなってきても、水分は控えず、脱水にならないように水分摂取はしましょう。

インフルエンザ予防接種

テレビや新聞でも見聞きしている方もいると思いますが、インフルエンザ予防接種の時期になりました。
当院のインフルエンザワクチンの接種は、まずはかかりつけ患者さん※と同居のご家族から開始をする方針としています。
※かかりつけの患者さんとは、定期処方のある方、通院を定期的に(例:3か月毎)されている方としています。

かかりつけ患者さん以外の方の予防接種を開始の際は、当院ホームぺージと院内掲示にて、接種予約開始時期をご案内予定です。

予防接種

フリーペーパーでは、予防接種の目的、国が推奨している予防接種について紹介しています。

ダウンロードページ https://asanoclinic.com/clinic/backnumber.html

 

デザイン:株式会社LogooDesign(ログーデザイン)https://www.logoo.design/

求人情報

☆訪問診療の依頼にスムーズに対応するには、多くの方との協力、連携のもと対応させていただいています。
当院のスタッフに充実も重要です。そこで、外来診療、訪問診療を中心に当院の業務に取り組む、スタッフを募集しています。
看護師、医師に加えて、現在は、相談員(医療ソーシャルワーカー)の3職種を募集中です。
詳細は 求人情報ページ https://asanoclinic.com/recruit.html から、

看護師募集ページ https://asanoclinic.com/recruit/nurse.html#rec_kangoshi
医師募集ページ https://asanoclinic.com/recruit/doctor.html
相談員募集ページ https://asanoclinic.com/recruit/social-worker.html

上記のページからの直接の問い合わせをいただくと、院長をはじめスタッフ一度大変喜びます。応募を心よりお待ちしています。。

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2022/10/01

映画「人生をしまう時間(とき)」上映会&お仕事説明会 当院看護師感想

9月3日に総社市にあるFLCBを会場に、映画「人生をしまう時間(とき)」の上映とあさのクリニック看護師お仕事説明会を開始しました。

以下の文章は、主催者である、当クリニックの看護師で緩和ケア認定看護師の大塚がこの度の映画の感想と看護師としての働きについて記載をしたものです。

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9月3日クリニック職員員なので、2回同じドキュメント映画を観る事ができた。「人生しまう時間」は、以前偶然テレビを観て印象に残っていた。
テレビで特に印象に残っていたのは、介護する娘と肺がん末期の父親との生活。全盲の娘の声掛けのトーンの声に、それを愛溢れた父親の言葉の間が印象に残っていた。映画で再度観ると、その家に行く度に主治医の医師が運転する道のりが印象に残る。この角を曲がるとあの親子の家の柿の木が見え、あの玄関に入るのだと、と脳裏に残っている。その間も、色んな患者宅に入っていく、この家は犬の声、この家は2階に上がる等その家その家に入る時の風景が残る。また、話の中で熟れた柿の匂いも話にあった。
訪問診療同行看護師を日々していると、このように脳裏に残っている道なりが出る。その時に痛みが取り切れず悔しくなったり、笑顔のご家族で医師と笑って帰った道だったり、あの時間(とき)その時間(とき)を脳裏に残っていることが前に出て思い出す。しかし、次の家次の施設と、前に進んでいるので辛さだけを振り返ってはいない。
この映画監督が、日々の死に対峙していると、疲弊されお寺に駆け込んで禅をしたと書かれていた。自分自身は、看護師人生約30年する中辛くなり前に進めなかったことはない。医療者自身が、知識があることでもあるが、私達医療者は黒子と思っている。また訪問診療同行看護師は、運転だったり、採血、点滴、処置等行っている。しかし、黒子として、医師が気づかない雰囲気や患者家族の変化に気づく事がある。そこで黒子なりの前に出て、気づいたことを声かけて、コミュニケーションを広げている。そこが、あきらめずその人となりをみつめて、相手の思いの中に入っている。
最期は亡くなるが、それまでの出来ることはない何かを、医師と一緒に悩み、考え、他の事業所などに連絡している。しかし、映画の中の数年2階から降りれない高齢の女性を夫が介護の場面。ベットを入れて、表情や言葉が、変わる場面です。この場面は、今迄診療の中でも、あったなぁと、また自分の中で脳裏の患者や家族、あのコタツだったり、猫を思い出す。医療者が出来る事は、その人やその家族の雰囲気も変えてしまう時間になると思い出した。
何が正解ではない、その時のタイミングと堀越先生も言われていた。色んなタイミングで、一期一会の出会いがあり、その人の人生の時間に関わり事が出来る仕事は、他にはないと、思っている。毎日が、学びの出会いで、この映画を1日2回見ると、なお一層、観る視点や字幕や音の印象も変わった。親子の最期の時間を、うどんを食べていた時の父と、同じように喉仏で看取りを対応したのは、とても感覚が実感した。

緩和ケア認定看護師 大塚美智子

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☆訪問診療のご希望対して、スムーズに対応できるよう、一緒に外来診療、訪問診療を中心に当院の業務に取り組む、看護師、医師、相談員(医療ソーシャルワーカー)の募集をしています。

求人情報ページ https://asanoclinic.com/recruit.html

看護師求人ページ https://asanoclinic.com/recruit/nurse.html#rec_kangoshi
医師求人ページ  https://asanoclinic.com/recruit/doctor.html
相談員求人ページ https://asanoclinic.com/recruit/social-worker.html

各求人ページには、エントリーフォームがありますので、当クリニックの仕事に興味のある方、転職を考えている方、
あさのクリニックで働きたいと思っていただいている方、皆さんから直接お問い合わせいただくのを心よりお待ちしています。
よろしくお願い申し上げます。

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2022/09/06

開催報告 映画「人生をしまう時間(とき)」上映会&お仕事説明会

9月3日に総社市にあるFLCBを会場に、映画「人生をしまう時間(とき)」の上映とあさのクリニック看護師お仕事説明会を開催しました。

映画「人生をしまう時間(とき)」(C)NHK 

2019年に岡山市のシネマ・クレールでの劇場上映をしている際に、院長と相談員の私と、他事業所になりますが、ケアマネの方、訪問看護の方、別のクリニックの看護師の方と一緒に足を運び、視聴後には感想などをお互いに話をしたことがこの映画の出会いです。
この映画の前には、映画の紹介にも記載があるように、以前NHKスペシャルで放送されていたため、見たことがある場面もあるものでした。

無意識に「影響」うけ、変化する

2019年に私が視聴した際の私の感じた一言メモがありました。
・リアルな人生のしまいのときの場面、コミュニケーション仕方などのいろいろ考える事ができた。
・堀越先生のコミュニケーション、小堀先生のコミュニケーションなどが印象的。
・大事なので普通にやってしまう『支援』がその人らしさ、その人の『力』を奪ってしまう可能性に気づかされる場面は、とても印象的。
この度の上映会の主催者として、繰り返し見る機会となり、その時に感じた、感情や気づきを思い出しつつ、こんな場面があったなあ、出演されている方々の言葉をもう一度聞き、さらに新しい気づきをいただきました。
私が、上映会の際に参加した皆さんの前でコメントをいたしましたが、
『この映画を見たことで、映画の様々な場面や出演されている方の一言一言が、気づかないうちに私の自分の行動や考え方に『影響』を受けていたのだろうな、無意識に変化していたのだろうな』と感じる機会となりました。

当日は、計34名の方が上映会に来ていただく、ご縁をいただきました。
映画の内容から、医療福祉専門職の方が多かったですが、クリニック近隣の方もご来場いただきました。

このような機会をいただいた、出演されている皆さん、制作や上映に携わった多くの方に大変感謝しております。

 

 

 

 

 

 

いただいた感想を一部紹介します(映画の内容の部分など、省略や変更をしている感想もあります)
・仕事で聞いていた事がリアルにスクリーンの中に描かれていて、現場の医師、看護師、ケアマネ、本人、家族のありのままの姿やその場の空気も伝わって来て、ドキュメンタリーの良さがありました。
・在宅での看取りは、医療やケアマネ、ヘルパー、訪問入浴等、たくさんのサービスがあって、成り立つと思う。
・本当にこういう医療を自分がしたいと思います。これからも、人との関係性を大切にできる仕事をしていきたいと、改めて思いました。
・最近、初期のがんが見つかった友達、年をとっていく祖父母のことを思い浮かべつつ見させて頂きました。
・死ぬということは生きている以上当たり前にあるのだなぁということを改めて感じ、人生の過ごし方は、人それぞれ、自分が思っているよりも早く細かく変化していくのだなぁと思った。
・訪問医療を通して、看取る家族の物語を受け取りました。
・最後の時、自分の家族だったらどうか、自分自身だったらどうか、関わっている医療従事者だったらどうか、と様々な視点で観させていただきました。
・看取りの場における本人,家族,様々な職種の方々の様子を拝見できたのは貴重な経験となりました。
・在宅医療と病院とのちがいに気付けた気がします。こちらの勝手な思い込みで患者さんにベストな環境を作ったつもりでも患者さんには患者さんの思いがある…私たちが困った患者さんだと思ってた患者さん自身が一番困ってたのかもしれないと反省しました。
・病気の状態だけではなく、家族や患者さんとのこれまでの生き方、関わり方、思いなど、人を診ていく難しさを感じました。
・色々な形で人それぞれ人生のしまう時間が違うという事を映画を通して改めて気付かされた気がします。
・在宅医療を学ぶ映画と思いきや、自宅で過ごしたい、家族と過ごしたいなど、いろいろな患者の思いとを見せられ、家で過ごすことがどういう事なのかを考えさせられた。
・医療側の生活しやすさと自宅で住み慣れた環境での本人の感じる過ごしやすさは必ずしも同じではない。
・在宅での生活、本人や家族にとってどういった生活が正解なのか考えさせられました。
・私自身、年齢もまあまあだから参考になりました。
・人生の最後を考えることができました。総社に生まれて、訪問看護の事よくわかり安心しました。
・自分も同じ様に親の介護をしてきたので、病人も大変ですが、介護している人の気持ちを少しでも軽くしてもらえたらと思います。

といろいろな感想をいただきました。

映画の予告編が、下記の公式WEBサイトから視聴ができます。
◆映画公式WEBサイト&SNS
 

お仕事説明会

また、上映会後は、多くの方が当クリニックの看護師からの仕事の内容についてもお聞きいただきありがとうございました。
クリニックのホームページを使い、簡単にですが、外来での看護師の役割、訪問診療での同行看護師についてお伝え出来たのでないかと思っています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
写真=落合由利子         
 
新型コロナウイルス感染症で蔓延状況で出席できなかった方もいると思います。
短い告知期間と広報媒体が主にSNSであったこと、感染対策のための人数制限などを考慮していたこと等、不備があったと覆いますが、
ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

この度の活動

この度の企画は、地域の皆さん(住民及び専門職の方も含め)との交流と在宅医療についての啓発活動に加え、
当院が現在募集している、医師・看護師・相談員(医療ソーシャルワーカー)の求人活動もかねていました。

☆訪問診療のご希望対して、スムーズに対応できるよう、一緒に外来診療、訪問診療を中心に当院の業務に取り組む、看護師、医師の求人に加えて、相談員(医療ソーシャルワーカー)の求人を求人情報のページに掲載しています。

https://asanoclinic.com/recruit.html

看護師求人ページ https://asanoclinic.com/recruit/nurse.html#rec_kangoshi
医師求人ページ  https://asanoclinic.com/recruit/doctor.html
相談員求人ページ https://asanoclinic.com/recruit/social-worker.html

直接当クリニックへお問い合わせください。心よりお待ちしています。よろしくお願い申し上げます。

 
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2022/09/06

見学・研修 (看護師)8月来院

病院に勤務されている看護師の方が当院に見学・研修に来院をされ、感想をいただきました。

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このたびは、お忙しい中1日見学の機会を設けていただきありがとうございました。

私は、現在急性期の病院で看護師をしています。病院は、患者さんにとっては非日常空間であり、「これはダメ」「これが病院のルール」だからと制限することも多くあります。患者さんにとって苦痛なことだとしても、入院している以上治療をするべき、患者さんのためだと行うことも多くあります。今回、疾患により看護や医療が必要な患者さんが在宅という日常で長く暮らしていくために、訪問診療や訪問看護をどのように利用し、また、看護師はどのように関わっているのか興味を持ち見学をさせていただきました。

高齢夫婦二人暮らしのお宅にお邪魔させていただいた時、「いつも不安。私は何もできていない。」と涙ぐまれる奥さんに、看護師さんが「よくされてますよ。いつも状態を電話してくれて、変わりないって言ってくださるから安心です。」と声かけをされていました。それを聞いて、安心された様子の奥さんが印象に残っています。住み慣れた家とはいえ在宅で二人暮らし、さらに介護が必要となると家族の負担は計り知れません。ですが、定期的に医師や看護師が訪問し状態をみて、変わりない、大丈夫だと言ってくれることで利用者さんや家族は安心して暮らしていけるのだなと感じました。

また、別の高齢夫婦二人暮らしのお宅では看護師が胃婁部のこよりの汚れ具合や、シーツの便汚染を見て介護者の負担に気づき、「ヘルパーの回数を増やしましょうか?」と声をかけていらっしゃいました。私は訪問時には何を観察してその言葉をかけたのか分からなかったのですが、後から相談員さんへの申し送りの時に、そうだったのかと気づきました。訪問は10分程度で、特に介護者の方もネガティブな発言はなかったのですが、利用者さんの取り巻く環境の変化をすぐに把握されていたのがすごいなと思いました。そして、把握するだけでなく改善策や提案をすぐに提示されていました。病院では看護師や介護士が行うことも、在宅では家族が行わなければならないことがたくさんあると思います。それが、暮らしであり生活である患者さんや家族にとって負担になれば、疲れや不満が溜まっていきます。ただ、週に1回・月に数回状態を見に行くだけではなく、1回の訪問で日頃の利用者さんや家族の生活を想像することが大切だなと感じました。

午後からの訪問では、介護者である娘さんが「おしっこの回数が少なくなってきたことが心配。」と先生に話されていました。病院ではアセスメントしすぐに補液が出るでしょう。しかし、先生は飲水量を把握し、残尿測定を行い「1日の飲む量が少ないわけではない。1日このくらい飲んでいたら、体の中で使われる量と汗などで出てくる量はこのくらいだからおしっことして出てくる量はこのくらい。だから問題ない。」と詳しく説明しておられ、家族も安心していました。病院では補液を続ければいいことですが、患者さんが退院後向かう場所は在宅や施設であり、生活があることを今回の見学で実感しました。

訪問すると、訪問看護の方やヘルパーさんと入れ違うこともありました。病院みたいに、利用者さんが目の届く場所にいるわけではないため、訪問診療だけでなく訪問看護、外来、デイサービス、ヘルパーなどあらゆる視点からみんなで網をはって患者・家族を見ていくことが大切であり、そのためには施設の垣根を越えて情報共有することが重要であると学びました。

今回の見学で、主体は利用者さんや家族であり、私たち医療者は意思を尊重しながら、医療や看護を提供し支えていくことが大切であると感じました。今回の見学で得た経験を活かし、今後も看護師として学びを深められるよう努力していきたいと思います。

お忙しい中、外来や訪問診療に同行させていただき、誠にありがとうございました。
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看護師募集中です。

訪問診療の依頼に対して、スムーズに対応するため、一緒に外来診療、訪問診療を中心に当院の業務を行う看護師の募集をしています。
当院のホームページの求人情報のページに掲載をしています。☞  https://asanoclinic.com/recruit.html

直接のお問い合わせを心よりお待ちしています。。よろしくお願い申し上げます。

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2022/09/01

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